勤務したばかりのパートを辞める理由は?

 

こんにちは!ヴェルサスのブログ担当です。

これからパートを頑張っていこうと思った矢先、「辞めたい」「辞めなければならない」など、今後続けていけない事情が起こった場合、勤務先に告げるのは戸惑うことも多いでしょう。

「採用してもらったばかりで申し訳ない」という気持ちから、正しく退職の手続きをしないで辞めようと考えるかもしれませんが、このようなことをしてはいけません。

もし勤務を始めたばかりのパートを辞める際には、どのように伝えるべきか、理由や具体例を合わせてご紹介します。

 

 

■勤務したばかりのパートは辞められる?

 

面接を経て、採用された時は頑張ろうという気持ちでいっぱいだったことでしょう。

誰もが、すぐ辞めるために面接などを受けたりしません。

しかし、働いてみたら新しい問題に直面したり、このまま続けていくことはできないと感じたりすることもあります。

このような個人的な理由などで、勤務を始めたばかりのパートを辞めることは可能です。

雇用している会社労働者の間の契約では、雇用の定めがない以上、いつでも解除の申し出ができるからです。

民法でも、退職の意志を伝えてから2週間経過すれば退職できることになっているので、合意すれば即日退職もできます。

しかし、これは法律上の内容を含めたものです。

パート先にとっては急に辞めようと思った理由を聞かれるでしょう。

その際には、納得してもらえる内容をきちんと伝える必要があります。

できるだけ角が立たないように伝えましょう。

 

 

■パートを辞める際の理由や伝え方は?

 

勤務したばかりのパートを辞めることができますが、誰が見てもやむを得ない理由であると判断されるような内容を伝える必要があります。

本音が別にあったとしてもストレートに伝えるのではなく、できるだけ円満に退職できるようにしましょう。

ここでは、パートを辞める理由や伝え方について例を含めてご紹介します。

 

 

・家庭の事情

 

家族や子ども、介護などの都合と仕事の都合が合わなくなったなど、やむを得ず仕事が継続できなくなった時が該当します。

家庭の事情は、プライベートなことなので納得してもらいやすく、面接をした時と状況が変わってしまうケースもあるでしょう。

例としては、「子どもの習い事の送迎と重なって働けなくなった」「親の体調が悪化して介護が必要になったので続けるのが難しい」「夫の転勤が急に決まったので引っ越しをする」などです。

このような急な事情で辞める際には、「仕事を始めたばかりでご迷惑をおかけいたしますが、退職させていただきたいと考えております」と一言添えて伝えるのが良いでしょう。

 

 

・雰囲気が合わない

 

面接を受けた時には、「楽しそう」「働いてみたい」という気持ちが強かったかもしれませんが、実際に働いてみたら聞いていた内容と全く違うと混乱することもあります。

厚生労働省が公表している令和3年雇用動向調査結果の概況では、「転職入職者が前職を辞めた理由」に人間関係や労働条件を理由にしていることが多くなっていることがわかります。

働いてみなければわからないことがあって当たり前ですが、あまりのギャップにこれ以上続けることができないと判断するケースもあるということです。

例として「職場の上司の教え方が厳しい」「職場の人間関係が悪くて仕事に支障をきたしている」などです。

このような場合、直属の上司ではなく面接をしてくれた上司などに職場の状態を話して「このような環境ではモチベーションも下がってしまうので、申し訳ございませんが退職させていただきます」と伝えましょう。

全てを話すと角が立つかもしれないので、言いたくない部分は少し濁して伝えると良いです。

 

 

・体調不良

 

働きたい気持ちはあるものの、体調不良によってパートが続けられないケースもあります。

長い期間、体調が優れない状態で勤務を続けると症状が悪化したり、仕事中に具合が悪くなったりする可能性もあるでしょう。

体調不良の場合は、できるだけ自分の健康状態を考えて勤務先に迷惑がかからないようにしてください。

例として、体調不良の内容や病院で検査などをしていれば、これらの内容を伝えて退職を申し出てみましょう。

体調不良の場合は、パート先も「しばらく休んで良くなったら少しずつ働いてみてはどうでしょうか?」と配慮してくれるケースもあります。

もし復帰したい気持ちがあればこの提案を受けますが、すぐにでも辞めたい場合は「お休みをいただくことも考えていましたが、長期の休みはご迷惑かと考え退職させていただきたいです。」と申し出ましょう。

 

 

■退職の相談や意思を伝えるにはどうすべき?

 

退職の相談や意思を誠意ある態度で伝えるには、どのような方法が良いでしょうか?

退職の意思は、できるだけ対面で伝えるのが基本です。

事前に上司に「ご相談がありますが、お時間いただけますか?」とアポイントを取り、向き合って話ができる時間や場所を設けてもらいましょう。

アポイントの際には「退職」という言葉を使わずに「話したいことがある」「ご相談がある」という内容で伝えてください。

もし、上司に会う機会がない場合は電話もしくはメールで連絡してみましょう。

電話の場合は「お忙しいところ申し訳ありません。お話したいことがあるのでご都合の良い時にお時間いただけないでしょうか」とお伺いをたててください。

メールの場合は、「お疲れ様です。パートの○○です。お忙しいところ申し訳ありませんが、お話したいことがございます。ご都合の良い時で構いません。お時間いただけませんでしょうか。何卒よろしくお願いいたします。」と連絡してみましょう。

 

 

 

勤務したばかりのパート先を辞めるのには、様々な理由があるでしょう。

退職の意思を伝える際には、パート先に不満があったとしてもできるだけ悪いことは告げないようにしてください。

パート先とのトラブルの原因になる可能性もあり、職場を去る人間から悪い点を聞くのはあまり良い気分ではないからです。

きちんとお世話になったことを伝えてから退職しましょう。

過去に勤務してすぐ退職した経験があると、次のパート先で仕事ができるか不安になるかもしれません。

このような場合は、お気軽にヴェルサスまでご相談ください。

働きやすい環境の職場をご紹介いたします。