フリーターで年収130万円を超えて働くのは損?ベストな年収を解説!

 

こんにちは!ヴェルサスのブログ担当です。

アルバイトなどで働くフリーターの方の中には、「年収の壁」という言葉を聞いたことがある方も多いでしょう。

特に親族の扶養に入っているフリーターの方は、転職する際に年収の壁を意識しておかないと、損をしてしまうことがあるため注意が必要です。

そこで今回は、フリーターが意識すべき年収の壁や、年収の壁を超えて働くメリットとデメリット、フリーターのベストな年収や働き方について解説していきます。

 

 

■フリーターが意識すべき年収の壁とは?

 

フリーターで親族の扶養に入っている方は、働き損をしないためにも「年収103万円の壁」と「年収130万円の壁」に注意して働くことが大切です。

年収103万円の壁とは、親族の扶養から外れて所得税が課税されるボーダーラインを言います。

また、年収130万円の壁とは、社会保険の扶養から外れ、自分で社会保険に加入するボーダーラインのことです。

これらの壁を意識して働かないと、年収がアップしても手取り額や世帯収入が減ってしまう可能性があります。

 

 

■年収103万円・130万円の壁を超えるメリット・デメリット

 

年収103万円・130万円の壁を超えて働くことには、デメリットだけでなくメリットもあります。

以下より、それぞれのメリット・デメリットを詳しく解説していきます。

 

 

・年収103万円を超えるメリットとデメリット

 

年収103万円を超えて働くメリットは、仕事の選択肢が広がることです。

年収103万円以内に抑えようとすると、1週間の労働日数や労働時間などが制限され、仕事の選択肢が狭まります。

労働条件を制限されたくない方にとっては、大きなメリットと言えるでしょう。

一方、年収103万円を超えて働く最大のデメリットは、親族の扶養から外れて所得税と住民税の支払い義務が発生することです。

103万円を超えた金額に対して所得税は5%、住民税は10%の税率が課されます。

 

 

・年収130万円を超えるメリットとデメリット

 

年収130万円を超えて働く1番のメリットは、収入が増えることです。

親族の扶養から外れることになっても、それ以上に手取り額を増やすこともでき、さらに厚生年金に加入すれば将来の年金受給額もアップします。

年収130万円を超えて働くデメリットは、社会保険料や税金の支払いが増えることです。

会社によっては、扶養者に支給されていた扶養手当がなくなることもあります。

扶養を外れるかどうかは、個人収入だけでなく世帯収入のシミュレーションも行って検討しましょう。

 

 

■フリーターのベストな年収を働き方別に解説

 

フリーターのベストな年収は、どのような働き方をしたいかで変わってきます。

ここでは、親族の扶養内に入っていてあまり稼がなくても良い場合と、扶養に入っておらずたくさん稼ぎたい場合の2通りに分けて、それぞれベストな年収を解説します。

 

 

・親族の扶養に入っていてあまり稼がなくても良い場合

 

親族の扶養に入っていて経済的に余裕があり、そこまでガツガツ働かなくても良いという方は、無理して103万円以上稼がなくても良いでしょう。

むしろ103万円以上稼ぐと、親族の所得控除額が減るため、扶養者とよく相談してから働き方を検討するようにしてください。

ただし、今経済的に余裕があっても、5年後・10年後など将来的には多く稼がなければならないことが想定される場合は、早いうちから正社員で働くことも視野に入れておくことをおすすめします。

 

 

・親族の扶養に入っておらずたくさん稼ぎたい場合

 

親族の扶養に入っていない方は、いくら稼いだとしても損をすることはありません。

103万円、130万円などといった年収の壁は関係ないので、勤務先の社会保険に加入してできるだけたくさん稼いだ方がお得です。

また、扶養を外れてガンガン働きたいという方は、年収150万円以上は稼がないと、扶養に入っていた頃の手取りを下回り、損することがあります。

例えば、扶養内で年収120万円稼いでいた場合、1年間に支払う税金は約34,000円、保険料は0円でこれを差し引くと手取り額は年間約123万円です。

一方、扶養を外れて年収130万円稼いだ場合、1年間に支払う税金は約22,000円、保険料は19万円で、手取り額は年間約108万円となります。

結果的に扶養に入っていた頃よりも年収は高いはずなのに、手取り額は減ってしまうのです。

フリーターで扶養を外れても手取りを減らしたくないという方は、年収の壁など気にせずにどんどん稼ぎましょう。

 

 

■フリーターでもたくさん稼ぐ方法

 

フリーターでもたくさん稼ぐには、アルバイトを掛け持ちしたり、勤務先の社会保険に加入したりする方法があります。

 

 

・アルバイトを掛け持ちする

 

フリーターとしてたくさん稼ぎたい方は、いくつかのアルバイトを掛け持ちするのも一つの方法です。

ただし、その場合は税金や社会保険料などがややこしくなるため、計算方法を間違えないように注意しなければなりません。

また、アルバイトを掛け持ちする場合は、確定申告を行うようにしましょう。

確定申告をすると、払い過ぎた税金が戻ってくることがあります。

 

 

・勤務先の社会保険に加入する

 

より多く稼ぎたいなら、勤務先の社会保険に加入しなければなりません。

毎月決して安くない金額を支払うことになりますが、厚生年金が上乗せされるため老後の年金が増える、障害年金が増える、傷病手当や出産手当が利用できるなどのメリットもあります。

たくさん稼ぐには社会保険への加入が必須ですが、その分メリットの方が多いためデメリットについてはあまり考えなくても良いでしょう。

 

 

 

年収の壁は、あくまでも税金や社会保険料の負担が発生するボーダーラインであり、超えたからといって必ずしも損になるわけではありません。

親族の扶養を外れる場合は、年収150万円以上稼ぐことを意識する必要がありますが、それを超えれば基本的にたくさん稼ぐほど手取り額が増えます。

しかし、たとえアルバイトを掛け持ちするなどしても、フリーターのままで稼げる額には限界があるのも事実です。

年収の壁を気にせず、もっとたくさん稼ぎたいという方は、フリーターよりも正社員への転職がおすすめです。

ヴェルサスでは、フリーターから正社員への転職を希望する方に対しても、丁寧な支援を行っています。

フリーターという働き方に不安を感じている方は、ぜひヴェルサスまでお気軽にご相談ください。