弁当工場では、揚げ物や副菜を作ったり、作ったおかずを弁当容器に詰めたりと様々な事を行います。
サラダや麺類など食品を作るだけではなく、作る際に使う調味料の保存や下ごしらえ、異物がないか等のチェックも各工場で行い、丹精込めて作ったお弁当は、スーパーやコンビニなどに並べられ、様々な人たちに食べてもらう事になります。
食卓に「美味しい」の笑顔を届ける仕事でもあります。
■弁当工場での仕事内容とは
従事する場所にもよりますが、口に入る仕事なので数々の衛生チャックをクリアしなければ仕事が進める事が出来ません。
体調だけでなく、手洗いうがいはもちろんの事、粘着ローラーを使って作業着に着いた髪の毛やホコリ等を完全に取り除いてから、様々な作業を行っていきます。
そして、一般的な流れとしては入荷した材料の保存・異物チェック、魚や肉の下ごしらえ、お米の炊飯、おかずの調理、作った物の冷却、盛り付け、検品・出荷作業の順で進んで行きます。
その他にも、使った器具などの洗浄や消毒などの作業もあり、衛生管理に徹底した仕事となっています。
また、多くの場合がベルトコンベアで手作業での流れ作業となる為、同じ事を繰り返し行う事が多いでしょう。
調理の際には、オーブンや油の温度や時間、見栄えなど細かく記したマニュアルに沿って作業を行っていくので、難しい作業はありませんが、早さが求められ、チームワークが大切になってきます。
コツコツと集中して物事を行う事が好きな方には向いている職業と言えるでしょう。
■弁当工場の仕事に就くには
様々な地域に弁当工場があります。
特に資格など必要としないですが、調理師免許を持っていると、おかずを調理するラインに従事する場合には優位になるかもしれません。
ですが、盛り付けなどの場合は特に資格等は必要無いでしょう。
おせちや節分、クリスマスなど季節によって違う商品を作ったりと、季節の移り変わりも感じる事が出来る他に、生産変動があるので、年末年始などの繁忙期には人員の募集などが行われる事が多くなります。
食品の作り方がわかるので、料理のレパートリーが増え、家庭でも取り入れる事が出来ると主婦の方にも人気の職種です。
ですが、食品を取り扱うので衛生管理には最も気をつけなければいけません。
食の安全には世間の目が厳しくなってきているので、必ず意識をしながら作業を行う事が大切です。
厳しい衛生管理に守られながら、安全に仕事を進められます。
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