こんにちは!ヴェルサスのブログ担当です。
人生100年時代、アクティブシニアと呼ばれるように、元気なシニアが増えています。退職後に新たな仕事を見つけて生き生きと働く人も多くなりました。シニアの方の仕事探しの方法や、やりがいのある仕事に就く方法について解説します。
いま、シニア世代の働き方とは?
〇今の会社で長く働く
定年後も今の会社で働き続けたいという人には、定年後再雇用制度があります。一度退職した会社に再度雇用してもらう仕組みで、高齢者雇用安定法でルールが規定されています。
この法律によれば、定年を設ける場合は60歳以上にしなければならず、定年を65歳未満にしている会社は①65歳まで引き上げる②定年を廃止する③65歳まで継続雇用する、のいずれかが義務づけられます。
③の代表が再雇用制度であり、全労働者が対象で、労働者から申し出があれば、会社は応じなければなりません。
〇新たな就職先を見つける
長年勤めた会社は退職して、新しい環境で働くことを選択する人もいます。一般的に、高齢者になってからの転職は待遇面で劣りがちですが、中には高待遇で迎えられる人も。
シニア層向けの求人サイトも増えつつあり、会員登録は無料です。自分で検索するほか、新着求人通知などを利用することで、効率よく仕事を探せます。
人材紹介会社を使うという方法もあります。人材会社を使うメリットは、専任コンサルタントがついて、これまでのキャリアを考慮したうえで、適切なマッチングを行ってくれることです。履歴書や職務経歴書の書き方、面接の受け方なども丁寧に指導してくれるので、シニアでも安心して就活できます。
〇シルバー人材センターを利用する
地域のシルバー人材センターを利用することでも仕事が探せます。
公益社団法人全国シルバー人材センター事業協会が運営しており、全国の自治体に設置されています。紹介される仕事は、家事援助や、子どもの送迎、草取りや障子張りなどの軽作業・大工仕事、簡単なパソコン仕事などです。日常的なちょっとした仕事が多いので、高い報酬を期待するのは難しいかもしれません。
〇好きなことで自由に働く
シニアになると自由に働きたいという希望を持つ人が増えます。現役時代に趣味でやっていたことを定年後に本格的に始めて仕事にする人も。「趣味と実益を兼ねる」という働き方です。
〇起業する
現役時代に身につけたスキルや資格、コネクションを活かして、事業を立ち上げる人もいます。キャリアとスキルを活かしてコンサルタントになったり、副業でコツコツやっていたことで会社を作ったり、60代になってから事業で成功した人も少なくありません。
シニア世代の働き方の特徴
〇収入よりもやりがいが大事
若い頃は家族を養うために収入は重要な条件でした。しかし、子どもも成人し、住宅ローンもひと段落したシニア世代にとって、収入はさほど重要なファクターではありません。それよりも、多少収入が減っても「やりがいを感じるか」「満足度が高いか」が大事で、収入は一定程度あればよいと考える人が多いです。
〇やりたい仕事を選ぶ
現役時代は待遇や条件優先で仕事を選んでいたので、第二の人生では本当にやりたい仕事を選びたいと考える人が多くなっています。
〇自宅近くで働く
遠距離通勤していた人のなかには、満員電車はもうコリゴリという人も。できるだけ通勤ストレスの少ない地元で働きたいという人が増えています。
〇体力的にきつくない仕事を選ぶ
若い頃に比べると体力が落ちているので、体力的に無理のない仕事をしたいと考えるのがシニアの傾向です。
〇ライフスタイル重視
ゆっくり余暇を楽しめるのがシニア世代。家族で過ごす時間や自分のやりたいことを大切にするために、定時に帰れる仕事や短時間勤務の仕事を選ぶ傾向があります。
上手な仕事の探しかたとおすすめの仕事
〇雇用形態にこだわらない
定年後世代は、正社員で働こうと思うと選択肢がかなり狭くなってしまいます。働き続けることを重視するなら、雇用形態や給与・待遇にこだわらず、契約社員や派遣社員、嘱託社員、パート・アルバイトなども視野に入れることでチャンスが増えます。
〇いろいろな方法を試す
求人情報を探す際は、いろいろな方法を駆使すべきです。ハローワークや求人サイト、人材紹介会社に登録するなど、あらゆる可能性を試しましょう。地域の求人はタウン誌などのフリーペーパーや施設の掲示板に掲載されていることも多いので要チェックです。
〇知人に声をかける
知人からの紹介というのが多いのもシニアの就職の特徴です。公募されていない良い仕事が見つかる可能性があります。
〇経験が活かせる仕事を探す
シニアにあって若手にないのはキャリアと経験。まったく新しいことを始めるよりも、これまでのキャリアと経験を活かした再就職の方がスムーズですし、求人もシニア向けはキャリアと経験を求める案件が多いです。介護職や作業系の仕事は、未経験者可の仕事もあります。
〇譲れない条件を決めておく
会社とのマッチングを成功させるためには、どうしても譲れない条件を明確にしておくことが重要です。何を重視して働くのか、就活前にしっかり考えておきましょう。
〇現役時代に準備を進めておく
退職してから急に次の仕事を探しても、すぐに良い仕事が見つかるとは限りません。現役時代に会社に勤めながら退職後のプランを立て、副業したり、資格を取ったり、コネクションを作ったりしておくことで第二の人生にスムーズに移行できます。
シニア世代におすすめの仕事
〇オフィスワーク
体力的に楽な仕事を選ぶなら、オフィスでできる仕事がおすすめです。経理や人事、総務のデスクワークならシニアでも無理なくこなせます。
〇工場の軽作業
コツコツできる仕事を選ぶなら、工場の生産ラインでの組立、梱包、発送、検品作業など、軽作業系の仕事がおすすめです。
〇販売、サービス
人と接するのが苦手でなければ、スーパーなど店舗の販売スタッフ、コンビニ・ファストフードの店員などがおすすめです。立ち仕事が多いですが、適度に体を動かすことができるので健康管理にもなります。
〇清掃、警備、管理人
体を動かす仕事がしたいなら、ビルやマンションの管理人、警備員などがおすすめです。深夜勤務や休日出勤などがあるケースもあるので、事前に確認しておきましょう。
〇介護・福祉
体力に自信があるなら、介護・福祉の仕事がおすすめです。求人が多く、初心者からでも取り組みやすいです。
◯在宅ワーク
自宅でできる仕事を探すなら、クラウドソーシングサイトなどを利用した在宅ワークがおすすめです。インターネットで受発注から報酬受け取りまで完結できます。女性の場合は自宅でのコールセンター業務なども人気です。
まとめ
シニアとはいえ、まだまだ元気な世代。仕事をすることで社会とのつながりを保ち、心身ともに元気に過ごすことができます。
ある意味、若い世代よりも自由に働けるのがメリットでもあります。視野を広くもって探せば、きっと自分らしく働ける仕事が見つかるはずです。
ヴェルサスでもシニアの方にご紹介できるお仕事がありますので、お気軽にご相談ください!