「寡婦」と「特別の寡婦」の違い

◎納税者自身が一般の寡婦であるときは、一定の金額の所得控除を受けることができます。

これを寡婦控除といいます。

 

意味をシッカリ理解し、正しい控除をバッチリ受けましょう◎

 

 

【寡婦】

寡婦とは受給者本人(女性)が、原則として

その年の12月31日の時点で次のいずれかに当てはまる人です。

 

◇夫と死別もしくは離別後婚姻をしていない人、または夫の生死が明らかでない人で、
扶養親族または生計を一にする子がいる人。
※この場合の子は、年間所得が38万円以下で

他の人の控除対象配偶者や扶養親族となっていない人

◇夫と死別後婚姻をしていない人、または夫の生死が明らかでない人で、
受給者本人の所得金額が500万円以下(給与の収入が6,888,889円以下)の人。
※この場合は扶養親族などの要件はありません。

 

【特別の寡婦】

特別の寡婦とは寡婦に該当する方で、

次の要件すべてを満たす人です。

◇夫と死別もしくは離別後婚姻をしていない人、または夫の生死が明らかでない人。
◇扶養親族である子がいる人。
◇受給者本人の所得金額が500万円以下であること。

 

【寡夫】

寡夫とは受給者本人(男性)が、原則としてその年の12月31日の時点で次の要件すべてを満たす人です。

◇妻と死別もしくは離別後婚姻をしていない人、または妻の生死が明らかでない人
◇生計を一にする子がいる人。
※この場合の子は、年間所得が38万円以下で、他の人の控除対象配偶者や扶養親族となっていない人
◇受給者本人の所得金額が500万円以下であること。