主婦が希望雇用形態NO1!短時間正社員とは?

 

こんにちは!ヴェルサスのブログ担当です。

短時間正社員という雇用形態を耳にしたことはありますか?

実は今、主婦が希望する雇用形態で最も注目されている人気の雇用形態なのです。

今回は、そんな短時間正社員が具体的にどのような雇用形態なのかご紹介します。

家事・育児・仕事を両立して働きたいという主婦の方は、ぜひ目を通してみてください。

 

 

■短時間正社員はどんな雇用形態になっているの?

 

短時間正社員とは、その名前の通り、短時間勤務でありながら正社員という雇用形態であることを指しています。

通常であれば、正社員となると1日8時間、週5日の勤務が基本です。

しかし、短時間正社員ではフルタイムで働く正社員とは異なり、始めから短い勤務時間で無期労働契約を行う形になっています。

そのため所定労働時間が短く、必ず週に5日出勤しなければならないわけではありません。

加えて、時間当たりの基本給やボーナス・退職金など、通常なら正社員にしか出ない各種手当も支給されるのが特徴です。

ボーナスや退職金の算定方法もフルタイムの正社員と同じなので、家庭と両立しながら仕事ができる主婦にとってありがたい雇用形態なのです。

また、社会保険や雇用保険に関しても、正社員と同等に適用されます。

ただ、社会保険に関しては短時間正社員の場合、「4分の3ルール」があり、フルタイム労働者の労働時間や労働日数の4分の3以上の時間勤務する必要があります。

雇用保険は、条件を満たせば雇用形態に関わらず全ての従業員に適用されるものです。

条件は、無期雇用である・雇用期間が31日以上・雇用契約の更新規定があるが、31日未満の雇い止め明示がない・雇用契約更新規定がなく、同等条件の雇用者が31日以上雇用されているなど、これらのいずれかに該当する者となっています。

さらに、1週間の所定労働時間が20時間以上であること・学生ではないこと・他社の雇用保険に加入していないことなども条件です。

 

 

■短時間正社員になるための条件とは

 

では、短時間正社員になるために何らかの条件はあるのでしょうか?

短時間正社員は、「フルタイムでの働き方ができない人」という条件を満たさなければなりません。

例えば、以下のようなケースが該当します。

 

・子どもが小さく、子育ての期間中はフルタイムで働くことが難しい

・両親の介護でフルタイムが難しい

・定年退職したが、退職後も短時間正社員として再雇用してもらいたい

・働きながら資格取得を目指したいと思っており、仕事と両立できるよう短時間勤務にしたい

 

このように、なぜフルタイムで働けないのかが明確になっていれば、短時間正社員になれる可能性が高いです。

ただ、条件を満たさなくなった場合、フルタイムに変更するパターンも考えられるので、その点も視野に入れておく必要があります。

 

 

■実際に短時間正社員で働いて得られるメリット

 

実際に短時間正社員として働いた場合、どのようなメリットがあるのでしょうか?

ここでは、労働者・企業別にいくつかのメリットをご紹介します。

 

【労働者のメリット】

 

まずは労働者にとってのメリットです。

 

・家庭と仕事を両立できる

 

家事・育児・介護などで、正社員で働きたくてもフルタイムで仕事するのは難しいケースは非常に多いです。

短時間正社員であれば、家庭と仕事のバランスを保ちながら無理なく続けられるというメリットがあります。

正社員という雇用形態が難しく、パートでの働き方をしていた方でも、短時間正社員ならば仕事をする上でのハードルが下がります。

 

・多様な働き方が可能になる

 

仕事以外の時間を確保しやすくなる点も大きなメリットです。

例えば、資格取得を目指したり、ボランティア活動をしたりと様々な形で社会貢献することもできるでしょう。

短時間正社員は、ライフワークバランスを取るための方法の1つです。

時間にゆとりが生まれ、自分らしい生き方や生活ができるようになるのも、短時間正社員の魅力と言えます。

 

・キャリアが維持できる

 

これまでフルタイムの正社員で働いていた方にとっては、短時間勤務を余儀なくされることへの不安や葛藤があるでしょう。

様々な理由でフルタイムでの働き方が困難になり、正社員からパートに変更すれば当然キャリアを手放す可能性があります。

しかし、短時間正社員という雇用形態であれば、短時間勤務でありながらも正社員として企業に雇用される形になるため、それまで積み上げてきたキャリアの維持が可能になるのです。

 

【企業側のメリット】

 

短時間正社員は、働く側だけでなく企業にとってもメリットがあります。

 

・正社員を獲得できる機会が増える

 

意欲や高い能力を持っている人材が、フルタイムでの働き方ができないために非正規雇用として従事しているケースは非常に多いです。

しかし、短時間正社員を導入すれば、企業にとって貴重な人材も正社員という枠組みの中で活躍してもらえるようになります。

正社員になることへのハードルが下がることで、正社員を獲得できる可能性が高くなるのです。

 

・定着率や生産性が向上する

 

何かあっても短時間正社員に切り替えられるというのは、実際に働く側にとって大きなメリットであり、様々な事情があっても非正規雇用に変更したり退職したりしなくても済むようになります。

そのため従業員の定着率や生産性が向上し、離職率も軽減するでしょう。

採用競争力の強化にもつながります。

 

・少子高齢化の現状に対応できる

 

国内では少子高齢化が深刻化しており、働き手不足は今後の大きな懸念材料となっています。

そんな中、家庭と仕事を両立しやすい短時間正社員は、女性や高齢者の社会参加推進につながります。

企業だけでなく、社会全体でも少子高齢化対策や経済環境改善につながる取り組みになるでしょう。

 

 

今回は、最近注目されている短時間正社員について取り上げてきました。

フルタイムで働けないという方でも、短時間正社員であれば正社員として雇用されることになります。

また、短時間正社員は、仕事以外の時間を持つことができるため、家庭と両立したい主婦の方や、資格取得を目指したい方など、多様な働き方に対応できるのが魅力です。

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