こんにちは！ヴェルサスのブログ担当です。

現在、パートで働きながら別の企業で働こうと考え、転職活動を始めようと考えている方もいるでしょう。

ライフスタイルの変化によって働き方や時間帯などを変えたい場合は、転職についても検討するものです。

しかし、パートを辞めてから転職活動をすると収入源がなくなってしまうことから、できれば今の職場で働きつつ転職活動をしたいと考える方も多いはずです。

そこで今回は、パートで働きながら別の企業への転職活動を行っても良いのか解説していきます。

働きながら転職活動をする場合の注意点やメリットなどもご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

 

 

■パートで働いている間に転職活動をするのはOK？

 

結論から言えば、パートで働いている間に転職活動を行うのは一切問題ありません。

中には「法律違反に該当するのでは？」と考える方もいますが、憲法によって日本国内に住んでいる方には「職業選択の自由」が保障されていることから、転職活動を行っても問題ないのです。

ただし、就業規則に「競業避止義務」が定められている場合は注意が必要です。

競業避止義務とは、現在働いている企業に対して不利益を与える可能性のある競業行為を禁止することが定められています。

例えば現在働いている中で知った社内の機密情報を他の競合会社に伝えることは、競業避止義務に違反しています。

もし競業避止義務違反が発覚した場合、懲戒免職や退職金の不支給、さらに損害賠償請求をされてしまう恐れがあります。

正社員とは異なり、パートだと社内の機密情報を知っているほどの仕事を任せられるケースは少ないですが、社内で聞いた情報などをうっかり転職活動中に競業へ伝えてしまい、競業避止義務違反になってしまうこともあるので注意してください。

 

 

■働きながら転職活動を行う際の注意点

 

パートで働きながら転職活動を行う場合、以下の点に注意して転職活動を行うようにしましょう。

 

 

・就業規則を確認した上で転職活動を始める

 

転職活動を始める前に、まずは今働いている職場の就業規則を確認することが大切です。

就業規則には先ほどご紹介した競業避止義務についての記載はもちろん、退職に関する規定も設けられています。

円滑な退職にするためにも、必ず就業規則を確認してその内容に則って転職活動をスタートさせましょう。

 

 

・転職活動の期限を決めておく

 

働きながら転職活動を行う場合、突然仕事が忙しくなったり収入面で不安になったりすることで、当初予定していた退職を先延ばしにしてしまう方もいます。

しかし、期間を長引かせれば長引かせるほど転職活動へのモチベーションも下がってしまうものです。

転職活動を成功させるためにも、最初に期限を設けておき、その期限までに退職できるように行動しましょう。

また、転職活動の期限を決めておくと、引き継ぎなどのスケジューリングを組む際にも役立ちます。

 

 

・現在働いている職場に配慮する

 

転職活動中とはいえ、まだ会社に在籍していることから本業もしっかりとこなす必要があります。

転職活動に時間をかけてしまうと、つい本業の仕事が疎かになりがちなので注意が必要です。

現在働いている職場に配慮できていないと、周囲の人からの印象が悪くなりスムーズな退職につながらない可能性もあるので気を付けてください。

 

 

・社用PCやスマホを使って転職活動を行わない

 

転職活動に集中し過ぎてしまうと、つい社用PCやスマホで求人情報などをチェックしてしまう方もいるでしょう。

しかし、社用PCやスマホは会社側がログを管理している場合も多く、いくら会社にバレないように転職活動を行おうとしてもバレてしまいます。

また、社用PCやスマホはあくまで本業を行うために支給されているものです。

それ以外の用途に使ってしまうと罰則を受けてしまう可能性もあることから、社用PCやスマホを使って転職活動を行わないように注意してください。

 

 

・転職活動をしていることは職場の人に話さない

 

パートで働きながら転職活動を行うことに違法性はないものの、同じ職場の人にバレてしまえばあまり快く思われないかもしれません。

転職活動をしていることを職場の人に話してしまうことで、職場での居心地が悪くなるケースも考えられます。

これらは本業をする中で妨げになってしまうことから、転職活動をしていることは職場の人に話さないようにしましょう。

 

 

■働きながら転職活動をするメリット

 

パートで働きながら転職活動を行うと、どのようなメリットがあるのでしょうか？

ここで働きながら転職活動をするメリットをご紹介します。

 

 

・収入が安定しやすい

 

働きながら転職活動をすれば、退職後すぐに別の企業で働けるようになるため、安定した収入が期待できます。

退職期間中に生活費のため貯金が減ってしまう心配もありません。

 

 

・余裕を持って転職先を選べる

 

自分の中で転職活動の期限は決めた方が良いものの、仕事を辞めてから転職活動を始めるよりも余裕を持って取りかかれます。

仕事を辞めてからだと「早く仕事に就かないと貯金がなくなってしまう」という不安から焦ってしまい、自分とマッチしない企業を選んで失敗する可能性が高いです。

転職活動を成功させるためにも、余裕を持って転職先を選んだ方が良いでしょう。

 

 

・「転職しない」という選択肢を残せる

 

転職活動を行っていると、他社と現在働いている職場を比較することが多くなります。

そんな中で、他社よりも今働いている職場の方が良いと思えたのであれば、「転職しない」という選択肢も選べるでしょう。

しかし、仕事を辞めてしまってからだと元の職場に戻るのは難しいです。

 

 

・職歴にブランクが空かない

 

職歴にブランクがあると転職する上で不利になる場合があります。

若干のブランクであれば問題ないかもしれませんが、ライバルの多い人気の会社だとそのブランクを他の人と比較されてしまい、落とされる可能性もあることから注意が必要です。

 

 

 

今回は、パートで働いている間でも転職活動ができるのかを解説してきました。

パートで働きながら転職活動をしても、特に法律違反になってしまうことはありません。

ただし、就業規則には競業避止義務が定められている場合も多いので、競業他社に向けて転職活動を行う際は特に注意してください。

また、いくら転職活動中でも本業で仕事をこなしながらになるため、現在働いている職場に迷惑をかけない範囲で転職活動を進めることが大切です。

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