正社員求人にある「年俸制」とは?

 

 

こんにちは!ヴェルサスのブログ担当です。

求人を見ていると、「年俸制」という言葉を目にすることがあります。

プロスポーツでは有名な言葉ですが、実際の転職活動で使われているとどのような制度なのかわからないという方も多いでしょう。

意味を把握していないからといって応募を躊躇することがないよう、本記事では年俸制について詳しくご紹介します。

正社員として転職することを考えている方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

 

 

■年俸制とは一体どのような制度なのか?

 

年俸制とは給与形態の一種で、労働時間に問わず本人の業績に応じて給与が支払われる制度です。

成果主義を基礎として生まれた給与形態であり、年俸額は前年度の業績実績や評価によって決まります。

算出した金額を基に企業と社員が話し合い、合意が得られれば金額が確定します。

労働基準法により、労働者に対し毎月1回以上賃金を支払うことが原則とされているため、12等分または16等分するのが一般的です。

16等分する場合は、2ヶ月分の賃金を夏季・冬季のボーナスとして支給しています。

これまで日本の企業では月給制が広く親しまれてきましたが、近年年俸制を導入する一般企業も増えてきているようです。

その背景にはグローバル化が加速していることにあります。

主に、外資系企業や実力・個人主義な企業などが年俸制を取り入れている傾向にあるようです。

 

 

■年俸制を導入するメリット・デメリット

 

近年、日本の一般企業でも取り入れられるようになった年俸制ですが、月給制とはどのような違いがあるのでしょうか?

ここでは、年俸制を導入することによって生じるメリット・デメリットについてみていきましょう。

 

 

【メリット】

 

年俸制を導入する上で得られるメリットは以下の通りです。

 

 

・資金計画が立てやすい

 

支払われる金額は年単位で決まるため、月給制よりも長期的な資金計画が立てやすいのが特徴です。

業績悪化や減給などによって金額が変動することもありません。

マイホームや車を購入する際にローンを組む方も多いと思いますが、その際の返済計画を立てやすくなるのも年俸制ならではのメリットだと言えます。

 

 

・給与アップを狙える

 

これまで月給制が一般的だった日本企業では、年功序列や勤続年数が給与に反映されるため、会社に貢献したとしても給与に反映されることはありませんでした。

そのため、社員の仕事に対する意欲を掻き立てるのは難しいとされています。

しかし、年俸制は成果主義を基礎としているため、結果次第では大幅な給与アップを狙える可能性があるのです。

努力した結果が給与に反映されればモチベーションアップにもつながり、仕事に対する熱意も高まることが期待されています。

社員全員の士気が高まれば、企業の成長にもつながります。

 

 

・1年は給与が減らない

 

年俸制の場合、1年単位で給与額が決められているため、金額が確定すればその1年の給与が減ることはありません。

安定した収入が得られることも大きなメリットです。

1年分の給与を12等分、または16等分して支払っているため、万が一途中で減額された場合、契約に反することになります。

 

 

【デメリット】

 

一方、年俸制を導入することによって生じるデメリットは以下の通りです。

 

 

・給与が減る可能性がある

 

成果主義を基礎としていることから、給与アップが狙える可能性がある一方で、給与が減ってしまう可能性もあります。

成果が出せず、会社に貢献できなかった場合、翌年の年俸額は下がってしまいます。

結果次第で給与が変動するリスクがあることも考えておかなければいけません。

半年に1度、人事評価が行われ、それぞれの年俸額が決まります。

大幅に給与が下がった場合、生活水準やローンの支払いなど、様々な影響が及んでしまう恐れがあるため、注意しなければいけません。

場合によっては、これまでの給与の半額にまで引き下げられてしまう可能性があります。

1年の資金計画は立てやすいですが、数年単位の資金計画は立てにくいのが特徴です。

 

 

・直近のボーナスには反映されない

 

支払われる金額が16等分されている場合、夏季・冬季の年2回、ボーナスとして支給されます。

しかし、その年に支払われる金額は前年度の業績実績や評価によってすでに決められているため、どれだけ成果を出したとしても直近のボーナスに反映されることはありません。

現在進行形で取り組んでいる仕事の結果は翌年の給与に反映されます。

成果がすぐに反映されるわけではないため、モチベーションを保つのが難しいと感じる方もいるようです。

 

 

■実際に起きたトラブルとは?

 

年俸制と記載された求人に応募する際は、上述したメリット・デメリットを加味した上で検討する必要があります。

これまで月給制が親しまれてきた日本企業では、年俸制に関する知識が浅い経営陣も存在しており、年俸制を導入したことによって、トラブルが生じてしまうケースもあるようです。

起こり得るトラブルは、残業代に関する問題です。

あらかじめ1年間に支給される給与額が決まっていても、所定労働時間を超えた場合、企業は社員に対し、残業時間に応じた残業代を支払わなければいけません。

残業について考える際に注意しなければいけないのが、固定残業代制度を導入しているかどうかです。

この制度が導入されていた場合、対象となるのは何時間か把握しておく必要があります。

決められた時間内での残業であれば別途で支払われることはありませんが、時間を超過している場合は、残業時間に応じて別途で支払わなければいけません。

本来支払わなければいけない残業代が未払いの状態になる、社員にサービス残業を強いるなど、残業代に関するトラブルが起きています。

 

 

グローバル化に伴い、ここ数年で年俸制を導入する企業が増えています。

年俸制を導入している企業の求人は、メリット・デメリットを加味した上で応募を決めることが大切です。

また、残業代に関するトラブルが起きないよう、あらかじめ固定残業代制度を導入しているか確認しておくことも欠かせません。

安定した収入を得るために給与アップを目指している方は、ぜひヴェルサスにご相談ください。

一人ひとりの希望に応じた求人をご提案いたします。