国内で転職しにくいのは本当?転職の考え方と今後の転職事情

 

こんにちは!ヴェルサスのブログ担当です。

転職希望者の間では、「日本は海外よりも転職しにくい」という声を耳にすることも多いです。

実は、日本と海外とでは転職に関する考え方が異なります。

今回は転職の考え方の違いや、気になる今後の転職事情、転職を成功させるためのポイントなどについてご紹介します。

転職を考えている方や、転職を成功させたい方はぜひ参考にしてみてください。

 

 

■転職の考え方は日本と海外で違う

 

まずは、日本と海外とで異なる転職の考え方を見ていきましょう。

日本では当たり前のことでも、海外では全く異なっている部分があります。

 

 

・海外では年功序列・終身雇用が一般的ではない

 

国内では、どの企業でも以前より年功序列や終身雇用が一般的となっていました。

年功序列は、勤続年数が長ければ長いほど昇給アップや昇格など、評価が高くなっていく仕組みを言います。

また、終身雇用は新卒で採用されてから、定年退職を迎えるまで同じ企業で働き続ける雇用形態となっています。

日本では、転職をすることなく1つの企業で働き続けることで、キャリア形成しやすく有利になるという考え方が根強いです。

しかし、海外ではそのような考えがない国も少なくありません。

むしろ、海外では幅広い仕事を経験する方が多く、転職するのが当たり前になっている所もたくさんあります。

 

 

・転職回数の多さは関係ない

 

転職の回数が多くなると、日本では企業側から「採用してもすぐに辞めてしまうのではないか」とマイナスなイメージとして捉えられてしまう傾向があります。

年功序列や終身雇用という文化が長く続いたことで、転職回数によって不利になるケースが多かったのです。

しかし、海外では転職を重ねてキャリアを形成していくのが一般的です。

仕事ができる人は他社から声がかかるケースも多く、給与や待遇面がより優れている所へと転職する人も多いのです。

会社に不満を抱いている場合もすぐに転職し、自分のやりたいことに向けて別な仕事に携わる人もいます。

そのため、海外では転職回数の多さは関係ないのが特徴です。

 

 

■中途採用に力を入れる企業も!今後の転職事情はどうなる?

 

国内では古くから年功序列や終身雇用が一般的でしたが、こうした制度は崩壊しつつあると言われています。

総務省統計局による令和2年2月の発表では、2019年の転職者数は351万人となっており、2010年以降では過去最多となっています。

海外に比べれば、1つの企業で長く働くという文化はまだまだ残っており、日本は勤続年数も長くなる傾向があるのも大きな特徴です。

しかし、近年は新卒で入社してから3年未満の求職者を対象とした「第二新卒」という枠組みでの採用に力を入れる企業が増えてきました。

 

また、新型コロナウイルスが国内で蔓延し、コロナ禍での働き方を考える人も増加しました。

コロナ禍をうけ、社会全体が足踏み状態になったことで、自分の働き方や会社の方針などと向き合い、転職に踏み切る人が増えていったと考えられています。

こうした背景から、中途採用に力を入れる企業も増えてきているのです。

中でも、コロナ禍が影響し、物販系のEC業界や物流業界をはじめ、医療業界、衛生用品業界などの需要は高くなっています。

また、リモートワークの増加や自粛時の娯楽を楽しむ方が増えたことで、動画配信やオンラインゲームといったエンタメ業界も人気を集めています。

特にデジタル化は今後も伸び続ける可能性が高く、新卒・中途に関わらず積極採用を行う可能性が高いです。

 

 

■転職を成功させるためのポイントとは

 

最後に、国内で転職を成功させるためのポイントをご紹介します。

 

 

・自分のスキルやキャリアプランを考える

 

様々な業界がある中、企業によって必要とされるスキルは異なります。

同じ業界への転職を考えている場合、自分がこれまで経験してきたスキルや経験が活かせる可能性もあるでしょう。

もちろん、同じ業界ではなかったとしても、自分のスキルが活かせる場はたくさんあります。

自分のスキルとキャリアプランを考えた時に、自分の目標を達成するための計画を立てていきましょう。

本当に自分がやりたいことは何なのか、これまでのスキルを活かして活躍できるかどうかをよく考えてから転職すれば、目標を達成できずに再び転職をすることになるのを避けられます。

 

 

・転職しやすい時期を狙う

 

中途採用の求人数は、2月~3月、また8月~9月に多くなる傾向があります。

そのため、転職をするならこの時期を狙えば、より多くの求人の中から自分に合った所を探すことができます。

第二新卒の場合は、4月を狙うのもおすすめです。

この時期は、求人数は少ないものの、新規プロジェクトを進めるための人員確保や必要に迫られた人材を確保する企業も多くなります。

 

 

・資格取得やスクールに通う

 

業務に役立つ資格を取得したり、その業界に特化した学習をしたりすることで、転職が有利になる場合も多いです。

特にこれまでに携わったことのない業界を視野も入れている場合は、事前に業務スキルを磨き、資格を取得していなければ経験のあるライバルとの差が大きくなってしまう可能性もあります。

未経験であっても、転職を成功させるために学習し努力してきたことがわかれば、企業側からも好印象を抱かれるでしょう。

中途採用では即戦力になる人材を求めているケースが多いので、事前準備を欠かさずに行うことが大切です。

 

 

・転職エージェントを利用する

 

転職エージェントは、様々な求人の中から一人ひとりに合ったものを提案してくれます。

転職を成功させるには、自分に合った転職先を見つけることが大きな鍵となります。

そのためには、プロのキャリアアドバイザーと相談し、自分に合った企業の提案やアドバイスをもらうのも非常に有効です。

キャリアプランを一緒に考えてくれる所や、面接対策を行ってくれるなど、サポート体制が充実した所も多いです。

転職を検討していて、自分に合う会社がわからないという方は、転職エージェントを利用してみましょう。

 

 

日本と海外とでは、年功序列や終身雇用の文化や転職回数の関係などで、転職の考え方が大きく異なります。

しかし、近年はコロナ禍も相まって中途採用に力を入れている企業も増えつつあります。

ヴェルサスでは、幅広い業界の求人情報を掲載しています。

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