新卒1年目の転職が厳しい理由と、それでも転職をおすすめするケースとは?

 

こんにちは!ヴェルサスのブログ担当です。

新卒で入社したばかりでも、入社前とのギャップや会社に対する不安・不満など、様々な理由から転職を考える方もいるでしょう。

しかし、新卒1年目での転職はリスクを伴うことが多いため、慎重に検討する必要があります。

そこで今回は、新卒1年目での転職が厳しいとされる理由や、新卒1年目でも転職に踏み切って良いケースと再検討すべきケースについて解説していきます。

新卒1年目での転職に不安を感じている方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

 

■新卒1年目の転職が厳しい理由

 

まずは、新卒1年目での転職が厳しいとされる理由からみていきましょう。

大きな理由として挙げられるのは、以下の3点です。

 

 

・アピールできるほどの実績がないから

 

新卒1年目では、企業にアピールできるほどの実績がないため、第二新卒者と比べて不利になります。

学生時代に取り組んだ実績や保有する専門的な資格があれば別ですが、特筆すべきアピールポイントがない場合、スキルや仕事の経験面において勝負できる要素がありません。

そのため、新卒1年目での転職を成功させたい場合は、スキルや経験をカバーできるようなアピール方法の工夫が重要となります。

 

 

・採用担当者にネガティブな印象を持たれやすいから

 

企業の採用担当者が新卒1年目の転職者に抱く印象は、決してポジティブとは言えません。

中には、「成長意欲が旺盛」と評価する担当者もいるでしょうが、多くは「忍耐力が足りない」「継続力がない」というようにマイナスな評価をします。

新卒1年目でもポジティブな印象を与えるためには、採用担当者が納得できるだけの転職理由が必要です。

 

 

・納得のいく転職理由を提示しにくいから

 

新卒1年目で転職を決意した理由の中には、「仕事内容が合わない」「やりがいを感じない」といった声もよく聞かれます。

しかし、社会人経験自体が初めての新卒1年目の人にとって、これは当然のことと言えますが採用担当者を納得させる理由にはあたりません。

それどころか、転職してもまた同じような理由ですぐ辞めるのではないかという不信感を与えてしまいます。

 

 

■新卒1年目でも転職に踏み切って良いケース

 

上記で紹介したような理由から、新卒1年目での転職はなかなかハードルが高い傾向にあります。

しかし、以下のケースに該当する場合は、新卒1年目でも転職に踏み切って良いでしょう。

 

 

・人間関係や労働環境が悪い

 

パワハラやセクハラ、いじめなどが横行していたり、給与の未払いや過度の長時間労働を強いられていたりする場合は、早めに転職することをおすすめします。

身体的・精神的に影響をきたせば、回復に時間がかかることもあります。

もし法令違反が多いようであれば、労働基準監督署へ相談することも検討しましょう。

 

 

・会社の経営状態や将来性に不安がある

 

経営状態の悪化により、労働環境が悪くなっている可能性もあります。

社会人経験の少ない新卒1年目の社員が、会社の経営状態を正確に把握することは難しいかもしれませんが、「経費が捻出できない」「給与が未払いになっている」といった場合は、速やかに転職すべきと言えます。

 

 

・社風が合わない

 

社風とは、その会社の習慣や価値観、仕事に対する姿勢など、働く人が感じる会社の雰囲気を指します。

会社のホームページやブログなどから、社風を窺い知れる場合もありますが、入社前に完全に見極めるのは難しく、実際にある程度の期間その環境に身を置くことでしかわからない風土もあります。

例えば、実力に基づいて評価すると紹介されていたのに、実際は年功序列であったとなど、自分の志向に明らかにそぐわない場合は、転職を検討しましょう。

 

・全く違う職種を希望している

 

現職の仕事をしている中で、全く違う職種に興味が湧いたり、やりたい職種が変わったりすることも珍しくありません。

その場合も、転職を検討するのがおすすめです。

明確なキャリアビジョンがあっての転職ならば、退職理由として採用担当者にも納得されやすいです。

 

 

■新卒1年目の転職を再検討すべきケース

 

上記とは反対に、新卒1年目での転職を考え直した方が良いケースもあります。

 

 

・入社から半年未満

 

入社から半年未満の場合は、企業側にネガティブな印象を与える可能性が高いため、転職は控えるべきです。

入社して数ヶ月間は、研修期間が設けられているのが一般的で、その会社で働く上での基礎や基本を教わります。

そのため、入社して半年にも満たないうちの転職となれば、転職を検討するだけの経験がなく、採用担当者が納得いくような転職理由を提示できません。

ただし、あまりにも耐えがたい状況がある場合は、入社から半年未満での転職でも問題ありません。

 

・思うような成果が出ない

 

成果が出るまでの早さは人によって異なるため、新卒1年目で思うような成果が出ないからといって転職を検討するのは時期尚早です。

採用担当者に忍耐力がないと判断されるリスクもあります。

転職を検討する前に、自身の仕事の進め方を振り返ったり、先輩や上司にアドバイスを求めたりすることで、打開策が見えてくるかもしれません。

 

・やりたい仕事を任せてもらえない

 

やりたい仕事を任せてもらえないことでの転職は、状況によって判断が異なります。

例えば、入社前に聞いていた仕事内容と異なる仕事を任されたり、全く違う部署に配属されてしまったりという場合は、十分な転職動機となります。

しかし、「今の仕事よりも何となくあの仕事の方がやりたい」といった動機では転職活動でも高いモチベーションを維持することは難しいです。

どうしてもやりがいを感じられない場合は、上司に希望する部署に異動できないか相談してみましょう。

 

 

 

新卒1年目での転職が成功するかどうかは、転職動機がキーポイントになります。

そもそも社会経験が少ないうちは、漠然とした不安や不満を感じるのも仕方ないと言えます。

もし、転職動機が新卒1年目での転職を再検討すべきケースに当てはまるようであれば、まずは、今の職場で自身の仕事の進め方や向き合う姿勢を見直したり、先輩や上司に相談したりしてみましょう。

何か現状を打開する案が、見えてくるかもしれません。

また、新卒1年目での転職に踏み切って良いケースに当てはまる場合でも、採用担当者に退職理由をそのまま伝えるのではなく、できるだけポジティブに伝える工夫が必要です。

ヴェルサスでは、経験豊富なキャリアアドバイザーが、様々な観点から転職活動をサポートしていますので、新卒1年目での転職に不安を感じている方もぜひお気軽にご相談ください。