パートの志望動機を「家から近いから」にすると不採用になる?

 

こんにちは!ヴェルサスのブログ担当です。

パート先選びで重視する要素としては、「勤務時間」や「時給」などが挙げられます。

中には、「パート先までの距離」を重視する人もいるでしょう。

自宅からパート先までの距離が近いという事実は、採用する側にとってもメリットになると言われています。

しかし、家が近いからという理由で応募すると、不採用になってしまうのではないかと心配になるのではないでしょうか。

今回は、パート先が家から近いからという志望動機でも採用されるのか、より有利になる伝え方にはどのようなものがあるのかなどをご紹介します。

 

 

■志望動機「家から近いから」はアリかナシか

 

「家から近いから」という理由で希望のパート先を選んだ場合、本当のことだからとそのまま話してもよいのでしょうか。

一概にナシともアリとも言えないというのが実際のところでしょう。

パートの場合、「家から近いから」という志望理由は、パート先にとってもメリットになると言われています。

なぜなら、「通いやすい距離なら長く働いてくれる可能性が高い」「支給する交通費が安く済む」といったメリットがあるからです。

しかし、いくらパート先にとってメリットになるからといって、それだけを志望動機とする人に対して好印象を抱く人は少ないでしょう。

「家から近いから」を志望動機とするにしても、伝え方を工夫したり、他の理由も述べたりして、よりよい印象を与えるのがおすすめです。

 

 

■伝え方を工夫して好印象を与えよう

 

では、どのような伝え方であれば好印象を与えられるのでしょうか。

次の伝え方を参考にしてみてください。

 

 

・シフト変更に対応できる

 

家からパート先が近いと、通勤時間が短くなるため、急なシフト変更にも対応しやすいです。

例えば、他のスタッフが30分早く退勤することになった場合、30分早く出勤するといった働き方が可能になります。

人手が足りないと回らないパート先は特に、こういったポイントを魅力的に感じるでしょう。

これを強みとしてアピールする場合は、「電車やバスを使わないので、早朝や深夜も出勤しやすいです。急なシフト変更にもある程度対応可能です。」などと伝えるとよいです。

 

 

・利用者側としての意見を持っている

 

家から近いと、顧客として利用した経験があるというケースもあるでしょう。

その場合、利用者としての意見など、貴重な情報を提供できる可能性があります。

さらに、周辺に住んでいないスタッフと比べれば、地域の特性や地域に住む住民の嗜好を理解している人物として役に立てることもあります。

このように、よりよいサービスを提供するために必要な様々な視点を持つスタッフは、パート先にとって貴重な存在となることがあるのです。

「お客さん目線で考えた接客ができます」「この地域に長く住んでいるため、このエリアで人気のイベントなどを知っている」など、アピールの仕方は多岐にわたります。

 

 

・長期で働ける

 

家からパート先が近いと、家事や学業などと両立がしやすいため、働きやすく感じることが多いです。

働きやすいことは、長期的に働けるということにつながります。

人手不足が続く中、経験豊富なスタッフがいてくれると、それだけで心強さを感じるでしょう。

「通勤時間が短いことで、仕事と家事の両立が容易になり、より長く働けると考えております」といった伝え方がおすすめです。

 

 

・付加価値として利用する

 

家から近いという理由だけでは心もとないと感じる場合は、「スキルを活かせる」「希望職種だった」などの理由に「近所だから」を付加価値として伝えるとよいでしょう。

例えば、「前職で販売の仕事をしていて、スキルを活かせると考えました。家から近いため、無理なく勤められると思います」など、畳みかけるように伝えてみてください。

採用側は、経験者と家から近いという2つのメリットが感じられる上、しっかりと考えて希望していることが分かり、好印象を抱いてくれるはずです。

 

 

■近所に住んでいることが有利になるパート先の特徴

 

近所に住んでいるからといって、必ず採用してもらえるわけではありません。

しかし、次のようなパート先は、近所に住んでいることが有利になりやすいです。

 

 

・パート先が駅から遠い場所にある

 

店舗や事務所から駅まで距離がある場合、アクセスが悪いことから、人材が集まりにくい傾向にあります。

そういったパート先ではそもそも応募人数が少ないため、採用される可能性は比較的高いと言えるでしょう。

また、公共交通機関を利用して通勤する人は、台風や大雪で出勤できない可能性があります。

駅から遠い場所にあればなおさら、出勤人数が減ってしまうでしょう。

パート先が家から近ければ、自然災害などの影響も受けづらく、出勤してもらいやすいため、有利に働くと言えます。

 

 

・早朝や深夜も営業をしている

 

24時間営業のお店などは、早朝や深夜の人手不足に悩みがちです。

公共交通機関が動いていない時間帯ということもあり、なかなか人が集まらないのです。

パート先と自宅が近いと、公共交通機関が使えなくても出勤できるため、重宝される傾向にあります。

早朝や深夜の出勤も可能ということであれば、このような点もしっかりとアピールするとよいでしょう。

 

 

・個人で経営している

 

個人で経営しているお店などは、地域密着型をモットーとしているところが多いです。

そのため、地元の情報をよく知っている人を求めることもあります。

長年そこに住んでいれば、「地域の特性やニーズを知っているはず」と判断され、採用されやすくなると言えます。

近隣の情報に詳しいということをアピールし、より有利になるように伝えることが大切です。

 

 

 

今回は、パートの志望動機「家が近いから」はアリかナシか、どのように伝えればよいのかなどをご紹介しました。

近所に住んでいるからという志望動機が不採用につながることはほとんどありませんが、伝え方によってはあまりよい印象を与えられない可能性があります。

家が近いからという理由で応募した場合は、好印象を持ってもらえるような伝え方をすることが欠かせません。

ヴェルサスは、詳細な勤務地からパート先を探せる人材サービスです。

より多くの強みをアピールできるよう、自宅のすぐそばにあるパート先を見つけてみてください。