20代の転職における現状と注意点をご紹介!

 

こんにちは!ヴェルサスのブログ担当です。

一度入社した会社で定年まで働くことが一般的だった昔とは違い、現代では同じ会社に留まらず、転職を繰り返す方も珍しくありません。

実際、新社会人として入社しても、早々に転職を考える方もいるようです。

しかし、経験不足もあって中には、20代の転職に不安を抱えている方もいるでしょう。

そこで今回は、20代の転職における現状と、気を付けるべきポイントを解説していきます。

 

 

■20代が転職するタイミングは社会人3年目が最多

 

20代で転職するタイミングは、「社会人3年目」が最多で、次に「社会人4年目」が多いという傾向です。

社会人3年目、または4年目で転職した理由には、「3年以上続ければ、すぐに辞めたとは言われなさそうだから」、「2年だと短すぎる気がしたから」という意見がありました。

これらから、短期間での退職にあたるかどうかは“3年が1つの目安”と考えている方が多いことがわかります。

また、転職理由としては人間関係が最も多く、次に待遇面や給与面での不満と続きましたが、これはどの年代にも共通することと言えます。

あえて会社の人間関係に関して20代特有のものをあげると、上司との仕事に対する熱意の違いや、会話がかみ合わないといったジェネレーションギャップによるものです。

他にも、若いから飲み込みも早いだろうと、新しい仕事を次々に教えられるのが苦痛という方もいます。

 

 

■20代の転職回数と転職月の傾向を解説

 

続いて、20代の転職回数と転職月に関する傾向を解説していきます。

 

20代で転職を経験した人の内、最も多い転職回数は、「1回」です。

しかし、2~3回転職経験がある人も少なくはありませんし、中には転職経験4回以上という人も存在します。

一般的には、転職回数が増えるほど成功率が下がってくると言われていて、1~2回の転職では影響は少ないものの、3回から一気に転職に与える影響は大きくなってきます。

また、何月に転職活動を始めたかについては、1月・4月・10月が多く、8月・11月は少ないようです。

それに対し、実際に求人が増える時期は、1~3月が最も多くなっています。

これは、年末または年度末で退社する人が多いこと、人事異動の時期に合わせて行うことが理由です。

その他に、GW明けの5~6月にかけても、新卒採用が思うようにいかなかった会社や、第二新卒または中途採用を狙った会社からの求人が増えます。

 

 

■20代の転職活動にかかる期間は?

 

20代の転職に関する傾向をご紹介してきました。

ここからは、実際に転職活動をするとなると、どれくらいの期間がかかるのかみていきましょう。

 

20代の転職活動期間は、他の年代と比べても短い場合が多く、ほとんどが「3ヶ月以内」です。

それも、転職サイト利用者を対象に行われたアンケートでは、「1ヶ月半以内」と回答した人が約43%となっています。

これが30代になると、1ヶ月半以内に転職活動を終えた人は約19%に減少し、20代と比較すると大きな差があることがわかります。

では、なぜ20代の転職活動は、比較的スムーズにいくのでしょうか?

その主な理由には、以下の2つがあります。

 

 

・今後の成長が期待されるため

 

企業が即戦力を求めている場合は、経験や知識などのスキルが豊富な30代以上が優遇されることもあります。

しかし、20代を積極的に採用している企業の場合、多くは今後の成長に期待する、いわゆる投資目的による側面が大きいです。

つまり20代に対しては、ポテンシャルや向上心を重視していることになります。

 

 

・人件費を抑えるため

 

もう一つ、20代の転職がスムーズにいく理由は、30代以上の人材に比べ人件費を抑えられることです。

企業にもよりますが正社員の場合、多くは20代より30代、30代より40代とキャリアを積むほど平均年収が高くなっていきます。

人件費をできるだけ抑えたい企業にとって、他の年代よりも賃金が安い20代は優遇して採用したい人材になります。

 

 

■20代の転職で最適なタイミング

 

20代といっても、転職においては前半と後半で少し状況が異なってきます。

そこで、20代前半と20代後半でそれぞれ、注意すべきポイントをご紹介します。

 

 

・20代前半は仕事への意欲を重視

 

20代前半(特に社会人3年未満)の転職では、経験や専門知識よりも、仕事への意欲を重視している企業が多いです。

第二新卒と同様に捉える企業もあるので、未経験の業種へのチャレンジもしやすい時期となっています。

どうしても挑戦したい職種があれば、早めに転職活動をスタートさせることが大切です。

しかし、「何となく向いてない気がする」といった曖昧な理由で、入社して数ヶ月というような短期間で転職する場合は注意が必要です。

なぜなら、企業側に「ウチに入社してもすぐに辞めるのでは?」と良くない印象を持たれる可能性があるからです。

何となく転職したいと思っている方は、最低でも1年、できれば3年は同じ会社で働いてみましょう。

そうすることで、「やはり転職したい」との思いが強くなったとしても、短期の転職で企業側にマイナスなイメージを持たれるというリスクを抑えられます。

 

 

・20代後半はある程度の成果が必要

 

20代後半は、ある程度社会人経験を積んだことによって、自分に向いているあるいは、向いていない職場や仕事などが見えてくる時期です。

実際、転職者全体の中でも、25~29歳で転職する人の割合はかなり高いです。

ところが、20代前半の転職とは違い、企業からは一定のスキルを求められるケースが増えてきます。

そのため、前職で何らかの成果を1つでもあげ、自分のアピールポイントを用意してから転職活動を始めた方が、採用にも有利になります。

 

 

今回ご紹介したように、20代の転職は比較的スムーズに行く傾向にあります。

しかし、短期での転職を繰り返し、転職回数が増えていくほど、採用には不利になっていきます。

「今の職場が合わず体調を崩してしまった」、「どうしても他に挑戦したいことが見つかった」などの明確な事情がある場合を除いて、転職は慎重に行ってください。

ヴェルサスでは、20代向けの求人情報も多数取り扱っており、専門のスタッフが転職をサポートしています。

20代で転職をお考えの方は、ぜひ一度ご相談ください。