正社員が不足!?人手不足に陥っている企業に転職するメリットとは

 

こんにちは!ヴェルサスのブログ担当です。

以前から人材不足が懸念されている業種は多いですが、最近ではパートやアルバイトなど非正社員だけでなく正社員の人手不足も増加し、深刻な状況に陥っています。

そこで今回は、人手不足な業種について解説するとともに、人手の足りていない業種に転職するメリットについてもご紹介していきます。

現在転職を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

 

 

 

■人手不足が深刻な業種1位は飲食業

 

非正社員の人手不足割合を業種別に見てみると、1位は飲食店、2位は旅館・ホテル、そして3位は人材派遣・紹介業という結果でした。
その後、4位に各種商品小売り、5位に飲食料品小売りと続きます。

※出典:帝国データバンク

 

1位の飲食店はコロナの影響を受けたこともありますが、全業種の中で唯一人手不足割合が70%を超えています。

2020年の16.4%から大幅に増加しており、深刻な状況であることがわかります。

人手不足は全国各地で問題となっていますが、特に地方はその影響が大きいと言われているのです。

その原因は、主に少子高齢化が進んだこと、若者が都市圏に流出していること、資金力が十分ではなく人件費にかけられる費用が少ないことなどが挙げられます。

また、価値観が多様化しワークライフバランスを重視する人が増えたことで、「低賃金」「長時間労働」など悪いイメージのつきやすい業種では離職率が高いことも関係しています。

 

 

 

■人手不足はなぜ問題なのか

 

人手不足は企業の経営に影響を及ぼします。

ここでは、人手不足になることで考えられるデメリットをご紹介します。

 

 

・職場環境が悪化する

 

人手が足りなくなることで残業時間が増え、休日も減少します。

すると、従業員の仕事への意欲ややりがいの低下につながるでしょう。

職場環境が悪化すると辞める従業員が増え、残った人への負担が増えるという悪循環が発生し、さらに離職者が出る恐れがあります。

また、「サービス残業が多い」「休みがない」など企業への悪評にもつながり、新たな人材確保に支障をきたす可能性も高いです。

 

 

・売上の減少

 

人手が足りなくなると十分なサービスが提供できず、質が低下するだけでなく生産性も落ちて売上の減少につながります。

この状態が続いてしまうと、最悪の場合倒産・廃業の危機に陥る可能性があります。

 

 

・人材育成の危機

 

業務に追われ、人材の育成に手が回らなくなると、優秀な人材が育ちません。

すると、新たな商品やサービスの開発もできず、事業縮小に追い込まれる可能性があります。

 

 

■人材が不足しているのは非正社員だけじゃない!正社員の人手不足割合

 

非正社員の人手不足が深刻な業種では飲食業がトップでしたが、正社員では1位が情報サービス業、2位がメンテナンス・警備・検査業、3位が建設業という結果でした。

※出典:帝国データバンク

 

1位の情報サービス業では、慢性的な人材不足が続いていることが影響していると考えられます。

需要が高いのに技術者の数が間に合っていない状況です。

また、建設業でも仕事はあるものの、人手不足によってなかなか利益につながらないという声も多くみられます。

 

では、人材不足の企業はどのような手立てを講じているのでしょうか?

企業の動向を見てみると、2022年度に2%以上の賃上げを実施した人手不足の企業は40%を超えており、全体を5%近く上回っています。

また、2%未満の賃上げを行った企業は30%超えており、合わせると人手不足の企業で7割以上が賃上げを実施していることになります。

一方で、賃金据え置きあるいは引き下げや分からないと答えた企業は、いずれも全体を下回る結果が出ていました。

人材不足の企業のうち、約2/3が今後賃上げすることを考えていることからも、賃上げに向けた動きがよりいっそう加速するのではないかと考えられます。

 

 

 

■人手不足の業種に転職するメリット

 

人手不足に陥っている業種の現状についてご紹介しましたが、こうした業種に転職するとどのようなメリットを得られるのでしょうか?

ここからは、人手不足の業種に転職するメリットについて解説していきます。

 

 

・賃上げしている企業が多い

 

人手不足の業種は、「休みが取りにくそう」「給料が低そう」など悪いイメージが先行しがちです。

しかし、上記でもご紹介したように人手不足の企業の7割超が賃金アップを実施しています。

また、働きやすい環境を整えようと働き方改革を行っている企業も増えています。

 

 

・経験者は優遇されやすい

 

人手不足の業種では、即戦力になる経験者は非常にありがたい存在です。

そのため、給与面など条件面で優遇されやすいというメリットがあります。

また、人手不足であるということは、ライバルも少ないため、人材豊富な職種に比べて出世もしやすいでしょう。

人手不足だからといって将来性がないというわけではないことを覚えておきましょう。

 

 

・未経験でも採用されやすい

 

一般的に新卒でもなければ未経験職種に挑戦するのはハードルが高く感じてしまいます。

しかし、人手不足な業種では、経験者が優遇されやすい面はあるものの、とにかく働き手を求めているため、未経験でも採用されやすいです。

「今までと違う仕事に挑戦したい」「未経験だけど転職したい」と考えている方にとって、人手不足な業種は魅力的です。

 

 

・責任ある仕事が任されやすい

 

人手不足の業種では、1人に任される仕事量や権限が比較的多いです。

色んな業務を担当できるため、「キャリアアップしたい」「責任ある仕事をしたい」と考える方におすすめです。

 

 

 

人手不足は企業にとっては深刻な問題の1つです。

最近ではコロナ禍の影響を受け、人手不足に陥っている企業も少なくありません。

しかし、裏を返せば人手不足の業種であれば正社員として働ける可能性が高まります。

さらに、人手不足の業種では未経験でも採用されやすかったり、賃金アップをしていたりするなど働きやすい環境を整えているため、社員側にとってはメリットも多いです。

転職先を選ぶ際は人手不足の業界だからと敬遠するのではなく、きちんと企業の状況を踏まえた上で選ぶことも大切です。

ヴェルサスでは、幅広い業種のお仕事をはじめ、ご希望に沿った雇用形態のお仕事を紹介しています。

転職を検討中の方は、ぜひ一度ヴェルサスまでご相談ください。