こんにちは!ヴェルサスのブログ担当です。
新しい職場で働くことを考えた際、履歴書を作成することになりますが、前職を辞めてからしばらく経っていると「空白期間(ブランク期間)」が生まれてしまいます。
空白期間は人によって理由が異なるものの、いずれにせよ働いていない期間となるため、企業からは悪い印象を持たれてしまうのでは?と考える人も多いでしょう。
そこで今回は、空白期間がある場合に履歴書を書く際のポイントを解説します。
悪い印象を与えかねないNG行為などもまとめて解説しているので、気になる方はぜひ参考にしてください。
■空白期間(ブランク期間)は採用で不利になる?
履歴書の「学歴・職歴」の部分に空白期間があると、面接担当者はブランクを取った理由やその時の過ごし方について聞くことがあります。
これは応募者が仕事に対してどのようなスタンスを持っているのか、即戦力として活躍できる人材かを見極めようとしています。
基本的に1~3ヶ月程度の空白期間であれば、質問をされるケースもほとんどありませんが、半年以上の空白期間があると質問するケースが多いようです。
では、半年以上の空白期間があるから採用で不利に働いてしまうかというと、そのようなことはありません。
回答の仕方によってはプラスの評価を受ける場合もありますし、逆にマイナスの評価を受けてしまう可能性もあります。
例えば前職と異なる業界に挑戦しようと思い、空白期間を使ってその業界で活躍できる資格を取得した場合、仕事に対して向上心を持っていることが伝わります。
逆に「何もしていなかった」と回答してしまうと、成長意欲がなく積極性に欠けていると判断される可能性が高いです。
また、業界や職種によって若干印象が異なる部分もあります。
例えばIT業界は技術の進歩が早いことから、半年以上の空白期間があると情報収集ができていないのではないかという懸念につながる恐れがあるでしょう。
■空白期間(ブランク期間)がある場合の履歴書を書くポイント
空白期間がある場合、履歴書はどのように作成すれば良いのでしょうか?
ここでは、状況ごとの履歴書の書き方を紹介します。
・病気やケガで療養していた場合
病気やケガを理由に前職を辞め、しばらく療養していた場合、具体的な病名を書く必要はないものの、療養した期間と共に現在はすでに完治または回復している旨を記載することが大切です。
職歴欄に書く場合は、「令和○年○月~令和○年○月 療養期間」と記し、下の欄や備考欄などに「現在は完治しており、健康状態に問題なく就労可能です」と一言添えておきましょう。
現在回復していることを伝えないと、採用担当者は本当に採用しても大丈夫か不安を抱いてしまいます。
・転職活動が長引いてしまった場合
前職を辞めてから転職活動を開始したものの、なかなか転職先が見つからず長引いてしまった場合、アルバイトなどをしていなかったのであれば、職歴にわざわざ理由を書く必要はありません。
面接で聞かれた際も転職活動をしていた旨を伝えることで、採用担当者の不安も解消できます。
ただし、転職活動が長引いた理由がネガティブなものだと、悪い印象を与えてしまう可能性があります。
「慎重に自分に合う職場を探していた」「未経験の業界・職種へのキャリアチェンジを目指していた」など、ポジティブな理由を伝えるようにしましょう。
・介護や子育てが理由の場合
前職を介護や子育てなどの家庭の事情を理由に辞め、しばらく空白期間がある場合、前職を辞めた理由と現在は働ける状態になったことを記入しましょう。
例えば出産に伴い前職を辞めた場合、「令和○年○月 株式会社○○ 出産に伴い退職」と記入し、その下の欄または備考欄に「現在は保育園の入園が決まったため、問題なく働けます」と書きます。
・休暇を取っていた場合
空白期間中、特に何もしていなかった場合、そのまま理由を伝えてしまうとマイナスなイメージを与えてしまうことになります。
ただし、何もしていないのに「資格取得に向けて勉強していました」などと嘘をついてしまうと、後から発覚した際に問題となる恐れがあります。
そのため、何もしていなかった場合でもダラダラ過ごしていた印象を避けるために、キャリアの振り返りや自分自身を見つめ直すなど、キャリアプランの再構築に時間を使っていたと伝えるようにしましょう。
この内容についてわざわざ職歴欄に書く必要はありませんが、面接の際にしっかりと応えられるように準備をしておくことが大切です。
■悪い印象を与えてしまうNG行為
履歴書に記入した空白期間(ブランク期間)について聞かれる場合もありますが、書き方や答え方によってプラスの評価をもらうこともできます。
逆に、悪い印象を与えてしまう可能性もあるため注意が必要です。
ここで、悪い印象につながりやすいNG行為について解説します。
・経歴詐称や虚偽の記載
空白期間を隠そうとして前職の在職期間を長く書いたり、実際には働いていない企業で勤務経験があると書いたりすると、経歴詐称と判断されます。
経歴詐称は雇用保険の加入履歴や年金記録などで後からバレてしまうことも多く、発覚した際には内定の取り消しや解雇される可能性が高いです。
また、解雇に至らなかったとしても同じ職場で働く人たちから「経歴詐称をした人」という目で見られてしまい、信頼関係を構築できなくなってしまいます。
・ネガティブな理由を詳しく伝えてしまう
空白期間がある理由がネガティブなものだったとしても、言葉をポジティブなものに変換することで印象は変わってきます。
しかし、いくらやむを得ない事情だったとしても、ネガティブな理由をそのまま詳しく伝えてしまうと採用担当者からは悪い印象を持たれてしまいがちです。
例えば前職でパワハラを受けており療養期間としてブランクがある場合、詳細に事実を伝えようとするのではなく、現在は問題が解決しており、仕事に対して前向きであることを重点的に伝えた方が印象は良くなります。
空白期間がある場合、履歴書はどう書けばいいかポイントなどを紹介してきました。
空白期間があると応募しても採用されないのではないかと不安に感じてしまうかもしれませんが、ポジティブな言葉に置き換えて伝えることで採用される可能性も高まります。
伝え方に気を付けつつ、しっかりと空白期間の理由を書くようにしましょう。
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