こんにちは!ヴェルサスのブログ担当です。
雇用形態には正社員、パート、アルバイト、契約社員など、様々な働き方があります。
正社員は始業から終業まで勤務することが基本となっているため、「フルタイム=正社員」だと思われがちです。
しかし、フルタイム勤務は必ずしも正社員とは限りません。
そこで今回は、フルタイム勤務について詳しくご紹介します。
フルタイム勤務での転職を検討している人は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
■主な違いは「勤務時間」
会社と正規雇用契約を結んでいる労働者を正社員と呼び、「労働基準法」で定められている1日8時間、週40時間以内が労働時間の原則となっています。
パートやアルバイトであったとしても、フルタイムで働くことは可能です。
フルタイムとは、それぞれの会社で定められている勤務時間帯のことを言い、始業から終業まで勤務する働き方です。
例えば、正社員の勤務時間が9時~18時の場合、フルタイム勤務も同様に9時~18時の間で働きます。
前述の通り、労働時間は法律で定められているため、各企業で始業時間は異なります。
「フルタイム=正社員」というのは誤った認識であり、違いは雇用形態ではなく、勤務時間にあるため、フルタイムだからと言って必ずしも正社員というわけではないのです。
厚生労働省が公開している「パートタイム労働者」の定義を見ると、「1週間あたりの所定労働時間」を満たしているかどうかが基準となっており、この条件を満たしていればパート、アルバイト、契約社員、臨時社員、準社員など、呼称が異なってもパートタイム労働者となります。
■フルタイムでも非正規社員はいる
上述した通り、フルタイム勤務を選ぶパートやアルバイト、契約社員などもいます。
労働基準法では1日8時間、週40時間で働けばフルタイムとなりますが、あえて正社員にならない非正規社員も存在しています。
以下では、非正規社員ならではのメリットについてご紹介します。
・収入が増える
1日の勤務時間が8時間になることで、収入が大幅にアップします。
非正規社員としてまとまった収入を確保したいのであれば、フルタイムで働くのがおすすめです。
正社員と同じように始業から終業まで働くことになるため、安定した収入が得られるようになります。
・有給休暇を多く取得できる
取得できる有給休暇の日数が増えるため、プライベートの時間も作りやすくなります。
入社から半年が経過すると、10日の有給休暇が付与されます。
勤続年数が6年半以上になると付与される日数は20日となり、パートで働くよりも多く有給休暇を取得できるのです。
時短勤務でも有給休暇を取得することは可能ですが、職場によっては取得しづらい場合もあります。
・将来受け取れる年金額が増える
フルタイムで働くことを選んだ場合、基本的に厚生年金に加入することになります。
国民年金のみに加入していた場合と比較すると、厚生年金を受け取れることで、将来的に受け取れる年金額が増えることが大きなメリットです。
厚生年金で受け取れる年金額は収入に比例して高くなります。
・交代勤務や転勤がない
フルタイムで働く非正規社員の多くは主婦であり、パートとして業務をこなしています。
正社員として働く場合、交代勤務や転勤の可能性があるため、家庭と仕事の両立ができなくなってしまいます。
家庭との両立を図る主婦は、家事や育児、介護など、家に帰ってもしなければいけないことが多いです。
交代勤務や転勤をせずにフルタイムで働けるというのは、家庭との両立を図る主婦にとって魅力的なポイントなのです。
■自分にあった働き方を探す
ここまで、非正規社員としてフルタイムで働くメリットについてご紹介しましたが、転職を考えているのであれば、自身のライフスタイルに合った働き方を選ぶようにしましょう。
「働ける時間が限られている」「扶養内で働きたい」という人はパートとして働くのがおすすめですが、「収入アップを目指したい」という人はフルタイム勤務を選ぶと、より希望に沿った働き方ができるはずです。
雇用形態によって労働時間、給与、待遇は異なるため、自分に合った働き方を探すことが非常に重要です。
無理なく働けるよう、一度自分の希望する条件を洗い出してみてはいかがでしょうか?
生活・将来・仕事について具体的にイメージし、条件を明確にすることで、転職先も見つけやすくなります。
また、後悔のない選択ができるよう、あらかじめ各雇用形態の特徴やメリット・デメリットを把握しておくようにしましょう。
あらかじめしっかり調べておくことで、自分に合った働き方を選べます。
■仕事内容が同じであればパート、社員の区別なし
これまで、雇用形態によって待遇に格差が生じることが問題とされてきました。
実際に、正社員とフルタイム勤務の非正規社員は同じ責任を背負っていても、給与や福利厚生などの条件は異なるケースが多く、働き方に疑問を抱いている人も多く見られました。
雇用形態による待遇の差をなくすため、2020年4月に「労働派遣法」が改正され、現在は「派遣労働者の同一労働同一賃金」が適用されています。
これにより、フルタイムであれば正社員と同じ条件で雇用することが義務化されました。
中小企業では2021年から適用されており、現在多くの企業で適用されています。
雇用形態は様々ですが、それぞれ特徴が異なるため、メリット・デメリットを加味した上で働き方を選ばなければいけません。
待遇の差が解消されたことにより、仕事内容が同じであれば、正社員であってもパートやアルバイトなどの非正規社員であっても区別はないのです。
今回は、フルタイム勤務についてご紹介しました。
フルタイムとは、労働基準法で定められている労働時間で勤務している社員のことを言い、必ずしも正社員ではないということがわかりました。
現在、多くの企業では労働環境の整備が進んでいるため、全ての労働者が以前よりも働きやすくなっています。
ライフスタイルに応じた柔軟な働き方をしたいのであれば、ぜひヴェルサスにご相談ください。
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