ブラックバイトに注意!特徴や対処法を理解しよう

 

こんにちは!ヴェルサスのブログ担当です。

就業環境が劣悪であったり、不当な待遇で苦しめられたりなど、ブラックバイトで働くと体力的、精神的に追い詰められてしまいます。

被害を受けて苦しんでいる方も少なくありません。

そこで今回は、ブラックバイトとは一体どういったアルバイトなのか具体的にご紹介すると共に、ブラックバイト先で起こりがちな問題例や対処法を解説していきます。

今のアルバイト先に不満点や問題点があり悩んでいる方やブラックバイトの見極め方で悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

 

■ブラックバイトとは

 

劣悪な労働環境の下で働かされるブラック企業になぞらえてできた言葉がブラックバイトです。

企業がバイト社員を軽視し、過酷な労働環境や劣悪な環境下で働かせ、ハラスメントや不当解雇といった被害を受けるケースを指します。

正社員よりも立場が弱いため、反抗しにくく、不当な処遇を受けても我慢しがちになる傾向があります。

その立場の弱さに漬け込み、アルバイト人材を酷使して使い捨てるようなやり方をしている企業も存在しているのです。

 

 

■ブラックバイトで起こりがちな問題

 

ブラックバイト先で働いている方の中には、感覚が麻痺してしまい待遇の悪さに気がつかず働き続けている方もいます。

少しでも不満を感じている、周囲との違いを感じているのなら、以下の特徴を参考に当てはまっている部分がないか確認してみてください。

ブラックバイトの特徴を理解しておけば、劣悪な環境で働くことを回避することも可能です。

 

 

・長時間労働

 

労働基準法では「1日8時間・週40時間」の法定労働時間を超えての労働は許されていません。

もし、法定労働時間を超えた労働をさせたければ、36協定を結んで割増賃金を支払う必要があります。

しかし、ブラックバイトの場合は労働者の事情に配慮せず、強制的に長時間労働を強要します。

 

 

・残業手当が支払われない

 

ブラックバイトでは残業代が正しく支払われないケースもあります。

アルバイトでも、決められた時間を超えて働けば残業代を受け取れます。

「タイムカードを押した後にも働かされる」「タイムカードを押さずに働かされる」といったサービス残業を強いるような行為は労働基準法違反です。

 

 

・休憩時間がない

 

6時間以上の勤務では少なくとも45分、8時間以上の勤務では1時間の休憩が必要だと労働基準法で定められています。

しかし、ブラックバイト先の職場であれば、法律を無視してアルバイトに対して休憩時間を取らせない行為が起こっているケースもあります。

休憩時間が確保されなければ労働者の健康を害する危険性があります。

例え忙しくても休憩時間を取ることは当たり前なので、休憩時間が短い場合や与えられていない場合にはブラックバイトだと考えられます。

 

 

・セクハラやパワハラ行為がある

 

セクハラやパワハラといった行為が横行しているのもブラックバイトの特徴です。

正社員からひどい言葉を浴びせられたり、暴言や罵倒を繰り返されたり、性的な言動がなされたりするなど、不快な言動があればブラックバイトだと言えます。

中には肉体的な嫌がらせをしてくる企業もあるため、我慢せずに相談することが重要です。

 

 

・シフト希望を聞き入れてもらえない

 

シフト希望を伝えても聞き入れてくれない、希望を聞かれない、出勤日を勝手に決められるなど、シフトに関する問題点があるのもブラックバイトの特徴の1つです。

シフトは本来、労使で話し合って決めるものです。

しかし、ブラックバイトでは一方的に押し付けるので肉体的なダメージも大きくなってしまいます。

また、一度組んだシフトを急に変更するのもブラックバイトでよくある問題です。

休みだったにも関わらず前日に出勤を支持される、会社の都合で突然シフトが変更されるといった行為が当てはまります。

 

 

・不当なノルマを課される

 

バイトに負わせるべきではないノルマを課す企業も存在します。

無理なノルマを課して達成できない場合は、ペナルティとして罰金を勝手に天引きするケースもあります。

正社員よりも処遇が低いにも関わらず、正社員と同程度の責任を押し付けようとするのがブラックバイトの特徴です。

 

 

・バイトを辞めさせてくれない

 

従業員は、基本的に退職の2週間前までに責任者に対して辞める意思を伝えれば退職できる権利があります。

しかし、ブラックバイトの場合は辞める意思を伝えても簡単には辞めさせてもらえません。

「人手が足りないから」「他の社員に迷惑がかかる」などを理由としてなかなか辞めさせてもらえないのです。

中には、「辞めたら損害賠償を請求する」と脅してくるケースもあります。

 

 

■ブラックバイトだと気づいた時の対処法

 

働いてからブラックバイト先だったと気づいた場合の対処法を解説していきましょう。

 

 

・早い段階で辞める

 

ブラックバイトで働くと肉体的にも精神的にも追い詰められてしまいます。

そのため、早い段階で辞めることが大切です。

しかし、中には辞めさせてくれないバイト先もあります。

その場合は、労働基準法に基づいて適切な手続きを取ることが重要です。

法的な知識を身に付ける他、退職に対して不当な扱いを受けた時のためにも、証拠を残すことが肝心です。

手帳や日記などに労働時間や残業時間を記録する、スマートフォンを活用して録音や録画をするなど、記録を残すようにしてください。

 

 

・第三者に相談する

 

ブラックバイトで悩んだら第三者機関に相談するのもおすすめです。

不当な扱いを放置していると、状況が悪化する可能性もあります。

適切な相談先に問い合わせを行えば、労働条件の改善や法的な保護を受けられるため、下記の相談先を通じて悩み解決を目指してみてください。

例えば、労働基準法に基づく労働条件の適正化を図るための行政機関である「労働基準監督署」です。

労働基準監督官は司法警察権という強い権限を持っているため、申告に対して迅速に対応してくれます。

また、労働組合に加入しているなら、団体交渉を通じて環境改善を目指すことが可能です。

バイトだと社内の労働組合には加入できないケースもありますが、その場合は社外の合同労組に相談できます。

ブラックバイト問題に特化した「ブラックバイトユニオン」もあるので、相談を検討してみてください。

 

 

今回は、ブラックバイトについてご紹介してきました。

過酷な労働条件や不当な待遇で悩んでいるアルバイトの方もいるはずです。

被害を最小限に抑えるためには、すぐに退職することが重要です。

その際には、なかなか辞めさせてくれない企業も存在しますが、証拠を残す他、第三者機関に相談することで問題解決を図ることができます。

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