こんにちは!ヴェルサスのブログ担当です。
働き方は多様化しており、本業とは別に副業を始める人が増えています。
パートで働く主婦の中には、空いた時間を使って別の仕事をしたいと考えている人もいるでしょう。
しかし、パート主婦が副業しても問題ないのか、疑問に思っている人は少なくないはずです。
そこで今回は、パート主婦は副業が可能なのか、副業のメリットや注意点について解説するので、副業にチャレンジしてみたい方はぜひ参考にしてください。
■パート主婦は副業できる?
副業を始めてみたいけど、そもそもパートで働いている人は副業ができるのでしょうか?
まずは、パート主婦が副業できるかどうかについてご紹介します。
・パートなら副業OKとしているケースが多い
結論から言うと、パートであれば副業やWワークを認めている勤務先は多いです。
パートやアルバイトは、正社員と違って空いた時間を活用する働き方であるため、複数の仕事を掛け持ちすることに問題はありません。
また、本業が正社員の人も副業として複数のパートを掛け持ちすることも可能です。
そのため、パート主婦は基本的に副業OKと考えてください。
・副業禁止の企業もあるので注意
基本的に副業OKのパートですが、企業によってはパートすら副業を禁止しているケースがあります。
副業を認めていない理由は情報漏洩を懸念しているからです。
特に個人情報を多く扱う特殊な仕事や企業秘密に関わる仕事をする場合、外部に漏洩することを防ぐために副業を禁止している傾向にあります。
そのため、パート主婦が副業をする際は副業を禁止していないかよく確認しましょう。
副業を認めている企業でも同業他社を禁止していたり、近隣の店舗や企業での副業を禁止していたりするケースがあるので、就労規則をよく確認してください。
禁止しているのに隠れて副業をした場合、万が一に発覚すると始末書の提出や処分を下される可能性があります。
■パート主婦が副業を始めるメリット
パートで働く主婦が副業をすることには、以下のメリットがあります。
・収入をアップできる
副業をすることの大きなメリットは、収入を増やせることです。
パートは時給制であるため、時給単価と働いた時間に応じて収入が変わってきます。
家庭と仕事を両立する主婦の場合、働ける時間が限られ、1つのパートだけでは得られる収入が少ないというケースもあるでしょう。
空いた時間に副業で働くことができれば、今よりも収入を増やせます。
増やした収入は家計や貯金、子どもの教育費など家族のために回すこともできれば、個人が使うお小遣いに回すことも可能です。
・スキルを活かした仕事やスキルを習得できる
副業では基本的にどんな仕事も選べるので、同業界・同職種にこだわる必要はありません。
異業種でも正社員時代やパートで培ったスキルが活かせる仕事は多数あります。
例えば、スーパーで接客業をしている人は、飲食店や宿泊施設など様々な業界で働けるでしょう。
家事代行や清掃業など主婦ならではのスキル、ハンドメイドなど趣味を活かした副業も選択肢になります。
また、今までチャレンジしたことない仕事で副業を始め、新しいスキルを身につけたり、できる仕事を増やしたりできるのもメリットです。
・空いた時間を有効活用できる
日常生活における空いた時間を有効活用できるのも副業の魅力です。
子どもが小さいうちは仕事と家庭を両立することは大変ですが、成長して手を離れる頃には時間に余裕を持てるようになる主婦は多いです。
1つのパート先でしっかり働いたり、正社員として再就職したりする選択肢もありますが、あえて空いた時間を使い複数のパートで働くというのも良いでしょう。
色々な仕事を経験しながら収入も増やせるので、生活を充実させることができ、生きがいが生まれる可能性があります。
■パート主婦が副業を始める上での注意点
メリットのある副業ですが、安易に始めて後悔や失敗してしまうケースがあります。
パート主婦が副業を始めるのであれば、以下の点に注意しましょう。
・規定労働時間をオーバーするか確認する
労働基準法によって、1日8時間、週40時間以内という規定労働時間が定められています。
これは1つの職場に適用されているのではなく、他の企業で働いている場合も合算されています。
規定労働時間を超過すると、企業はその分の割増賃金を支払わなければなりません。
例えば、1日にメインのパート先で6時間、その後に副業先で4時間働けば、合計の労働時間は10時間なので、2時間分の割増賃金が発生します。
この場合、後から労働契約を締結した副業先が割増賃金を支払うことになります。
企業側が掛け持ちしていることを知らないと割増賃金が支払われず、知らずに法律違反した状態になる恐れがあります。
そのため、本業と副業の勤務先に副業をやっていることを伝えてください。
・扶養から外れないか確認する
配偶者の扶養に入っている主婦は、副業を始めることで扶養から外れないか確認してください。
例えば、給与所得が年間103万円以上になると税法上の扶養から外れるので、配偶者控除が適用されず、配偶者の所得税の負担が増えます。
また、年収が106万円以上や130万円以上になると社会保険への加入義務が発生するため、社会保険上の扶養から外れます。
そうなると、自分自身で社会保険料を支払う必要があるので手取りが少なくなる可能性があるでしょう。
扶養に外れることのメリットがあるかどうか、扶養を外れずに働けるかなどに考慮して、副業を始めることがポイントです。
・確定申告の必要性を把握しておく
副業をすると確定申告が必要になります。
年末調整は原則1社のみでしかできないため、副業で複数の勤務先で働く時は確定申告をしなければなりません。
内職や在宅ワークでの副業でも、必要経費を差し引いた所得が年間20万円以上となると確定申告の対象になるので、忘れず行ってください。
・日常生活に支障が出ないように働く
副業は日常生活に支障が出ない範囲で取り組むことも大切です。
メインのパートで働きながら、開いた時間に無理して副業を入れて働くとプライベートを犠牲にしてしまいます。
副業に集中するあまり、メインのパート先の仕事や家事が疎かになってしまう恐れがある点にも注意が必要です。
働きすぎによって体調を崩す、趣味を楽しむ時間や家族と過ごす時間が減るといったリスクもあります。
副業では自己管理を大切にして、無理のない範囲で働くようにしてください。
パートの場合、ほとんどの勤務先で副業を認めています。
副業をすれば収入を増やせたり、スキルを活かして別の仕事を経験できたり、メリットが豊富です。
ただし、企業によっては副業を認めていなかったり、扶養から外れたりするなどのデメリットもあるので、その点も理解して副業をするようにしましょう。
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