こんにちは!ヴェルサスのブログ担当です。
今回は特別養護老人ホームや、そこで働く介護士の仕事内容について紹介していきます。
一時期は3Kとまで言われた介護の仕事ですが、少子高齢化が進む現在の日本にはなくてはならない仕事ですし、待遇も少しずつ改善されています。
そして、後で詳しくお話をしますが、スキルアップを目指すのも比較的容易なのが、この介護の仕事の魅力です。
やればやるだけきちんと見返りが戻ってくる、そんな仕事である介護士の仕事内容について紹介してきます。
特別養護老人ホームって何?
まずはその介護士の働く、特別介護老人ホームとはどんな場所なのでしょうか。
早く言えば、自宅で生活ができなくなってしまった高齢者の生活の場となる施設です。
さまざまな名称の老人ホームの種類がありますが、この特別養護老人ホームの特徴としては、
〇料金が低めに設定されている
〇要介護の認定を受けている人しか入れない
〇看取りまでしてくれる
この3点が挙げられます。
最近では医療行為が必要な方の入居も進んでおり、自分が取得する資格によっては一部の医療行為(吸引など)は許可されます。
介護士の仕事内容
では、次に介護士の仕事内容について見て行きましょう。
〇起床・着替え・排泄介助
まずは朝起床を促すところから始めます。老人は朝が早いイメージがあるかもしれませんが、認知症の方などは夜中に目が覚めてそのまま眠れなかったということも多々あるので、朝なかなか起きてはくれません。
起床したら、まずは着替えと排泄介助です。ある程度自分でできる人もいますが、中には自分で全くできない人もいるので、体位を少しずつ変えながら着替えを促します。
排泄介助に関しては、自力で排泄できる人は車椅子または歩行でトイレまで誘導し、便器に座って貰います。
しかし、自分でトイレまでの移動が困難であったり、オムツを使用している人に関しては、ベッドの上でオムツ交換と陰部の洗浄を行います。
〇朝食介助
朝食の時間は、それぞれの方の身体機能や栄養に合わせた食事がでるので、間違わないように配膳した後に、食事の介助に入ります。
口元にスプーンを持って行くだけに思えるかもしれませんが、それぞれに食べ方のこだわりがあったり、誤嚥性肺炎にならないように食事を与えるペースを考えたり、麻痺している側からは食事を入れないなどの配慮が必要となります。
〇レクレーション
これは主に施設にいる理学療法士・作業療法士などが請け負いますが、施設のイベントごとは介護士が企画して実行します。
それぞれの季節の催し物から始まり、皆でできる簡単なレクレーションなどです。このレクレーションをきっかけに、利用者と仲良くなることができるので、この役割はかなり大切です。
〇洗濯物の片付け
洗濯は介護士の仕事だったり、家族に任せていたりと施設で違いますが、多くの場合は介護士や補助スタッフが洗濯物を回し、それぞれの利用者のタンスに戻します。
名前がなかったり、膨大な人数がいる施設もあり、同じ様な名前で入れ間違えたりしてしまうこともあるので、決して簡単な作業ではありません。
〇昼食
昼食前に食事の時間のタイミングを覚えてもらうためにも手洗いを実施したり、その後も配膳と食事補助の仕事が待っています。人数も多いので、時間内に全員食べさせるのは非常に大変な仕事なのです。
〇余暇時間
午後は余暇になっているところもあり、自由に過ごしている利用者の把握をしたり、自分の仕事を傍らで行ったりします。
〇入浴
利用者が多いことや、特別な浴槽を利用する場合もあるので、入浴は早いところでは15時くらいから始まります。(※場所によって違います)
寝たきりでしか過ごせない拘縮した人には、ストレッチャーのままお風呂に入れる機械を使ってお風呂に入って貰います。
自分で少しでも動ける人は、介助を受けながらお風呂に入ります。利用者の人の髪を洗ったり、身体を洗って知らない痣や怪我、何か身体に異変が起きていないかもきちんと観察しておかなければいけません。
褥瘡と言って、同じ体位を取り続けると皮膚が壊死してしまう病変も、この時に早めに見つければその分進行を食い止められます。
また、この時間も利用者と話す大切な時間です。コミュニケーションを築いて、気持ち良くケアを受けて貰いましょう。
〇夕食
お風呂から上がれば夕食が待っています。
夕食も同じ様に介助を行い、利用者の健康を食事の摂取量で観察します。
また、食事後は義歯のケアも行います。歯がある利用者には歯磨きも行わなければいけません。
〇就寝準備
就寝用の衣服に着替えたり、ベッドに移動したりします。
この時にオムツが濡れていないか確認したり、自分でトイレに行ける利用者にはトイレに行くように伝えます。
〇巡回
利用者が就寝しても仕事は終わりではありません。
利用者の中には、夜間徘徊をする人や、勝手に離床する人もいるので、その人達を施設の外に出さないようにしっかり見ておかなければいけません。
また、コールも鳴るので何かあればすぐに利用者の部屋に駆け付けて対処しなければいけません。
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