正社員・派遣社員・契約社員・アルバイトの違い

 

こんにちは!ヴェルサスのブログ担当です。

仕事探しをしていると、同じ業務内容の求人でも「正社員」や「契約社員」など、雇用形態が違う場合があります。

雇用形態の違いによって、同じ業務内容でも給与や契約期間など待遇面で違いが出てきてしまうため、仕事探しの際は注意が必要です。

しかし、具体的にどのような違いがあるのかよくわからないという人もいるでしょう。

そこで今回は、雇用形態について解説していきます。

仕事探しの際にぜひ参考にしてみてください。

 

 

■正社員とは?

 

企業と直接労働契約を結び、雇用期間に定めのない雇用形態が正社員です。

就業規則にある所定労働時間の上限まで勤務する、いわゆるフルタイムで働きます。

正社員は長期雇用を前提としており、マネジメントや人材育成に関わることを期待されることが多いため、昇進の機会が多く、昇給や賞与、社会保障や通勤手当などの福利厚生が完備されているのが特徴です。

 

○正社員のメリット

正社員は雇用期間の定めがないため、長期間安定して働くことができます。

そのため、ライフプランが立てやすいといえるでしょう。

また、長期間働くことで企業の基幹業務へ携わったり、責任のある仕事を任されたりするのでやりがいを感じることができます。

社会的信用もあるのでローンやクレジットカードの審査に通りやすいなどのメリットもあります。

 

○正社員のデメリット

多くの場合、正社員は残業や部署異動などを求められたら拒否することができません。

全国に支店などがあるような企業の場合は地方への転勤などもあり、よほどの理由がなければ従わなければならないのです。

安定した収入は得られるものの、生活環境の変化などが起きやすい雇用形態といえます。

 

 

■派遣社員とは?

 

雇用主と就業先が異なる雇用形態なのが派遣社員です。

派遣社員は派遣会社と雇用契約を結びますが、派遣会社と労働者派遣契約を結んでいる企業が就業先となります。

業務に関する指揮命令は就業先の企業が行いますが、問題発生時は派遣会社と就業先の企業が分担することが「労働派遣者法」によって定められています。

また、派遣社員は雇用期間が決まっており、同じ職場で働けるのは3年までとなっています。

 

○派遣社員のメリット

派遣社員は、派遣会社と労働者派遣契約を結んでいる企業の中から、職種や勤務地はもちろん、残業の有無や時給など、自分の希望に合った就業先を選ぶことができます。

そのため、様々な業種や職場を経験でき、キャリアアップが可能です。

派遣中は派遣会社からのサポートがあり、必要に応じて面談なども行われるところが多く、安心して働くことができます。

また、派遣社員は派遣会社の福利厚生が利用でき、研修などが充実している派遣会社なら希望に応じてスキルアップが可能です。

 

○派遣社員のデメリット

キャリアやスキルを持つ即戦力として期待されることの多い派遣社員ですが、同じ職場での勤務は3年までと定められているため、仕事内容や職場が気に入っていても長く働くことができません。

また、基本的に給与は時給制なので休日の多い月は給与が減るなど収入が不安定です。

交通費や賞与などが出ないこともデメリットといえるでしょう。

 

 

■契約社員とは?

 

正社員同様、企業と直接雇用契約を結ぶ契約社員ですが、大きな違いは雇用期間に定めがある点です。

3ヵ月や1年など、雇用期間を決めて雇用されますが、更新されることも珍しくありません。

専門的な技術や知識が求められる業種や、仕事量に波のある業務で採用されることが多い雇用形態です。

 

○契約社員のメリット

契約社員は契約に仕事内容や勤務地が定められていることが多く、正社員のような部署異動や転勤などがありません。

しかし、正社員に準じた働き方をするので、フルタイムで働くことができます。

また、正社員と違って企業側が採用しやすい雇用形態なので、求人が多く、希望する仕事に就きやすいというメリットもあります。

 

○契約社員のデメリット

雇用期間に定めがあるというのが一番のデメリットでしょう。

雇用期間は業務の状況に応じて企業が決めますが、1回の契約で3年を超える期間を定めることはできません。

また、更新されなければ期間満了とともに退職となります。

さらに、更新されたとしても基本的に昇給や賞与はないため勤務年数による収入アップは見込めません。

正社員に比べると社会信用度も低く、ローンやクレジットカードの審査が通りにくい場合があります。

 

 

■アルバイトとは?

 

企業と直接雇用契約を結びますが、学生やフリーターなど、比較的時間に都合がつきやすい人を対象としているのがアルバイトです。

業務内容は単純作業などが多い傾向がありますが、様々な業種で求人が多く、「学歴不問」「未経験歓迎」など、応募資格のハードルが低いのが特徴です。

 

○アルバイトのメリット

シフト制を採用していることが多く、自分の予定や都合に合わせた働き方ができるのがアルバイトの最大のメリットといえるでしょう。

求人も多く、興味のある業種や職種に挑戦しやすいのも大きな魅力です。

副業を認めている企業も多いため、複数のアルバイトを掛け持ちしている人も珍しくありません。

正社員よりも責任が軽いことから、あえてアルバイトを選択する人もいます。

 

○アルバイトのデメリット

アルバイトは基本的に時給制のため、休みが多ければその分給与が減ってしまいます。

また、他の雇用形態に比べると時給が安い場合が多く、手当なども正社員より少なく、賞与もないため収入が低いです。

アルバイトであっても社会保険は適用されますが、加入するには多くの条件をクリアしなければならない点もデメリットといえるでしょう。

また、長期間の雇用を前提としていない職場が多く、人の入れ替わりが激しいといった特徴もあります。

 

 

■仕事探しでは雇用形態もよく確認しよう

 

今回は、正社員・派遣社員・契約社員・アルバイトの違いについてご紹介しました。

それぞれの雇用形態にはメリットとデメリットがあり、どの雇用形態が一番とは言い切れません。

仕事探しの際は仕事の内容はもちろんですが、自分がどのように働きたいのか、それに見合った雇用形態はどれなのかをしっかりと見極める必要があります。

ヴェルサスでは様々な雇用形態の仕事をご用意しています。

希望に合った働き方のご提案も可能なので、ぜひお気軽にご相談ください。