■製氷工場ではどのような作業があるの?
氷が作られる過程は大まかに言うと6個に分けられます。
まず、氷の原料ともなる水を「ろ過」する作業から始めます。
塩素や鉄分など不純物を取り除く事で、純水が出来上がるのです。
純水が出来たら、氷を作る為の大きな容器に「注水」します。
容器に関しては、缶の場合が多く-10℃前後の冷たさのプールに入れて冷却していくのです。
冷却の際には「かくはん」が大切です。
空気を送り込む事で純水をかくはんさせ、冷却するのです。
周りの部分から凍り始めて、中央には不純物が溜まっていきます。
その不純物を取る事で、綺麗な氷が出来るのです。
そして、凍った氷を「脱氷」させます。
脱氷は、氷を空気に触れさせた後に脱氷用のプールに入れ、抜きとります。
その後、-10度前後の貯氷庫の中に移されて保存します。
常に同じ温度でないと、氷にヒビなどが発生してしまいます。
最後に、丸鋸などを使って加工しやすい大きさに「切り出し作業」を行えば完成です。
この作業を行う事で、綺麗な氷が出来上がるのです。
■切り出し後には様々な用途に使えるように加工する
氷には様々な種類があります。
その用途によって、加工していくのです。
「食用氷」は、飲み物などに使われる事が多く、飲食店などでも利用される他に、スーパーなどでも袋に入って販売されています。
食用氷の中でも、四角い氷だけではなく丸型であったり、クラッシュアイスなどバラバラな大きさの氷など、色々な種類があります。
「角氷」は、氷彫刻に使われたり夏の風物詩のカキ氷などに使われる氷です。
人工雪などでも利用される氷です。
一緒にドライアイスを作っている工場もあるでしょう。
■氷を作るだけが仕事ではない
製氷工場は、氷を作るだけが仕事ではありません。
様々な製品にするまでには、ライン作業を行う事になります。
氷に不純物が混じっていないかなどの検査も必要ですし、氷を梱包する作業もあります。
梱包に関しては機械で行われたり、手作業で行うものなど工場によって様々です。
トラックへの積み込観作業や配送まで行う工場もありますので、自分が就きたい内容かしっかりと確認する必要があります。
■製氷工場で働く前に知っておくと便利なこと
氷を作る過程はライン作業なので、資格なども必要なく未経験者でも働く事が可能です。
ですが、積み込みをする際には重い氷を持ち上げる事もあります。
なので、体力に自信のある方が望ましいでしょう。
また、氷を扱うので仕事場では寒さ対策が必要になるでしょう。
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