ブラック派遣に要注意!見分けるポイント&登録解除をするための方法を解説

 

こんにちは!ヴェルサスのブログ担当です。

派遣会社と一口に言っても、業種に特化していたり充実したサポートを提供していたりするなど、その種類は多岐にわたります。

しかし、中には「ブラック派遣」と呼ばれる派遣会社が存在するのも事実です。

では、ブラック派遣に登録しないようにするためには、その特徴や見分けるポイントを押さえておく必要があります。

そこで今回は、ブラック派遣の特徴と見分けるポイント、万が一登録してしまった場合に登録解除をするための方法についてご紹介します。

 

 

■ブラック派遣の特徴

 

ブラック派遣は、主に登録した派遣社員を軽視し、不誠実な対応をしている派遣会社を指します。

ここで、ブラック派遣会社に共通する特徴を解説しましょう。

 

 

・社会保険への加入を拒否する

 

所定労働時間が一定以上になるなど、条件を満たしていれば派遣社員でも社会保険・雇用保険に加入することは可能です。

しかし、ブラック派遣会社は加入できる条件を満たしている場合でも、拒否する可能性があります。

なぜなら社会保険に加入する人が増えると、会社の負担が大きくなってしまうためです。

そのため、「手取りが減るから」などと理由をつけて社会保険に加入させないようにしてきます。

 

 

・給与支払いが不透明、遅れることが多い

 

給与支払いが毎月バラバラだったり、いつも手取りが少ないと感じたりする場合は、ブラック派遣会社の可能性があります。

契約書どおりに働いていても、給料の支払いが遅延する場合もあります。

 

 

・求人情報と実態が異なっている

 

「未経験歓迎」「高時給」などと求人情報に書かれていたのに、実際に登録して働いてみると謳い文句とはかけ離れている場合も少なくありません。

ブラック派遣会社は求人情報に魅力的な言葉を並べることで、派遣登録者を増やそうとします。

派遣会社は、派遣先企業の業務内容と労働条件などを労働者に明示することが法律で定められているため、もし求人情報と実態が異なっていた場合は法律違反となります。

 

 

・相談しているのに対応してくれない

 

派遣社員が派遣先でトラブルを抱えてしまうことも少なくありません。

そのような場合は派遣会社に相談することで、すぐに対応してもらうことができます。

しかし、ブラック派遣会社の場合は派遣社員がトラブルを抱えていたとしても、「仕方ないことだから」「あなたがもっと頑張れば大丈夫」などと言って取り合ってもらえないケースも多いです。

 

 

・登録しているのに仕事を紹介してくれない

 

派遣会社に登録したにも関わらず、いつまで経っても仕事を紹介してもらえないというケースもあります。

これは、派遣先の企業が派遣会社に依頼して営業実績を作ったり、求人数の水増しをしたりするためだけに登録者を集めているためです。

 

 

■ブラック派遣かどうか見分けるポイント

 

ブラック派遣かどうかを見分けるためには、以下のポイントをチェックしてみてください。

 

 

・人材派遣業の許可を受けているか

 

派遣会社は人材派遣事業を提供する際に許可を受ける必要があります。

人材派遣事業の許可を受けた企業は許可番号をWebサイトなどに提示しているので、許可番号があるかチェックしてみましょう。

もし許可番号がなければ悪質なブラック派遣会社である可能性が高まります。

 

 

・過去に行政処分を受けているか

 

企業名で検索すると、過去に行政処分を受けているかどうか確認することも可能です。

派遣会社が行政処分を受ける理由として、社会保険に加入させていないことが判明したケースや二重派遣を行っていたケース、残業代が未払いだったケースなどもあります。

過去に行政処分を受けた企業は同じことを繰り返す可能性もあるため、十分に注意が必要です。

 

 

・怪しい求人情報は出ていないか

 

求人情報の中でも長期間掲載されている求人や、仕事内容について詳細が書かれていない求人、他の派遣会社求人と比較した際に条件があまりにも良すぎる求人などを出している場合、ブラック派遣会社の可能性があります。

ただし、本当に条件が良すぎる求人が掲載されている可能性もあります。

そのため、条件が良い理由や長期間求人が掲載され続けている理由などが明確であれば問題ありません。

 

 

・派遣会社の営業担当者やコーディネーターの態度はどうか

 

派遣会社に登録する際に、まずは営業担当者やコーディネーターと直接対面で打ち合わせを行うことも少なくありません。

この時、営業担当者やコーディネーターの態度をチェックしてみましょう。

もし対応が悪かった場合は、求人の穴埋め要員としか考えていない可能性が高いです。

 

 

■ブラック派遣の登録を解除するための方法

 

派遣会社に登録して、後からブラック派遣だったことに気付く場合もあるでしょう。

ブラック派遣会社に登録してしまった際には、派遣登録を解除するのがおすすめです。

派遣登録を解除するには、電話やメールなどを使って解除する旨を伝えます。

解除について問い合わせると、なぜ登録を解除したいのか理由を聞かれることも多いです。

理由は何でも良いですが、嘘をつくとバレてしまう可能性もあるため注意してください。

また、ブラック派遣会社から引き止められる可能性もあります。

もし引き止められたとしても、きっぱりとすぐに断るようにしましょう。

それでも登録が解除できない場合には、労働基準監督署や労働相談情報センターに相談するという方法もあります。

労働基準監督署は、賃金や勤務時間、休日休暇についてなど、労働基準法に関連するトラブルに対応してもらえます。

また、労働相談情報センターでは労働に関するあらゆる相談に乗ってもらえるので便利です。

労働相談情報センターに関しては、各都道府県で名称が異なっているので調べる際は注意してください。

 

 

今回は、ブラック派遣会社の特徴や見分けるポイント、登録を解除するための方法についてご紹介しました。

今回ご紹介したブラック派遣会社の特徴を知っておけば、事前にブラック派遣会社への登録を回避することも可能です。

万が一ブラック派遣会社に登録してしまった場合でも、登録を解除することは可能ですし、登録解除が難しい状況にある場合は、労働基準監督署や労働相談情報センターに相談するのがおすすめです。

ブラック派遣会社に登録しないためにも、見分けるポイントを押さえて自分に合った派遣会社を見つけてみてください。

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