こんにちは！ヴェルサスのブログ担当です。
今回はホテル内託児所で働く保育士の仕事を紹介していきます。
ホテル内託児所と言うと、どんな仕事を想像しますか？
保育所のように指導計画に沿った、子ども達の発達をメインにした保育を想像する人も多いでしょう。
しかし、ホテル内託児所は全く違う機能を持っています。
基本的にはホテル内で働くスタッフの子どもを預かる事がメインとなります。
名前の通り、保育機能よりも託児機能の方が強いのです。
ですから、必然的に仕事内容も保育所とは微妙に異なってきます。ここではホテル内託児所で働く保育士の仕事についても触れていきます。
ホテル内託児所で働く保育士の仕事内容
まずは仕事内容から見て行きましょう。
・子ども達の受け入れ、確認
・外遊び、室内遊びの把握
・食事準備、介助
・排泄介助
・寝かしつけ
・おやつ準備
・絵本読み聞かせ
・保護者への報告、相談業務
ざっと挙げるとこんな感じになります。
ここに、一般の保育所と同じで壁面製作が入ってきたり、突発的にイベントを盛り込もうと設定保育を入れる所もありますが、基本的には託児メインでホテルスタッフの子ども達を預かっています。
朝は子ども達の受け入れを行い、家での様子や体調、軽い身体チェックをして子ども達を保護者から預かります。
その後は室内遊び、外遊びの把握を行います。託児所によっては簡易な遊具がある所とない所で別れてしまうので、外遊びの際に自分達で竹馬やかんぽっくりなどの遊具を用意する工夫も必要です。
室内遊びに関しては、基本的に子ども達の発達を狙っている訳ではないので、子ども達の好きな玩具を選ばせ、遊ぶのを見守ったり一緒になって遊んだりします。
ホテル内託児所はどうしても保護者の勤務や辞職・入職などで子ども達の顔ぶれが変わってしまうので、継続した保育指導が難しい事もよく言われます。
食事に関しても、ホテル内託児所によっては24時間保育を行っている所もあるので、朝食昼食、夕食と三食分の準備が必要になります。
前述したように、子ども達の顔ぶれがどうしてもころころ変わってしまうので、アレルギー把握には細心の注意を払う事が求められます。
もう一つ難しいのが、保護者からの相談業務です。
どうしてもホテルという場所である為に保護者の勤務によって子ども達と触れ合う時間が制限され、正確に子ども達の性格傾向を把握するのが難しい場合も多いです。
その中で、保護者から相談された内容と子ども達の性格傾向に照らし合わせて育児相談に乗るのはかなり大変です。
体力面ではそこまでの不安を感じる事はないでしょうが、精神面では多少の覚悟が必要です。
ホテル内保育所で働くメリットとは？
では、ホテル内保育所で働くメリットは何なのでしょうか？
・少人数制で子ども達とゆっくり触れ合える
ホテル内保育所は少人数制に必然的になっています。
ですから、子ども達ひとりひとりとゆっくりと向き合えるチャンスでもあります。
設定保育などが毎日行われない事、そして子ども達の託児がメインなので、託児業務以外の保育所で煩わしいとされる書類整理や様々な業務が削られるので、その分ゆっくりと子ども達と向き合えるのですね。
・臨機応変さが身に付く
ホテル内託児所は入れ替わりが他の保育所よりも激しいです。
保護者の転勤、辞職、そして新しい人の入職で子ども達も変わってしまいます。
ですから、様々な子ども達と触れ合う機会となり、即座に子ども達の性格傾向を把握し、子ども達にどんな対応をすればいいのかを考えるようになるので、保育士としてのスキルは非常に上がります。
・福利厚生が充実している
ホテルが運営しているという事もあり、福利厚生に関しては非常に手厚くサポートを受けられます。
また、24時間保育の所の場合は、夜勤手当なども出るので、給与面に関しても非常に納得のいく給与を受け取る事ができます。
・残業や持ち帰りの仕事がない
普通の保育所と違い、持ち帰ってまで仕事をしたり、残業が当たり前という環境ではなくなります。
ですから、ゆっくりと自分の時間を楽しむ事ができるのです。仕事とプライベートを両立できるのは非常に嬉しいですね。
ホテル内託児所で働く保育士のデメリットは？
メリットは多いですが、デメリットもやはりあります。
・行事進行や設定保育などの一部のスキルはなかなか伸びない
普通の保育所と違い、残業が少なく、煩雑な設定保育をしなくて良い分、どうしてもそれに付随する能力が伸びないという点が挙げられます。
行事を行うにしても、保育所などでは全園児を前にして司会進行をする事が求められたりしますが、ホテル内託児所の場合は一クラス分の園児の前で簡単な設定保育をする機会くらいしかありません。
・じっくり子ども達と信頼関係の構築ができない
通常、保育所では一年をかけて保育士と子どもの間に信頼関係を築いて、次のクラスへと引き継ぎます。
ですが、ホテル内託児所の場合はどうしても入れ替わりが激しい事や、保護者の勤務によって託児するかどうかが変わって来るので、毎日顔を合わせて時間をかけた信頼関係構築が難しいのです。
一回一回の関りが大切になってくるので、プレッシャーを感じる事もあるかもしれません。
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ホテル内託児所は働きやすくて保育士資格を活かせる良い職場
やはり人間関係や残業のきつさなどが挙げられる保育士の中で、残業もなく少人数制で子ども達と触れ合う事がメインのホテル内託児所は魅力的な仕事です。
是非ともホテル内託児所で働いて、大好きな子どもに囲まれた環境で自分の保育士スキルを磨いていってくださいね。
