転職する前にお金のことも視野に入れよう

 

こんにちは!ヴェルサスのブログ担当です。

皆さんが転職を検討する時、何を優先して考えますか?

職場環境、通いやすさ、給料など人それぞれでしょう。

その中でも、“お金”に関する不安を抱えている方が多いのではないでしょうか。

転職をする際、「本当に今の仕事を辞めてもいいのか」「次の良い仕事に出会えるのか」など、様々な悩み事が出てくるのは当然のことです。

今回の記事では、転職時のお金に関する問題についてご紹介していきます。

転職をする前に、しっかりとお金について考えておきましょう。

 

 

■転職すると年収はどうなる?

 

転職をして今の年収が下がることを心配している方も多いでしょう。

今の年収よりも下がることを危惧して、なかなか転職に踏み切れない方もいるかもしれません。

一般的に転職をすると年収は下がると言われており、多くの人が転職の際に今とは違った業界・業種を希望しているようです。

経験のない業界・業種へ転職するということは、未経験の扱いになるため、年収が下がるのは必然的と言えます。

しかし、転職前と同じ業界・職種を選ぶ場合は、年収が上がる可能性もあります。

そのため、年収を下げたくないという方は転職前と同じ業界・職種を選択すると良いでしょう。

また、転職をする際の賃金面の希望は、交渉を行うことが大切です。

内定が決まる前の2次面接以降のタイミングで交渉をしましょう。

この時、前職の待遇や自分が持っている資格やスキルを伝えて、常識的な範囲内で希望する金額を提示してください。

 

 

■転職活動をする時はこれだけ貯蓄しておこう!

 

はじめに、転職活動に必要な費用についてご紹介していきましょう。

 

 

・生活費

 

家賃や食費、光熱費などの生活費は、生活していく上では必ず発生する費用です。

1人暮らしをしている場合の1ヶ月の生活費は163,781円と言われています。

食費や光熱費を節約しても、家賃は必ず毎月同じ額がかかってきます。

 

 

・交通費

 

転職活動をする際にかかる交通費は、住んでいるところと希望する企業の距離によって変わってきます。

例えば、転職を機に上京や地元へのUターンを考えている場合は、新幹線などの費用や宿泊費などもかかります。

これらを配慮して考えると、10万円前後は必要になるでしょう。

 

 

・服飾類

 

転職活動に必要なスーツや靴、カバンなどを持っていない場合は服飾類にも費用がかかってきます。

新卒の就職活動で使用したリクルートスーツなら持っているという方が多いですが、転職活動には不向きと言われています。

そのため、ビジネス用のスーツや小物一式を揃えると5万円前後は必要になると考えておきましょう。

 

 

・税金

 

会社の給料から天引きされていた税金は、退職をした後は自分で支払う必要があります。

支払わなければいけない税金は、住民税や健康保険料です。

収入によって金額は変わってきますが、約3~4万円前後必要になると考えておきましょう。

 

転職をする際は、退職をする前に次の仕事を見つけるという方が多いようです。

しかし、退職をしてから転職先を探すという場合は、生活費と転職活動に必要な費用を貯蓄しておく必要があります。

転職活動は平均3ヶ月かかると言われており、退職する前の転職活動の場合は約40万円前後、退職をした後の転職活動の場合は70万前後かかるとしています。

そのため、仕事を辞める前と辞めた後の転職活動では、30万円前後の差額が出る可能性が高いです。

転職活動をする際は、必要になる額を頭に入れながら貯蓄状況を確認しておきましょう。

会社員が退職すると、雇用保険の失業給付を決まった期間受給することができます。

ただし、自己退職の場合は7日間の待機期間と2ヶ月~3ヶ月の給付制限期間が設けられているので、申請をしてからすぐにお金がもらえる訳ではありません。

申請から給付までは3~4ヶ月かかるということを頭に入れておきましょう。

失業給付を受け取るまで期間は、退職をする前の手取り月給3~4ヶ月以上の貯蓄がある状態であれば安心です。

 

 

■転職時に必要なお金の手続き

 

会社を退職してから、新しい転職先に就職できるまでは様々なお金に関する手続きが必要になります。

必要な手続きは以下の通りです。

 

 

・失業給付と再就職手当を受け取るための手続き

 

前の職場で発行される離職票を持って、ハローワークで手続きを行います。

失業給付を受け取るためには、受給資格を得て求職の申請を行い、求職活動をすることが前提になります。

失業給付の支給残日数が要件を満たしている場合は、転職先が決まると再就職手当が給付されます。

 

 

・年金や健康保険の切り替え手続き

 

退職から新しい転職先に就職するまでの期間が1日以上空く場合は、国民年金第1号被保険者へ変更する手続きが必要です。

期間が空くことなく就職をする場合は、転職先の会社が加入手続きを行ってくれます。

健康保険の場合も同様です。

1日以上の期間が空く場合は、国民健康保険の加入手続きを行うか、加入している健康保険の任意継続手続きをしましょう。

 

 

・確定申告

 

退職してから新しい転職先に就職するまでの期間に年をまたぐ場合は、前の職場での年末調整は受けることができません。

そのため、所得税の還付を受ける場合は、自分で確定申告を行う必要があります。

 

 

・財形貯蓄と確定拠出年金の引き継ぎ

 

前の職場の企業型確定拠出年金に関しては、次の職場にも制度がある場合は移換手続きをすることで引き継ぎできます。

反対に、転職先に制度がない場合は個人型確定拠出年金への資産移換と加入が可能です。

 

 

■スムーズに転職をするために

 

今回の記事では、転職時のお金に関する問題についてご紹介してきました。

転職をする際に最も気になるのは、転職後の賃金かもしれません。

しかし、転職活動には様々費用がかかってきます。

また、転職と共に行わなければいけない手続きも多くあります。

お金に関する内容をしっかりと頭に入れておかなければ、転職をする際やその後の生活に支障が出てきてしまいます。

ここで紹介した内容を意識しておくことで、転職活動をスムーズに進めることができるでしょう。

 

 

転職ではお金も必要です。

あらかじめ把握し、転職活動を行っていきましょう。

ヴェルサスでは、お仕事紹介やお仕事に関する相談にも乗っています。

転職を考えている方は、ぜひお気軽にヴェルサスまでお問合せください。