すぐにでも仕事を辞めたい!派遣やパートは即日退職できる?

 

こんにちは!ヴェルサスのブログ担当です。

職場で働き始めたばかりでも、「すぐにでも仕事を辞めたい」と感じる人も中にはいます。

実際に退職をするとなると、最低でも1ヶ月前から準備をした方が良いと言われることが多いですが、派遣社員やアルバイト・パートが即日退職することは可能なのでしょうか?

そこで今回は、すぐにでも仕事を辞めたいと感じてしまう理由から、雇用形態別の即日退職について、即日退職をするのに必要なことをご紹介します。

 

 

■すぐにでも仕事を辞めたいと感じてしまう理由

 

すぐにでも仕事を辞めたいと感じてしまう理由として、以下の項目が挙げられます。

 

・人間関係がうまくいかなそう

・職場の環境や雰囲気に馴染めなさそう

・応募情報と実際の給料や仕事内容などに違いがある

・応募後から働くまでに体調不良になった

 

働き始めてからそれほど時間が経っていないため、想定される部分が多くなりますが、人間関係や職場の環境、雰囲気について不安を抱き、別のところで働きたいと感じる人もいるでしょう。

また、アルバイトやパートによく見られる理由として、応募情報と実際の給料や仕事内容などに違いが見られるケースもあります。

例えば仕事内容が屋内での作業だったので応募したら、それ以外に屋外で作業する必要もあったなどです。

また、応募から働くまでに少し期間が空いている場合、その間に体調を崩してしまい思うように出社できなくなるケースもあるでしょう。

 

 

■即日退職は可能?雇用形態別で異なる条件とは

 

即日退職が認められるかどうかは、雇用形態によって条件が違ってきます。

今回は、主に派遣社員とアルバイト・パートで即日退職をするための条件をご紹介しましょう。

 

 

【派遣社員】

 

派遣社員は雇用期間の定めがあるかないかによって、即日退職の条件が違ってきます。

無期契約社員や無期雇用派遣など、雇用期間の定めがない場合、原則として即日退職をするのは非常に難しいです。

しかし、雇用契約から1年を超えており、やむを得ない理由がある場合や会社からの同意を得ている場合は即日退職が可能になります。

この「やむを得ない理由」とは、主に以下の理由が挙げられます。

 

・肉体的・精神的な病気で継続的に働くのが難しい場合

・介護または子育てに専念したい

・上司や先輩、同僚などからハラスメント行為を受けている

・法令違反に該当するような業務を命じられた

・未払い賃金や残業代が存在する

 

なお、退職する際には就業先ではなく派遣会社に連絡をする必要があります。

 

 

【アルバイト・パート】

 

アルバイト・パートは基本的に雇用期間の定めがない場合は、派遣社員・正社員と同様の条件で即日退職が可能になります。

ただし、原則として退職日の2週間前までに退職する意思を伝える必要があることから、やむを得ない事情や会社からの同意を得ない限り、即日退職は難しいと言えるでしょう。

一方、雇用期間に定めがある場合、契約期間中に退職することは認められていません。

有期雇用契約を解約するためには、契約を結んだ日から1年以上経過している必要があります。

なお、雇用期間に定めがある場合でもやむを得ない事情や会社からの同意があれば、契約期間中でも即日退職は可能です。

 

 

■即日退職が決まったらやるべきこと

 

上司や店長など雇い主から合意を得られたら、即日退職することも可能です。

もし即日退職が決まったら、以下のことをやっておきましょう。

 

 

・返却物の返し方について聞いておく

 

職場から貸与されていた制服や名札などがあった場合、速やかに返却しましょう。

制服を返却する場合はクリーニングに出す必要はあるのか、いつまでに返却しなくてはいけないのか、どこに返却すればいいかを確認します。

また、個人で使用していたロッカーやデスクの引き出しなどに私物がある場合、退職する日にそのまま持ち帰るようにしましょう。

 

 

・給料の受け取り方法や支払予定日を確認する

 

即日退職の場合でも、働いた分の給料はきちんと支払われるため、受け取り方法や支払予定日なども確認しておきましょう。

 

 

・退職届は作成した方が良いか確認する

 

アルバイトやパートでも職場によって退職届が不要なところもあれば、雇用形態に限らず必要となるケースもあります。

そのため、即日退職をする際には退職届を作成した方がいいのかも確認することが大切です。

 

 

・退職後に提出する書類について確認する

 

派遣やパートを辞めてから受け取りたい書類がある人もいるでしょう。

発行してもらう時期や受け取り方法についても事前に確認しておくべきです。

例えば源泉徴収票や離職票、雇用保険の被保険者証などが該当します。

 

 

■退職代行サービスを使えば即日退職はできる?

 

近年は自分の代わりに退職することを伝えてくれる「退職代行サービス」があります。

退職代行サービスを活用すれば、即日退職することも可能です。

しかし、実際にはリスクも存在します。

 

 

・会社から協議や交渉を持ちかけられる場合もある

 

退職代行サービスを利用して即日退職をした場合、会社側から協議や交渉を持ちかけられる場合があります。

即日退職によって残務処理や業務の引き継ぎなどに時間をかけられず、また企業は後任の人材を探さなくてはなりません。

こうした業務への影響を最小限にするためにも、退職日をもう少し先延ばしできないか交渉してくるのです。

退職代行業者によってはこうした協議・交渉も代わりに行ってくれる場合もありますが、対応していない業者も存在します。

そうなると自分一人で対応するか、別途弁護士に依頼する形となってしまいます。

 

 

・損害賠償を請求される可能性がある

 

退職代行サービスを使って即日退職をすると、会社側から損害賠償請求をされる可能性もあります。

実際に請求が認められる可能性は低いものの、訴訟自体は誰でも起こせるので、対応しなくてはいけない状況に追い込まれるでしょう。

退職代行事業者は弁護士でない限り、損害賠償請求などの法的な対応をすることはできません。

 

 

 

今回は、派遣社員やアルバイト・パートでも即日退職は可能なのかをご紹介してきました。

結論としては派遣社員やアルバイト・パートでも即日退職することは可能です。

しかし、やむを得ない理由があったり会社から合意を得ていたりするなどの条件を満たしていないと、原則として認められない場合もあります。

やむを得ない理由があれば良いですが、会社とトラブルを起こさないためにもできるだけ即日退職は避け、しっかりと準備を進めてから退職を申し出た方が良いでしょう。

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