転職して年収を上げるコツとは?

 

こんにちは!ヴェルサスのブログ担当です。

収入をアップさせたい気持ちから転職を考える一方、転職したけど本当に年収がアップできるのか、このまま働き続けた方が早く年収が上がるのではないかなど不安な気持ちを抱えることもあるでしょう。

そこで転職して年収を上げるコツや、年収がアップしやすい業種などを紹介していきます。

 

 

■年齢別の転職率

 

年齢別の転職率はどのようになっているのでしょうか?

厚生労働省によって発表されている「令和2年上半期雇用動向調査結果の概要」では、男性20~24歳の転職入職率が7.7%、女性20~24歳の転職入職率が9.6%です。

男性は徐々に転職入職率が低くなっていき、35~39歳は4.3%、40~44歳は4.0%、45~49歳では2.3%になります。

女性は30~34歳で5.1%まで落ちますが、40~44歳で6.5%まで上がり、45~49歳で5.5%になって以降、低くなっていきました。

男性は20~24歳で大きく上昇してから下がり、60~64歳で20~24歳の数値に近い6.6%にまで上がります。

つまり25~29歳までにピークを迎え、その後定年を迎える60~64歳までは転職せずに地道に働いている人が多いことが分かります。

一方の女性は19歳以下で9.5%、20~24歳で9.6%と高くなっていますが、30~34歳で5.1%まで減少し、40~44歳で6.5%まで上昇するもののまた緩やかに下がっていきました。

結婚や出産などのライフイベントと関わりがあり、このタイミングで正社員からパートなどへ移行した人もいると予想されます。

 

 

■年収がアップしやすい業界

 

年齢別の転職率では、年齢と性別によって転職のタイミングや違いがあることが分かりました。

この結果にはライフイベントも多く関係していて、子どもの年齢や進学のタイミングで転職をし、年収アップに繋げている人もいます。

しかし、転職で全員年収がアップするわけではなく、年収がアップしやすい業界というものが存在します。

令和2年賃金構造基本統計調査では、男性では「金融業、保険業」、「教育、学習支援業」の順で給料が高くなっています。

女性では「情報通信業」、「教育、学習支援業」の順に高くなっています。

この結果から業界によって年収アップしやすい職種があること、転職の際には今よりも年収の高い業界を選ぶことが必要です。

 

 

■転職で年収がアップする人の特徴

 

年収の高い業界への転職は、年収の大幅なアップが期待できますが、必ず他の業界に転職できる保証はありません。

転職で年収がアップする人には、いくつかの特徴があります。

ここでは、転職を成功させて年収アップが期待できる人の特徴についてご紹介します。

 

○20代後半から30代前半の転職者

 

新卒から入社して一定のキャリアが身に付き、社会人経験もある程度理解してきた年代が20代後半から30代前半です。

まだ成長の余地があって意欲も高い世代であり、企業も今後の成長に期待しているため、積極的にこの世代を採用しているところもあります。

企業側も成長に期待しているため、経験年数によっては年収アップが早くなったり高くなったりします。

 

○経験者であること

 

転職前も同じ業界や関連する業務を行っていた場合、今までの知識や経験、能力があると判断されます。

さらに転職後の仕事ぶりによっては、想定したよりも早く年収アップする可能性が高いです。

管理職やリーダーになることで、さらなる年収アップも期待できます。

 

○実力や実績を評価する企業を選ぶ

 

高いスキルを身に付けていたとしても、社風が年功序列制度を取り入れている場合、年収アップするのはある程度の年齢に達してからになります。

また中途採用などで社歴が浅くなれば、どんなに高い実力やスキルを身に付けていたとしても評価されないケースもあります。

実力や実績を評価する企業を選ぶことで、評価によって給与や年収が決まります。

実力主義なので仕事に対しての評価が年収という形で分かりやすく、やる気にも繋がってきます。

 

○水準の高い企業や業界を選ぶ

 

各業界によって、給与や年収の水準がある程度決まっています。

業界そのものの給与や年収の水準が低ければ、同じ業界に転職しても今までより高い年収になるのは難しいです。

業界の相場は、個人の経験やスキルだけでは大幅に変えることはできないので、水準の高い企業や業界を選ぶようにしましょう。

多くの企業が社員への給与を算定するために、給与規定というものを取り入れています。

給与規定は勤続年数や役職で差が生じてしまいますが、基本的な給与がどれくらいなのか判断できます。

給与規定で今よりも水準の高い会社を選ぶと年収アップが期待できます。

 

○給与以外の部分も確認する

 

年収アップにばかり気にしてしまいがちですが、基本給以外にも手当や福利厚生もチェックしておきましょう。

基本給は高くなくても役職手当や家族手当、家賃手当などの名目で手当があれば給与から充てる金額が減少します。

また資格が必要な職種なら、資格の多さで手当を増やせる可能性があります。

転職前に基本給以外にどのような手当があるか、手当はどれくらいもらえるのかを把握しておくとよいです。

 

○年収アップについて確認しておく

 

面接時に、年収アップの条件や期間について確認しておきましょう。

入社前に年収について質問しにくいかもしれませんが、どれくらいのペースで昇格できるのかを知っておけば入社してからのギャップも防げます。

経験やスキルをアピールして年収交渉すると、記載されているより年収が高くなる可能性があります。

業界にもよりますが、企業がどのような取り組みをしているのか、どのような人が年収アップしたのかを知ることで、入社後のビジョンも理解しやすくなります。

 

 

■スキルを活かせる企業を選ぼう

 

年収アップのために転職を希望する人もいますが、業界によって年収の相場があります。

今よりも年収が高い業界へ転職するのがベストですが、やみくもに転職しただけでは意味がありません。

今までのスキルや経験を活かしながら、能力が発揮できる職種や業界を選ぶようにしましょう。

自分にどのような職種が適しているのか、また年収の高い業界を知りたいと悩んでいるならヴェルサスへお気軽にご相談ください。

適した転職先を見つけるだけでなく、転職後にスキルアップできる業界なども提案させていただきます。