こんにちは!ヴェルサスのブログ担当です。
大卒と高卒では、給与の差があるということをご存知の人は多いでしょう。
しかし、実際にどのくらいの差があるのかまで分からないという人も少なくないはずです。
そこで今回は、大卒と高卒の年収や初任給に違いが生じる理由、高卒でも年収1,000円以上を可能にする方法について解説していきます。
■高卒と大卒の年収
はじめに、高卒と大卒の年収からみていきましょう。
・年収
高卒の年収は、200万円ほどが平均となっています。
男性は202万円ほど、女性は197万円ほどが平均です。
大卒の年収は、252万円ほどが平均となっています。
男性は255万円ほど、女性は248万円ほどが平均です。
これは初年度の年収ですが、高卒と大卒だと50万円ほどの差が生じることが分かります。
男性の方が女性よりも高いという点は、高卒と大卒の両方に言える共通点です。
・年収の推移
年収は年齢とともにアップするのが一般的です。
高卒の場合は、20代が331万円ほど、30代が406万円ほど、40代が473万円ほどというのが平均的な数字となっています。
大卒の場合は、20代が375万円ほど、30代が533万円ほど、40代が677万円ほどというのが平均的な数字です。
20代のうちはそこまで大きな差がありませんが、年齢を重ねるごとに年収の差が大きくなっていくことがわかるでしょう。
■高卒と大卒の初任給に違いが生じる理由
高卒と大卒で同じような仕事をしていたとしても、初任給に差があります。
なぜ違いが生じるのでしょうか?
続いては、その理由についてみていきましょう。
・学歴を重視する傾向が残っている
高卒よりも大卒の方が高学歴となり、それだけ努力しているとみなされることが多いです。
勉強をしっかりとしていて、大学に入学するための努力を怠らなかったと認識されます。
目標に向かって努力して取り組むことは、仕事でも重要な要素になります。
それもあり、学歴が高い人は意欲が高い人材だと評価する会社が多くなっているのです。
そしてその結果、給与に反映されていきます。
高卒でも大卒に負けないくらい意欲がある人ももちろんいますが、大卒と比べると実績がありません。
どれほど意欲が高いか判断する指標がないため、大卒と比べると給与や年収は低くなってしまいます。
・学歴の高さが能力の高さだと判断される
大学に進学できるということは、それだけ能力が高いと判断する要素にもなります。
中途採用の場合は、これまでの職歴や実績などからどれほどの能力を持っているか判断できます。
しかし新卒だと、そのような判断材料がほとんどありません。
そのため、高卒なのか、大卒なのか、という学歴が主要な判断基準になるケースも珍しくないのです。
また高卒は、その人の能力を判断するための偏差値が大卒と比べるとはっきりしていません。
求めている成果を本当に発揮してくれるか、社会経験が乏しいから大卒よりも指導しなければいけないことがたくさんあるのではないか、といった点も給与を低く設定する理由として挙げられます。
高卒で就職するのが悪いことというわけではありません。
しかし、大卒と比較してしまうと待遇面で劣ってしまうケースが多いです。
それは学校を卒業までに培ってきた経験や身に付けたスキルの差を表しているので、ある意味仕方ないことだと言えるでしょう。
■方法次第では年収1,000円以上も可能
高卒は大卒と比べると年収が低くなる傾向があります。
一般的に考えるとそうですが、方法によっては1,000万円以上の年収を実現可能となります。
最後に、どうすれば1,000万円以上の年収を手にできるのかみていきましょう。
・実力主義の会社で働く
年収を高めたいなら、実力主義の会社に就職または転職するのがおすすめです。
学歴不問で実力主義の会社であれば、不利になる可能性がかなり低くなります。
小売業などでは、勤務している人が大卒や大学中退、専門学校卒、高卒などバラバラであるケースも珍しくありません。
学歴よりもその人の人間性や適正、職歴、持っているスキルなどを重視するからです。
高卒だけど上司となり、大卒の部下を持つこともあります。
実績をしっかりと積んでいけば、高卒の社員でも昇進や昇格が可能となっています。
インセンティブ制度が導入されている会社なら、努力に応じて収入を高くできるので高卒でもやりがいを感じられる可能性が高まるでしょう。
インセンティブ制度を取り入れている会社では、成果が給与やボーナスに反映されたり、表彰されたりするからです。
・単純労働ではない仕事をする
マニュアルに沿ってやれば誰でもできるような単純労働は、特別なスキルや知識がなかったとしても可能です。
そのため、長期的なキャリア形成を考えた時には向いてないと言えます。
単純労働な仕事も、世の中にとって必要な仕事なので悪いわけではありません。
しかし、将来的なことを考えると単純労働よりもスキルや知識を身に付け、それを活かせる仕事についた方が自分のためになると考えられます。
営業職であれば、身に付けた知識やスキルを転職先でも活かせる可能性が高いため、転職しやすいというのが良い例でしょう。
・平均年収が高い業界に転職する
高卒で年収を高めたいなら、平均年収が高い業界に転職するのもおすすめです。
年収が高い業界の一例がインフラ業界です。
インフラ業界は、高卒の人もたくさん就職し、活躍しています。
サービス業界は、高卒でも就職しやすい業界の1つですが、年収は他と比べると低水準です。
つまり、年収アップを目指すならサービス業界は避けた方が良いでしょう。
ただし、平均年収が高い業界には理由があることも忘れてはいけません。
拘束時間が他と比べると長い、厳しいノルマがある、試験をクリアしないと給与が上がらないといったケースもあります。
それでは思っていたような結果を手にできなくなってしまうので、就職や転職をする前に企業や業界のリサーチをしっかりと行わなければいけません。
学歴の差は収入の差を生む要因になります。
大学まで進学して学んでいる分、差が出るのは仕方ないことです。
しかし、最後に紹介したような方法を取り入れれば、高卒でも1,000万円以上の年収を期待できるケースもあります。
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