50代の転職が難しい理由とは

 

こんにちは!ヴェルサスのブログ担当です

求人案件には年齢制限があることが多く、50代ともなると仕事探しは難しくなってきます。

年齢条件が明確に示されていない場合でも、応募の時点で年齢がネックになり採用に至らない事例は多いです。

今回はなぜ50代の転職が厳しいのか理由をご紹介します。

 

 

■50代が採用されにくい理由

 

経験豊富なはずの50代が企業に採用されにくいのは、以下の理由があるためです。

 

○定年退職までの期間が短い

多くの企業では定年の年齢を60歳あるいは65歳に設定しています。

50代で転職する場合、企業側としてはせっかく中途採用してもすぐに定年退職の年齢を迎える人材ということになってしまうため、採用に二の足を踏みがちです。

 

○体力や健康が心配

年齢とともに体力低下を感じる人は多いです。

健康づくりに気を使っていたとしても、50代に入るとやはり若い人と比較すれば健康リスクは上がってきます。

企業側からすれば、採用後に体調を崩されてしまえば仕事に穴が開き、保険や休業の手続きなど仕事が増えることになりかねません。

 

○高い人件費

転職にあたり、前職の給料と同等かそれ以上を望む人は多くいます。

経験豊富でスキルが高い人なら、前職でも高いポストで高い収入を得ていたはずです。

若い世代と比較すると50代は人件費が高くなりがちなので、高い人件費がネックで採用に至らないケースも見られます。

 

○職場の上下関係

会社組織の中では、年配者が低いポストにいる状態は人間関係のバランス的に難しくなる面もあります。

実際に50代で転職し、年下の先輩に仕事を教えてもらうということに、抵抗を感じる人も多いです。

自分より若い上司に従ってくれるかという不安も採用側にはあります。

 

○新しい職場への不適合

年齢が高くなれば新しい環境、新しい企業文化へ対応する柔軟性が心配という点もネックとなりがちです。

これまでの成功体験がある人ほど、自分のやり方を変えることに抵抗を感じることもあります。

しかも、前職よりも権限がないポストで仕事をすることにプライドが傷つき職場に対する不満感が高まることも考えられます。

 

 

■なぜ50代での転職は失敗しがちなのか

 

企業側にとって50代は積極的に採用したい層ではない点は否めません。

加えて、50代での転職に失敗してしまう人には共通の特徴があります。

50代の転職でよくある失敗事例を見ていきましょう。

 

○市場価値を意識していなかった

自分の市場価値がどれくらいなのか、意識していない人は転職に失敗しやすいです。

実際の転職市場での価値と、自分が思っている価値にギャップがあるほど、転職は厳しくなってきます。

例えば、「今の実績が転職先でも評価されるはず」とか、「大企業の管理職だから自分を欲しい企業は多いはず」などと思っている人は、50代での転職で失敗する確率は高いです。

50代で転職を成功させるには、企業側が求めている人物像を改めて理解することが大切となります。

どんなに実績があり経験が豊富でも、それを必要とする企業が無ければ残念ながら市場価値はないも同然と言えます。

 

○年収やポストなどにこだわってしまった

今の年収やポストに強いこだわりを持っている人も転職での失敗率は高い傾向があります。

自分の経歴や実績に自信があるため、「それなりの年収で高いポストに就くのが当然」とか、「今よりも小さい会社、立場の弱い会社では働きたくない」とか、「正社員以外の働き方は嫌だ」といった考え方にこだわり、転職で失敗する事例は多いです。

 

 

■50代での転職を成功させるには?

 

失敗しやすいと言われる50代の転職も見事成功させ、新しいフィールドで活躍している人はいます。

ここまで紹介してきた50代での転職が難しい理由を知っておけば、成功させるコツも掴めるはずです。

難易度の高い50代での転職を成功させるコツをご紹介します。

 

○市場価値を理解する

採用されるためには、企業側が採用したいという価値がなければなりません。

自分の経験やスキルに自信があって、発揮したい能力があるかどうかではなく、企業側が欲しいと思うかどうかが重要となります。

企業側が50代の転職者に求めているものは、「高い企業倫理感」や「強い責任感」「高い専門性」「豊富な経験」などであることが多いです。

企業側が求める市場価値を理解することが50代の転職には欠かせません。

 

○年収ダウンを覚悟する

年収条件にこだわると選択肢は少なくなり、結果として納得できる転職先を見つけることが困難になります。

採用の時点では年収が下がっても、数年で希望の年収額まで上がることは多いので、入り口は広くしておきましょう。

どの程度なら年収が下がっても受け入れられるか、家族とも相談しておくことも大切です。

国税庁の調査によると、50代前半の平均年収は約520万円、男性の場合は650~700万円が平均年収となっています。

全ての年代の中で年収が一番高いのが50代です。

年収ダウンは覚悟して転職活動に臨むほうが上手くいく傾向があります。

 

○ベンチャー系や中小企業を探す

正社員での転職を希望するなら、ベンチャー系や中小企業の方が競争率は低いです。

規模が小さい会社だからこそ、転職後すぐに活躍できる可能性も大きく、会社での影響力も大きいと言えます。

経営者の近くで事業に携われたり、柔軟な働き方をしたりも可能です。

実力次第で上に行けるのが、ベンチャーや中小企業のメリットとも言えます。

特に、ベンチャー系には大手からの転職組が多いケースもあり、能力の高い人たちと切磋琢磨したい人にもおすすめです。

 

○正社員にこだわらない

50代での転職では、正社員以外の働き方も視野に入れることをおすすめします。

正社員での求人案件は少ないため、早めに転職先を探したいなら非正規社員での転職も視野に入れましょう。

無職の状態で転職活動を続けることは精神的にも厳しいものです。

心の余裕を保つためにも、自分を求めている企業探しを優先し、正社員にこだわらずに転職活動をしてみましょう。

 

 

■ヴェルサスなら50代でも転職できる可能性大

 

難易度の高い50代での転職は、自分の力だけでなくプロのサポートを受けて進めるとスムーズです。

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ぜひ、自分に合った働きやすい職場を一緒に探していきましょう。