採用面接でアピールできる“微経験”とは?転職活動にどのように役立つ?

 

こんにちは!ヴェルサスのブログ担当です。

皆さんは “微経験”という言葉を聞いたことがありますか?

これは「実務経験が豊富というわけではないものの、少しだけ経験がある」という意味です。

少し経験があって興味がある仕事にチャレンジしたいと考えた時に、微経験転職を検討するケースも少なくありません。

今回は、微経験転職が一体どのような転職なのか、経験者枠で入社をおすすめする理由、微経験転職の失敗事例についてご紹介します。

転職を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

 

■微経験転職とは?

 

微経験転職は、前述したように実務経験がそこまで豊富ではないけれど、他の仕事に応用できそうな知識や経験がある場合に適しています。

ちょっとした経験があることから、微経験転職と呼ばれるのです。

職種を変えてキャリアをリセットしてしまうのではなく、これまでの経験やスキルを活かせる点が大きなメリットです。

また、キャリアスライドと呼ばれる場合もあります。

販売職から営業職、営業職から広報職などのキャリアスライドを実現したケースも多く見られます。

 

微経験転職を成功させるには、現在あなたが持っているスキルとやりたいことの共通点を探すのがポイントです。

最もシンプルなのは、現在の仕事に近い仕事を探したり、これまでに培ってきたスキルを活かせる仕事を探したりする方法です。

例えば販売職と販売職の場合だと、商品・サービスを売るという共通点があります。

販売員として培ってきたスキルを営業スタッフとして活かせるでしょう。

さらに、提案営業のスキルを身に付けられるので、あなた自身のスキルアップにもつながります。

面接では、販売員として売上をアップさせるために工夫してきたことなどを伝えるのがおすすめです。

売上がなかなか伸びなかった時にどのような工夫を凝らしたいのかなども、面接で伝えられる強みになります。

 

 

■微経験者なら経験者枠で入社するのがおすすめ

 

微経験は未経験に等しいと感じ、未経験枠で応募する方は多いです。

しかし実際は、経験者枠で入社するのがおすすめです。

経験者枠での入社は、仕事が始まってから苦労するのではないかと考える方も多いでしょう。

確かにそのような懸念点はあるものの、未経験者枠で転職を繰り返してしまうとキャリアダウンにつながる可能性が高いです。

未経験者枠で入社すると、給与が新卒並みまで下がってしまうケースもあります。

さらに、転職先における昇進や昇格が遅れるリスクもあるでしょう。

未経験者枠での入社はその度にキャリアがリセットされると言えます。

年齢が上がるにつれて収入やポジションも高めていきたいのであれば、経験者枠での入社を前向きに検討する必要があると言えるでしょう。

 

実務経験が乏しいと経験者枠で採用してもらうのは必然的に難しくなります。

他に実務経験がある応募者がいれば、そちらを採用する可能性が高くなるのも当然です。

しかし、ここ最近はポータブルスキルを重視した採用活動を行う企業も増えています。

ポータブルスキルとは、職種や業種が変わっても活かせる業務遂行上で役に立つスキルです。

マネジメント能力や課題解決力、スケジュールの管理能力、情報分析力などがポータブルスキルに該当します。

この中でも特に「マネジメント能力」を重視する企業は多いです。

過去に後輩や新人の育成を行った経験がある、アルバイトの指導や監督経験がある、といった場合は評価してもらいやすくなります。

転職先でもその経験や培ったスキルは遺憾なく発揮できるでしょう。

 

 

■微経験転職の失敗事例も知っておこう

 

微経験転職で成功するケースもありますが、失敗経験を持つ方もいます。

最後に、失敗事例をいくつかピックアップしてご紹介します。

 

 

・履歴書などに感情を込めすぎる

 

微経験だと少ない経験をカバーするために、履歴書や職務経歴書に感情を盛り込んでしまいがちです。

例えば、職務経歴書の自己PR欄を長々と書いてしまう方もいるでしょう。

仕事に対する意欲などを盛り込み、熱意を伝えようとします。

熱意を伝えることで採用につながる可能性が高いと思われがちですが、実はそうではありません。

履歴書や職務経歴書は、あなたがどのような経験・スキルを持っているか知るための書類になります。

そのため、文章量が多くなってしまうのは逆効果です。

 

 

・知ったかぶりしてしまう

 

経験が少なくても優秀な人材だと思ってもらうため、知ったかぶりしてしまう方もいます。

わからない話題が出た時に知ったかぶりしてしまうと、面接官にすぐ見抜かれてしまうものです。

仕事を始めてからも同じように知ったかぶりするのではないかと思われてしまうので、印象は良くありません。

わからない話題が出てきた時は「申し訳ございません。私の勉強不足で理解が追いついていないため、○○について教えていただけますか?」などと素直に尋ねるようにしましょう。

素直に教えてほしいと聞ける人材の方が、入社してからも成長の見込みがあると期待してもらえます。

手がかからない人材だとアピールするのではなく、相手についてより深く知りたいという姿勢を見せるのがポイントです。

 

 

・チームの手柄を自分のものとして語る

 

即戦力として認めてもらいたいと思い、これまでの成果をアピールしようとします。

その際、チームでやったことをまるで自分だけでこなしたかのように話す方もいるでしょう。

面接中はうまくやり過ごせたとしても、働き始めてからボロが出てしまうので絶対にやってはいけません。

これまでの成果を信用して採用された場合、新規プロジェクトを一任されたり、実力をはるかに超えた仕事を割り振られたりする可能性が非常に高いです。

実績は等身大で話すことが何よりも重要なので、盛らないようにしましょう。

実力を超えた転職を成功させたとしても、短期離職の原因になりかねません。

 

 

 

微経験転職は、少しでも活かせる経験やスキルがあればチャレンジできます。

特にポータブルスキルは多くの職種で活かせるので、それをうまく伝えられれば微経験転職を成功に導ける可能性が高いです。

微経験転職を考えているけれどそのような仕事に応募しようか迷った時は、ヴェルサスまでお気軽にご相談ください。

それぞれの経験などを加味し、おすすめの仕事を提案させていただきます。