レザー(皮革)工場の仕事内容

レザー工場

 

■レザーができるまでの工程とは?

 

 

・原皮の下処理

牛、馬、ヤギ、羊、豚などの皮が腐敗しないように塩漬けして輸入されてきます。
輸入されてきた場合は塩漬けしてありますが、国産の場合は地生と呼ばれそのままの状態です。
この塩漬けされた原皮を時間をかけて水洗いして皮についている血液や汚物、汚れなどを丁寧に取り除きます。
脱水された水分を補うと生の皮の状態になり、薬品で処理します。

 

 

・原皮の裏打ち
裏打機を使って、皮の肉面に付いている脂肪や肉片を取り除き皮のみの状態にしていきます。
裏打機で取り除いた脂や脂肪は、別の作業で石鹸を作る材料に使用されます。

 

 

・石灰に漬けてから脱毛
石灰乳に漬けてアルカリの作用で皮のコラーゲン繊維をほぐして、毛や脂肪、表皮層を分解して除去します。
この工程で皮独特の柔軟性を得ます。

 

 

・分割機で皮を分ける
分割機で皮を決められた厚さにし、表面と肉面の2層に分けます。

 

 

・特殊ななめしを使って耐久性を高める
なめしを浸透させて、コラーゲン繊維と統合させ耐久性を高めていきます。
なめしの種類はいくつかあり、それぞれによって使われるなめしにも違いがあります。

 

 

・皮の水分を絞る
革の水分を機械を使って絞っていきます。
頭側、お尻側を分けて絞っていくと均等に絞ることができます。
この調節によって出来上がりが異なるので圧力をその都度変えていきます。

 

 

・シェービング後に染色
革の裏側のそぎ落とし、厚さを均一に揃えます。
1ミリ単位で調整し、希望の色に染色します。

 

 

・伸ばして整える
革の水分を取ると同時に伸ばしていき、加工によって出来た表面のでこぼこをきれいに整えます。

 

 

・乾燥工程
職人によって真空乾燥した後に、半乾きの状態になったら自然乾燥させます。

 

 

・皮を伸ばす
機械で皮を伸ばした後に、革の質感を変えるための工程を施します。

 

 

・ネットで乾燥後トリミングなどで製品になる
ネットで引っ張りながら乾燥させ、縁断ちしてから様々な加工や用途別に皮を変えていきます。
ブラッシングさせてつやを出したら、機械で磨きあげます。
この後製品として生まれ変わります。

 

 

■レザー工場で働くのは職人だけ?

 

 

レザー工場は、技などが必要な部分もありますが、職人のみが働ける訳ではありません。
工程によっては職人以外でも行えますが、慣れてくると専門的な分野を学べたりします。
力が必要な部分も多くあるので、体力に自信のある方は思う存分力を発揮することができます。
多くの工程を経て製品になるので達成感も味わえます。

 

 

レザー工場の仕事はヴェルサスにお問合せください

 

レザー工場で働きたくなったら、一度ヴェルサスにお問合せください。

レザー工場の仕事が必ず募集されているわけではありませんが、求人募集が出たときに優先的にお知らせすることも可能です。

気になる方はぜひ派遣登録をお願いします!

 

 

【その他アパレル関連の工場で働くならこちらもチェック!】

帽子工場の仕事内容

紡績工場の仕事内容

ニット縫製工場の仕事内容

デニム加工の仕事内容