正社員求人で「学問不問」「未経験歓迎」はどこまで本当?

 

こんにちは!ヴェルサスのブログ担当です。

求人情報サイトやハローワークの求人情報をチェックしていると、「学問不問」や「未経験歓迎」といった記載を見かけます。

このように書かれていると、「仕事が簡単なのかな?」と思われるかもしれませんが、仕事内容を見てみると意外に大変な仕事というケースも珍しくありません。

今回は、正社員の求人に書かれている「学問不問」や「未経験歓迎」といった言葉は、本当に信じていいのか解説していきます。

 

 

■未経験歓迎には3つの意味がある

 

「未経験歓迎」と書かれている求人は比較的多く見かけます。

この言葉には、実は3つの意味があるのです。

まずは、「未経験歓迎」にはいったいどのような意味が込められているのかご紹介します。

 

 

・仕事をした経験が全くない人

 

仕事をした経験が全くない人というのは、新卒やフリーターなど社会人経験がない人です。

本当にゼロから仕事や社会人としてのマナーなどを教えられるという意味でこのように記載しているのでしょう。

 

 

・業界未経験の人

 

業界未経験の人は、社会人経験はあるけれど募集している会社の業界では働いた経験がない人です。

異業種への転職を考えている人が該当します。

 

 

・職種未経験の人

 

職種未経験の人は、職種は変わるけれど同じ業界で働いていた人です。

不動産業界の会社で元々は経理を担当していた人が営業職に転職するなどの場合が当てはまります。

 

 

■未経験者OKはいったいどういう意図?

 

未経験者よりも経験者を採用した方が即戦力として働けるので魅力的ではないかと思う人もいるでしょう。

確かにその通りなのですが、未経験者OKの求人を出すことにも意味があるのです。

続いては、未経験者OKの求人にはどのような意図があるのかご紹介します。

 

 

・たくさんの人材を集めたい

 

経験者のみに絞ってしまうと、応募者の数も限られてしまいます。

しかし、未経験者OKであれば幅広い層が応募してくれるので、たくさんの人材を集めたい場合には効果的です。

ただし中には、未経験者OKと書いておきながら応募してきた経験者しか採用しないというケースもあります。

悪質な応募に引っかからないようにするには、専門的な知識や資格が必要な仕事ではないか、ということを確認しておきましょう。

入社後に研修制度があって知識を学べるなどの記載がある企業は良心的です。

 

 

・未経験でも優秀なら採用したい

 

ホワイト企業であれば、未経験でも優秀な人材なら採用したいと考えるケースもあります。

業績が好調であれば人材の育成にも時間やコストを割けるからです。

しかし、採用してもらう難易度はかなり高いので、未経験であってもこれまでの実績や能力が重要になります。

 

 

・離職者が多いから対策したい

 

離職者が多くて人手不足が深刻化している場合も、未経験者OKの求人を出すケースがあります。

そのような求人は、所謂ブラック企業が出しているケースが多いです。

見分け方は比較的簡単なので覚えておいて損はありません。

見分け方というのは、内定をすぐに出すかどうかという点です。

今すぐにでも人材が欲しいので、内定獲得までの期間が非常に短いという傾向があります。

面接を受けてからすぐに内定を出された場合は警戒すべきだと言えるでしょう。

 

 

・社内を活性化させたい

 

未経験者を採用することで社内を活性化したいという思いを込めているケースもあります。

異なる業界を経験した人材は、新しい価値観をもたらしてくれる可能性があるからです。

業績が良ければ、若手を積極的に採用して育成したいと考えることも考えられるでしょう。

第二新卒で転職を考えているなら、若手の積極的な採用や育成を行っている会社へ応募してみるのがおすすめです。

 

 

■学歴不問はいったいどういう意味?

 

求人の中には、学歴不問と書かれているものもあります。

最後に、学歴不問とはどういう意味なのか、どのような職種に多いのかを解説していきましょう。

 

 

・学歴不問の意味

 

学歴は、採用する際の大きな判断材料になります。

しかし、中には学歴を気にすることなく採用している会社もあるのです。

学歴不問の求人を出すのは、応募して人が持つポテンシャルや人柄を大切にしたいと思っているケースも多く見られます。

また、人手不足や事業拡大などで1人でも多く採用したいと考えている場合にも、間口を広げるために学歴不問とする場合があります。

 

 

・学歴不問の職種

 

学歴不問の求人を出している職種は、コールセンターや営業、製造業、検品・軽作業、土木関係、飲食店、イベントスタッフ、パチンコ店、清掃などが多いです。

このような仕事は学歴がない人でも応募しやすくなっています。

コールセンターは、オペレーターが多く在籍しているところも多く、シフトも組みやすいです。

また肉体労働でもないので働きやすいと感じる人も多い職種となっています。

営業は、ポテンシャル採用が多いので学歴をそこまで重視しないケースも多くなっています。

コミュニケーション能力が高ければ、営業職でも活躍できる可能性が高いでしょう。

製造業は、入社後にしっかりと必要な知識をレクチャーしてくれる会社が多いので、経験や学歴に不安がある人や専門的な知識がない人でも安心です。

コールセンター、営業、製造業は、比較的高収入を期待できる職種としても知られています。

 

ただしこれらの職種でも、どのような立場の仕事を募集しているかによって状況が変わるケースもあります。

また、学歴がある人とない人が同じようなタイミングで応募した場合は、学歴がある人が選ばれることも珍しくありません。

それでも人柄を重視している会社であれば、あなた自身の魅力を伝えられれば採用してもらえる可能性が高くなります。

もう1つ気を付けておきたいポイントは、学歴不問の求人でも年齢を重視される可能性があるという点です。

体力が必要な肉体労働であったり、長いキャリアを積むことが重視される技術職であったりする場合は、学歴よりも年齢を重視する傾向があります。

そのため、求人票には学歴不問と記載されるのです。

 

 

正社員の求人で学歴不問や未経験OKの求人も多く見られます。

そのような求人はどなたでも応募しやすいですが、仕事内容などが不安だと感じてしまう人もいるでしょう。

不安な場合は転職のサポ-トを行っているヴェルサスまでお気軽にご相談ください。