こんにちは!ヴェルサスのブログ担当です。
派遣として長く働いていたり成果を上げていたりすると、正社員にならないかと声がかかる場合もあります。
しかし、派遣と正社員の違いを詳しく理解していないと、簡単にOKすることはできません。
そこで今回は、派遣と正社員の違いについて詳しくご紹介していきます。
■派遣と正社員の違いとは?
派遣社員と正社員の違いを一言でいうと、その会社の社員であるかどうかです。
派遣社員は人材派遣会社との雇用契約となりますが、正社員だと会社に直接雇われる形になります。
雇用主が変わることでどんな違いが見られるのでしょうか?
・給与
派遣と正社員では給与形態が異なるため、もらえる給与にも違いが出てきます。
派遣社員は時給制でしたが、正社員になると月給制です。
月給制は基本給というベースから様々な手当てが加算され、社会保険料を差し引かれた分が給与として支給されます。
手当の中には残業手当、時間外手当、役職手当、家族手当、住宅手当、通勤手当などがあり、たくさん手当が出る方は給料にも期待できるでしょう。
働いた分だけ稼げるというわけではありませんが、派遣のように休みが多くなって給与が減るという心配がありません。
また、昇給・昇格をすることが多いのも正社員の魅力です。
基本給のベースが高くなっていき、勤続年数が増えたり、上の役職につけばどんどん給与額も上がったりします。
・勤務時間や休日・転勤
正社員の勤務時間は基本的に8時間労働となります。
労働者の希望に沿って勤務時間を選べる派遣とは違い、8時間の労働が必要になってくるのが難点です。
また、時間内に仕事が終わらなければ残業もしなければなりません。
正社員は週休2日制が一般的です。
企業によっては週休1日という場合もあるため注意が必要です。
派遣の場合、休日をライフスタイルに合わせて得られますが、正社員になるとそう簡単にはいきません。
当然、様々な休みの希望を受け入れてくれる会社はあります。
しかし、休日に関しては基本的に派遣社員の方が融通は利きやすいことを覚えておいてください。
さらに、正社員だと遠方への出張や転勤をする可能性が出てきます。
・仕事内容
仕事内容に関しては派遣と正社員の両者で大きな違いはそれほどありません。
与えられた仕事をこなす点は一緒なので、既に派遣として企業の業務内容を把握している人は問題に感じることはありません。
しかし、正社員になると今まで担当してきた仕事の他に、様々な業務が割り振られることもあります。
雑務が増えることもあるので大変に感じるかもしれません。
また、正社員で役職が上がればそれに応じて仕事内容が変わったり、やるべきことが増えたりします。
その分給与に反映される仕組みとなっているので、やりがいも感じられるでしょう。
実力主義の正社員になれば、より成果を出すことを意識して働けるようになるはずです。
・福利厚生
派遣社員でも様々な福利厚生を受けられますが、正社員になるとより充実した福利厚生になるのが一般的です。
社会保険はもちろん、有給や産前産後休暇といった様々な休暇制度や施設の利用割引など、あらゆる福利厚生をプライベートで活用できます。
時期によっては休日の取得がうまくいかないこともありますが、こうした福利厚生が正社員として働くことの嬉しいポイントになっています。
・契約期間
正社員は派遣のように2年、3年といった短い契約期間にはなっていません。
無期雇用と呼ばれる定年までの勤務となるため、勤務の契約を更新する必要がないのです。
また、余程の理由がなければ会社をクビにされることもないので、正社員は安定して働き続けられます。
■正社員として働くのが適している人の特徴
派遣として働き続けるべきかそれとも正社員になるかで迷っている人も多いです。
派遣がいいか、正社員がいいかは人によって異なります。
まずは正社員に適している人の特徴をご紹介していきます。
・同じ会社で長く働きたい人
派遣の仕事を続けてきて、再度同じ企業に派遣されることを希望する人は多くいます。
その会社で働き続けたい場合は正社員として働いた方が良いです。
働きやすい職場環境で定年まで仕事が続けられます。
また正社員という会社に直接雇われる形になり、大きな理由がなければクビを言いわたされることもありません。
・安定した収入にしたい人
正社員は長く働けば働くほど給与の面が期待できます。
派遣で働いていた時以上に安定した収入を得られるので、同じ会社が長期的に働きたいと考えているならば正社員になることをおすすめします。
休みを増やした数だけ収入に反映されてしまう派遣は、月によって収入がバラバラです。
長期間安定した収入を得たい人にも魅力となります。
・キャリアアップしたい人
派遣から正社員になるということはキャリアアップに成功したと言っても過言ではありません。
給与アップだけでなく、正社員にしか任せられない仕事は多くあります。
責任ある仕事をこなし、様々な経験を得ることが正社員には可能です。
さらに、キャリアアップを目指す人のために、企業ではあらゆる資格取得支援制度や研修も行っています。
管理職など上の役職を目指すなら、正社員になることは必須です。
■派遣社員として働くのが適している人に特徴
続いて、派遣が適している人の特徴もご紹介します。
・プライベートの時間を大事にしている人
派遣として働いていると残業を強いられることはほぼありません。
正社員になると繁忙期であれば残業が当たり前で、仕事がそんなにたくさん残っていなくても少し帰りにくいと感じてしまうケースもあります。
しっかりプライベートの時間を確保したい人は、派遣社員として働くのがおすすめです。
・色んな業種の仕事をしたい人
今の仕事が本当に自分に適しているか分からない人は派遣として働いてみてください。
正社員になると簡単に転職できない状況となってしまうかもしれません。
特に異業種へ転職する人は一からキャリアを形成しなければならず、自分で専門知識を学習したり、資格を取得したりしなければなりません。
こうした機会を作れない方は、派遣を通して様々な仕事を体験した後、正社員の枠に応募するのがおすすめです。
■派遣を続けるべきか正社員になるかはその人次第!
派遣として働き慣れている方は、正社員の仕事や責任を重く感じてしまうかもしれません。
しかし正社員には給与アップや福利厚生が充実し、無期雇用といったように様々なメリットがあります。
一方で働く時間や休日に関することで派遣よりも融通が利きにくいといった難点もあります。
どちらが良いと思うかはその人次第です。
派遣社員として働くか、正社員になるか迷っている方は、ヴェルサスにご相談ください。
一人ひとり何を重視しているのか丁寧にヒアリングした上で、最適な働き方をご提案いたします。