派遣社員が正社員を断る理由とは?

 

こんにちは!ヴェルサスのブログ担当です。

派遣先で正社員化の誘いを受けたことはありますか?

正社員には多くのメリットがありますが、派遣社員にも様々なメリットがあるため、正社員化を断る人も多いです。

割合としては約80%の人が正社員化の誘いを断っているという事実もあります。

しかし、なぜメリットの多い正社員を断ってまで多くの人が派遣社員にこだわるのでしょうか。

ここでは、派遣社員が正社員を断る理由や派遣社員のメリット・デメリットなどをご紹介します。

正社員の誘いを受けるか迷っているという方や、派遣社員に興味がある方はぜひ最後までご覧ください。

 

 

■派遣社員はなぜ正社員になりたがらないのか

 

まずは、派遣社員が正社員を断る理由について見ていきましょう。

 

〇人間関係に関する不安

派遣社員を希望している人の中には、人間関係が苦手な人も多いです。

正社員になってしまうと、仕事だけでなく人間関係にも注力しなければならないと考えるのかもしれません。

派遣社員でもある程度のコミュニケーションは必要になりますが、人間関係に苦手意識を持っている方にとってはハードルが高いのです。

 

〇負担が増えるから

正社員になると勤務時間や日数、休暇などの融通が利かなくなりがちです。

また、残業などが増えることも正社員になりたがらない理由の1つになります。

負担や責任が増えると、これまで出せていた力が十分に発揮できなくなる可能性も懸念してしまうのです。

 

〇派遣先に不満があるから

派遣先に不満がある場合に正社員を断る人も多いです。

派遣会社への連絡や転職活動はかなりの労力を必要とするため、やむを得ず働き続けている可能性があるのです。

 

〇他に働きたい業種や業界があるから

派遣先で働きながら、本来働きたい業種や業界への転職を目指している人もいます。

正社員になってしまうと自分が働きたいと考えている職に就けないため、正社員を断ることがあるのです。

 

 

■派遣社員と正社員の働き方を比べると?

 

次に、派遣社員と正社員の働き方の違いについて解説します。

 

〇勤務日数や勤務時間について

派遣社員は正社員と比べて、残業が少なかったり急な休みが取りやすかったりします。

一般的に正社員は決められた勤務日数や時間で働きますが、派遣社員であれば比較的自由に働き方を決められるのです。

 

〇知識や経験について

正社員は多くのスキルや経験を身に付けられますが、派遣社員は専門的な知識を学べる場面が少ないです。

多様な経験を積みたいという場合は、正社員の方が良いでしょう。

もちろん派遣社員であれば、時間の融通が利く分勉強時間の確保ができるため、知識やスキルアップは可能です。

 

〇人間関係について

社内でのコミュニケーションはもちろん、飲み会などの社外で行われる行事を大切にしている企業もあります。

派遣社員であればそのような飲み会も比較的断りやすいと感じている人が多いです。

派遣社員は正社員と比べると自分の好きな人間関係だけに集中できると言えるでしょう。

 

 

■派遣社員のメリットとデメリット

 

正社員化の誘いを断るほどのメリットには、どのようなことが挙げられるのでしょうか。

ここからは、派遣社員のメリット・デメリットについてご紹介します。

 

〇メリット

 

・好きな時間に働ける

先ほどもご紹介した通り、派遣社員は比較的自由に勤務時間や日数を決められることが多いです。

勉強の時間を確保するために派遣社員を選ぶ人だけでなく、育児や介護のために派遣社員を選択している人もいます。

時間を確保しやすいだけでなく、ストレスフリーな働き方ができるのもメリットです。

 

・勤務地が選べる

派遣社員は好きな時間に働けるというメリットに加え、好きな場所で働けるというメリットもあります。

正社員になると転勤を言い渡された場合に拒否できないことが多く、知らない土地への移動を余儀なくされます。

派遣社員は勤務地を自由に選べる上、そのような心配がありません。

 

・未経験でも働ける

専門的な知識や経験を必要としない派遣先が多いため、興味がある職種を気軽に経験できるのも派遣社員のメリットと言えます。

とにかく今すぐ働きたいという場合、少しでも興味がある業種や職種に就けるのも魅力です。

 

・責任が小さい

緊急時に休日出勤を余儀なくされる正社員と比べて、派遣社員はそのようなことが一切ないため責任が小さいと言えます。

自分に部下ができることもないため、他人の行動を気にする必要もありません。

もちろんある程度の責任は伴いますが、やるべきことをやっていればその責任を全うしたことになるのです。

 

 

〇デメリット

 

・同じ部署で働けるのは最長でも3年間だけ

派遣社員は雇用期間が決まっていることがほとんどである上に、更新が続いた場合でも3年以上同じ部署で働くことができません。

もしその派遣先を気に入った場合でも、3年が経てば働く部署が変わってしまうのです。

もちろん雇用期間を終えてすぐに新しい仕事が見つかるとは限らないため、その間の収入はゼロになってしまいます。

これが派遣社員は不安定だと言われる理由の1つです。

 

・手当や福利厚生が手薄

雇用保険や社会保険を受けられる場合もありますが、派遣社員は基本的に手当や福利厚生が手薄です。

育休や産休も取得しづらいため、不安を多く抱えることになるのもデメリットだと言えるでしょう。

 

・年齢を重ねると仕事がなくなる

派遣社員は契約期間が終わると新たな仕事を探す必要があります。

しかし、40歳近くなると派遣会社から紹介される仕事が減少してしまうのです。

もちろん専門的な知識や経験、活かせるスキルなどがあれば問題ないことがほとんどですが、そのような武器がない場合は仕事が見つからない可能性が高くなります。

年齢を重ねて将来に不安を感じ始めたタイミングで正社員化の誘いを受けた場合は、正社員になることも検討すると良いでしょう。

 

・年収が低い

派遣社員の特徴として、正社員よりもかなり年収が低いという点が挙げられます。

人によってはかなりのデメリットになるため、貯蓄を増やしたい人は工夫をしていかなければなりません。

さらに良い条件の派遣先を紹介してもらうために、スキルアップはもちろん、資格の取得などを並行して行っておくのがおすすめです。

 

 

■自分に合った派遣先を見つけよう

 

派遣社員は正社員に比べて働き方を自由に設定できるため、正社員を断る人も多いです。

しかし、年齢を重ねるごとに仕事の紹介が減ってしまうため、将来に不安を感じてしまうこともあります。

派遣社員でも将来のことを考えながら行動していくことで、そのような不安を解消していくことができるはずです。

正社員化に興味を持った方は自分に合った派遣先を見つけ、誘いを受けられるようスキルアップに励んでみてください。

ヴェルサスでは、自分に合った派遣先を見つけることができます。

派遣社員に興味がある方は、ぜひヴェルサスまでお気軽にお問い合わせください。