転職活動の前に「キャリアの棚卸し」で自己分析

 

こんにちは!ヴェルサスのブログ担当です。

「自分に合った仕事はどんな仕事なのか分からない。」「今の仕事は本当に自分に合っているのだろうか?」と、疑問を抱いてしまい、不安な中で転職を考えている方も少なくはないはずです。

このような不安な気持ち、自分の適性への疑問を少しでも解消するための方法として「キャリアの棚卸し」をおすすめします。

まず、「キャリアの棚卸し」とは一体何なのか、やり方はどうしたらいいのかを詳しく解説していきます。

 

 

■「キャリアの棚卸し」とは

 

キャリアの棚卸しとは、今までの業務の中で取り組んできたことを時系列ですべて掘り下げ、自分自身を分析していくという方法です。

具体的にはこれまでの職歴とその中で関わってきた業務を細かく洗い出していく作業を行います。

大きな仕事や成果だけではなく、普段の日常的に行ってきた業務や経験、そして仕事に対してどのような姿勢で取り組んできたかを洗い出していきます。

これによって自分の特徴、向いている仕事や苦手な仕事が分かりやすくなるのです。

自身の強みや価値観をはっきりさせることで、納得のいく転職につながっていくでしょう。

 

 

■キャリアを棚卸しするメリット

 

キャリアの棚卸しをすることによって、転職活動にどのように効果的な情報を得ることができるのか見ていきます。

 

 

・自分に合った会社を見つけやすくなる。

 

普段の様々な業務をこなしていく中では、自身の経験や達成してきた仕事は記憶が薄れてしまったりすることもあります。

ですが、棚卸しをしていくことによって過去の仕事を振り返り、自身の仕事観、仕事のやり方を発見することもあります。

洗い出した自分の仕事観は、職場との相性を考える上でも役に立ちますし、働きやすい職場かどうか判断しやすくなります。

 

 

・自分自身の持つスキルが活かせるか分かる

 

自分がどのようなスキルを持っていて、そのスキルを活かせるのはどのような職場なのかを客観的に考え、見つめ直すことができます。

これにより企業の求める人物像と自分がどれくらいあてはまっているのか、照らし合わせがしやすくなります。

もちろん、スキルのみではなく動機を重要視する職場もありますが、企業と自分のスキルのマッチ度が分かると後々のミスマッチを防ぎやすくなります。

 

 

・履歴書・職務経歴書を書く際に整理しやすくなる

 

今までの経験を棚卸しすることで、これまでの仕事内容をまとめて俯瞰で見ることができます。

より整理整頓された履歴書・職務経歴書をスムーズに作成できるのがメリットです。

キャリアの棚卸しでは「どんな仕事をしてきたか」だけでなく、その仕事をすることで何を得られたのか、どのような姿勢で取り組んできたのかということも分析します。

職務経歴書は、これまで従事してきた企業でどのような業務に携わってきたかということを記入するものですが、これを書くにあたっての手がかりとなるのがキャリアの棚卸しです。

俯瞰で業務を振り返ることによって、自身の強みやエピソードを抽出することができるため、整理された分かりやすい自己PRを作成できます。

 

 

・将来のキャリアを考える土台になる

 

これまでの仕事で身に付いたことが整理されると、「将来のキャリアをどう築いていきたいか」ということを考える機会にもなります。

目指すキャリアがあれば、その目標へ近づくために自分にはどんなスキルが必要なのか、どんな経験を得ると目標達成しやすくなるのかが分かりやすくなります。

また、今までの振り返りをしなかった場合に比べて、目標へ近づくためのモチベーションや、仕事・勉強への取り組み方にも変化していく可能性もあります。

 

 

■キャリアの棚卸しの方法

 

 

・STEP1 1日の業務の流れを書き出す

 

まずは1日の中でどのような仕事、作業をしていたか細かく書き出していきます。

日々のメールのチェックや電話応対、自身がかかわった小さなことから全て書き出すのがポイントです。

 

 

・STEP2 仕事の成果や工夫してきたことを書き出す

 

STEP1で書き出した業務内容をまとめ終えたら、それぞれの業務でどのような成果を残したのか、どのように工夫して仕事を進めていったのかを書いていきます。

具体的な数字などの表記があると分かりやすく、相手企業にも成果が伝わりやすいです。

数字で表現することが難しい場合は「感謝の言葉をいただいた」「社内で評価された」などでも問題ありません。

達成感ややりがいを感じ、積極的に取り組めたことを書くとよいです。

 

 

・STEP3 最初の就職まで遡りこの作業を繰り返す

 

STEP1とSTEP2の書き出しを、異動などで部署やポジションが変わるごとに分けて行い、最初の就職時まで遡っていきます。

環境の変化ごとに区切って書き出していくとなお分かりやすいです。

 

 

・STEP4 書き出した項目を一覧にしてまとめる

 

書き出したものを一覧にまとめてみると、頻出するキーワードや成果を出したときに共通する環境、自分の仕事に対する姿勢などが見えてきます。

それと共にあなたの特徴を物語る部分も見えてくるとPRの材料ともなり、自己分析をやりやすくなります。

エピソードなどもまとめておくと面接の際にも対策が楽になります。

 

 

・STEP5 第三者からアドバイスをもらう

 

以上が基本的なステップですが、中には「書くことが思いつかない」「過去のことを整理したいが行き詰ってしまう」という方もいるはずです。

そのような場合は、自分と関係の近い第三者に客観的なアドバイスをもらいましょう。

先輩や知人でも問題はありません。

自分を違う視点から見ている人から意見ももらうことができれば、また違った自分の魅力を発見できます。

 

 

様々な自己分析の方法がある中で「キャリアの棚卸し」は改めて自分自身の経験や経歴を整理して見つめ直すことができる取り組みです。

仕事内容を思い出し、細かく書き出していくのは簡単なことではありません。

しかし、キャリアを棚卸ししていくことにより、抽出できた自分の強みは履歴書・職務経歴書をより見応えのあるものに仕上げてくれます。

また、転職に役立つだけではなく、普段の自身のモチベーションにも直結します。

自分に自信を持つためにも「キャリアの棚卸し」は非常に効果的な取り組みです。

それでもなかなか自分に向いている仕事が分からない、適性に不安があるという方はヴェルサスにぜひご相談ください。

ご希望に沿ったお仕事をご紹介いたします。