生活に欠かすことができない水道ですが、飲料として使っている人は少ないです。
特に都会に行くと水を処理した際に残るカルキが気になって飲まないという方も多いでしょう。
そんな時に便利なのがミネラルウォーターです。
ミネラルウォーターはカルキ臭もしないため、非常に飲みやすく料理にも使いやすいというメリットがあります。
そこで今回は、ミネラルウォーターの製造工場で働く場合、どのような業務が行われているのか、どんな人に向いているのかをご紹介していきます。
■自然豊かな環境に作られることが多い製造工場
ミネラルウォーターの製造工場では、商品そのものとなる良質な水がある場所の近くに工場が建っている場合が多いです。
例えば山の麓や湖の近くなどに建てられています。
採水からすぐに製造作業に移れるようにするため、自然豊かな環境に作られることが多いと考えられます。
また、採水地点から工場が遠くなってしまうと品質に問題が生じてしまったり、新鮮なミネラルウォーターを提供できなくなってしまうというデメリットも挙げられます。
■ミネラルウォーターの製造工程
一見、ミネラルウォーターならそのまま綺麗な水を充填するだけで良いのでは？と思われるかもしれませんが、様々な工程を経て出荷されます。
まずは採水です。
採水地点から原水を汲み、工場へと運ばれます。
次に除菌・殺菌工程に入ります。
自然のままの原水には様々な菌が含まれているため、そのまま出荷することができません。
ですから除菌・殺菌工程をしっかり行ってから次の工程に移ることができます。
工場によって方法は異なりますが、ほとんどが「ろ過除菌」もしくは「加熱殺菌」となります。
ろ過除菌では採水されてからろ過フィルターを何度も通すことで綺麗な水だけを残します。
加熱殺菌ではろ過除菌された水を120℃に加熱することで殺菌していくのです。
続いて充填工程に入ります。
ペットボトルなどの容器に充填機を用いて充填していきます。
充填されたペットボトルは機械による検査と人間による検査を行うことで、より安全性の高いミネラルウォーターが製造できるのです。
■ミネラルウォーターの工場に向いている人とは
ミネラルウォーターの工場では、初めて工場勤務を希望する方でも働きやすい職場と言えます。
ろ過や充填などは全て機械が行ってくれるので、基本的な作業としては出荷作業もしくは機械のチェック作業、検品作業となります。
出荷作業ではフォークリフトの免許を持っていると活躍が期待できるでしょう。
ただし、衛生面に関して多くの規則があります。
不特定多数の人の口に入るものを作っているということを意識し、衛生面に気を付けることが大切です。
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