企業側に変化!優秀な人材を確保する「共感採用」が人気の理由

 

こんにちは!ヴェルサスのブログ担当です。

新型コロナウィルスの感染拡大後、生活スタイルや価値観、仕事に対する意識などが大きく変わりました。

求職者の意識の変化に伴い、企業側もより優秀な人材を確保すべく「共感採用」を重視する動きが見受けられます。

この記事では、今注目されている共感採用について、特徴やメリット・デメリットなどを詳しく解説します。

高い意識を持ち、入社後も長く活躍してくれる人材を探している人事・採用担当の方はぜひ参考にしてください。

 

 

■共感採用とは?

 

多くの企業から注目されている共感採用とは、求職者が給与や待遇、福利厚生といった求人に記載されるような条件面ではなく、以下のような企業側の理念に共感した人材を採用するものになります。

 

・企業理念

・ビジョン

・社風

・価値観

・企業哲学

 

求職者は、待遇面ではなく企業の価値や自分のスキルアップにつながるか、やりがいがあるのかを重視し始めています。

企業側も、共感採用を取り入れて会社の魅力をアピールし、共感してくれる優秀な人材確保へつなげようと変化しているのです。

 

 

■共感採用が取り入れられた背景

 

なぜ共感採用は多くの企業が重視し、力を入れ始めたのでしょうか?

 

 

・時代の変化~終身雇用制度への不安

 

目まぐるしい時代の変化の中、新しい技術やサービスが生まれ、求められるスキルも多様化しています。

大手企業に行けば一生安泰という時代は終わり、終身雇用制度も崩壊しつつあることから、入社後にどんなスキルが身に付くのか、希望する企業は社会に対してどんな役割を持っているのかなどを重視する人が増えました。

 

 

・価値観の変化

 

情報にしろ、物にしろ、インターネットの普及により何でも手に入りやすい時代になりました。

何を買うのかよりも、何をしたか・何にお金や時間を使うのかといった「コト」消費に意識が変化しています。

仕事に関しても、待遇よりやりがいを求め始めていると言えるでしょう。

 

 

・情報が手に入りやすくなった

 

求職者は、以前は大手の求人メディアやサイト、会社説明会といった場所から企業情報を集めていましたが、現在はインターネットを通じて様々な角度から情報を収集できます。

企業のSNS発信、メディアを利用した記事作成、カジュアル面談など、以前では知りえなかった企業の情報を容易に手に入れられるのです。

そういった情報から求職者は、他社と比較して魅力のある企業を探すようになりました。

 

このような背景から共感採用を取り入れる起業が増えていると言えるでしょう。

 

 

■【メリット・デメリット】共感採用の特徴

 

共感採用を実施すると以下のようなメリットがあります。

 

・会社の魅力をアピールできる

 

会社の雰囲気を直接伝えられ、業務内容や仕事の意義なども説明できます。

求職者にとって入社後の働く姿が想像しやすく、会社の本質理解につながるでしょう。

 

 

・採用のミスマッチを防げる

 

情報が乏しく、認識のずれがあった場合、求職者と採用者の間にミスマッチが起こり離職へとつながります。

共感採用を取り入れた場合、会社の雰囲気や具体的な情報が求職者に伝えることができます。

企業の理念やビジョンに共感し採用された人材は、認識のずれが起こりにくいので、早期退職のリスクを減らせるでしょう。

 

 

・意欲的な人材を採用できる

 

現代の求職者の特徴は、条件や待遇を重視しているのではなく、仕事に対してやりがいや自己成長を求めています。

必然的に、企業の理念に共感した意識の高い人材を採用できるでしょう。

また、企業に対して、共感度が高いほど、会社のために役に立ちたいと思う傾向にあります。

自発的に動く人材を確保できるのも、共感採用を取り入れるメリットの1つです。

 

共感採用を実施するデメリットも存在します。

求職者と向き合う時間を要するので、採用までに時間と労力がかかってくるでしょう。

また、条件重視の求職者が優秀だったとしても共感採用を実施すると見逃してしまったり、条件が魅力的でないため応募にもつながらなかったりするケースも考えられます。

その他に、社員が同じ考えに共感して集まるので、企業の多様性が欠ける可能性も考えられるでしょう。

 

 

■共感採用で成功をつかむ4つのポイント

 

共感採用を上手く取り入れるには4つのポイントを意識しましょう。

 

・具体的なエピソードを伝える

 

企業の数字や情報、結果だけではなく、そこまでの経緯やなぜどうしてこうなったかなどストーリー性を持たせて、体験談を話しましょう。

求職者に伝わりやすくい共感を抱きやすくなります。

 

 

・面接では、共感具合を確認する

 

企業側の意図したことが、正しく求職者に伝わっているか確認します。

具体的な質問を投げかけ、どう感じているのか判断材料にしましょう。

 

 

・共感重視だが、応募者のスキルも確認する

 

意識が高く仕事に意欲的であっても、必要な技術や経験が備わってなければ、会社側の損出になってしまいます。

入社後に活躍できる人材かどうかスキルチェックも併せて行いましょう。

 

 

■共感採用を取り入れる際の注意点

 

共感採用を実施する際に、次の注意点を意識するとより効果的なものになります。

 

 

・求職者に伝える内容、伝え方にこだわる

 

企業の実績やある程度の情報は、企業のホームページやスライドでも確認できます。

大切なのは、相手の心を動かすような伝え方です。

そこまでに至る過程や、どんな努力をしたのか、そのためには何に取り組み達成したのかなど、伝え方を工夫しましょう。

 

 

・入社後も会社の魅力を伝え続ける

 

入社後に、面接時で伝えられたような魅力が感じられなければ、早期退職につながるケースもあります。

入社して間もない時期は特に、自分の抱く会社のイメージとの相違点に敏感になっています。

面接時に伝えたような社風や、雰囲気を自然に感じさせられるよう意識しましょう。

 

 

 

今回は多くの企業から注目されている共感採用についてご紹介しました。

優秀な社員を確保し、長い期間活躍してもらうために共感採用は重視されています。

人々の価値観が変わり、情報が得やすくなった現在、企業側は選ぶ立場から選ばれる立場へシフトしているのかもしれません。

ヴェルサスでは、企業様のニーズに合う情報、サービス、人材ソリューションを提供しております。

気になる点などございましたら、お気軽にご相談ください。