パートのダブルワークは注意!扶養から外れないようにするための工夫とは

 

こんにちは!ヴェルサスのブログ担当です。

「パートだけの給料では不安」「スキマ時間を有効活用したい」という方の中には、ダブルワークをしようと考えている方もいるでしょう。

しかし、ダブルワークにはいくつかの注意点があり、工夫しないと損をしてしまうことも少なくありません。

今回は、パートのダブルワークで注意すべきこと、扶養から外れないようにするための方法などをご紹介します。

副業OKの職場を探している、ダブルワークを始めてみたいという方も、ぜひ最後までご覧ください。

 

 

■パートのダブルワークが注目されている理由

 

パートのダブルワークは特に主婦や子育て中の方から注目されている働き方です。

なぜ注目されているのかを知ることで、よりダブルワークの魅力を深く理解できるかもしれません。

まずは、パートのダブルワークが注目されている理由から解説していきましょう。

 

 

・収入が上がる

 

ダブルワークの最大のメリットは、収入が上がる点です。

1つの職場だと働ける時間が制限されていることで思うように働けず、収入アップが見込めないという方も多いでしょう。

スキマ時間などを利用してダブルワークを行うことで、収入を上げることが可能です。

 

 

・様々な経験を積める

 

1つの職場で働くよりも多くの経験を積めるのは、ダブルワークならではのメリットです。

同じ分野であっても、全く異なる分野であっても、それぞれの環境で積んだ経験はとても貴重なものになります。

異なる分野で働けば、自分に合った仕事が見つかる可能性も高くなります。

気付かなかった能力に気付くきっかけになることもあるため、得意な仕事1本でダブルワークと同等の収入を得ることも夢ではありません。

 

 

・社会とのつながりが増える

 

ダブルワークをすることで、必然的に関わる人の数が増えます。

会社の人間関係に悩んでいても、副業では良い出会いがあるかもしれません。

社会とのつながりが増えれば視野が広くなるほか、悩みがちっぽけに感じたり、解決の糸口が見つかったりするなど、メリットも多くなります。

気心の知れた友人ができる可能性も高くなり、人生自体が豊かになるでしょう。

 

 

■手取りが減ってしまう?年収130万円の壁とは

 

ダブルワークは収入面だけでなく仕事面でも大きなメリットを得られる働き方です。

しかし、年収130万円の壁を超えることで、デメリットが増えてしまうことも事実です。

年収130万円の壁とは、配偶者の扶養から外れてしまい、税金の負担が増えてしまうことを言います。

年収130万円を超えると、年収が130万円未満だった時よりも手取りが減ってしまうのです。

働ける時間が制限されており、ダブルワークでも収入が130万円未満なら問題ないでしょう。

しかし、生活に余裕を持たせるためにダブルワークを望んでいる、収入アップを目指してダブルワークをしているという方が損しやすい仕組みであると言えます。

 

 

■一時的であれば超えてしまっても大丈夫!

 

年収130万円は基本的に超えないけれど、うまくいった年は130万円以上の収入になるというケースは多いです。

年収130万円の壁ですが、一時的であれば超えてしまっても扶養から抜ける必要はありません。

これは2023年10月から始まった「事業主の証明による被扶養者認定の円滑化」という取り組みで、条件が揃えば130万円を超えても税金の負担をせずダブルワークを続けられます。

条件とは、「130万円を超えたのは一時的に収入が変動したからである」ということを証明し、認定されることです。

証明のためには、様々な書類を厚生労働省に提出する必要があります。

ここで注意したいのが、3年連続で年収130万円を超えるとこの制度は使えなくなり、扶養から外されてしまいます。

扶養内で働きたい場合は3年目に仕事量を減らすなどで、扶養から外れないように調整する必要があるでしょう。

 

 

■パートのダブルワークで注意するべき点も抑えておこう

 

扶養内でダブルワークをしたい場合は、年収130万円の壁を理解しておくこと以外にも注意するべき点がいくつかあります。

損をしないためにも注意点を把握し、気持ち良く働けるように準備しておきましょう。

 

 

・ダブルワークが禁止されていることがある

 

たとえパート勤務であっても、ダブルワークや副業を禁止しているところがあります。

雇用条件を確認して、ダブルワークが禁止されていないかどうかをチェックしましょう。

また、ダブルワーク歓迎という求人であっても、実際に伝えると良い顔をされないケースは珍しくありません。

入社当初などはダブルワークについて触れないでおく、上司などに事前に相談しておくといった工夫が必要になるでしょう。

 

 

・ネットを使った副業は課税対象になることがある

 

副業としてアフェリエイトやフリマアプリ、ネットオークションを行う人は増えています。

実はこれらで得た収入は「雑所得」に分類され、33万円以上の収入があると、住民税の課税対象となってしまうのです。

さらに、38万円以上の収入になると、所得税も加わってきます。

住民税の課税基準は100万円ですが、雑所得に関しては100万円以下であっても課税対象になります。

手軽に稼げて人気のネット副業ですが、こういった点も考慮しながら調整していかなければ、働き損になってしまう可能性があるので注意しましょう。

 

 

・20万円を超えると確定申告が必要になる

 

年末調整を行ってくれる会社に勤めている場合は、本業の年末調整は必要ありません。

しかし、副業が20万円を超える場合は、確定申告が必要になります。

また、20万円以下であっても所得税の還付を受けられることがあるため、余裕があれば確定申告をするのがおすすめです。

 

 

 

今回は、パートのダブルワークが注意するべき点や扶養から外れないようにするための方法をご紹介しました。

副業はスキマ時間にできるものも多く、時間を有効活用できる上、収入がアップするためパート勤務の方にも人気です。

扶養から外れないように調整できれば、損することなくダブルワークを続けられるでしょう。

ただし、求人の中には未だに副業・ダブルワークを禁止しているものもあるので、探す際には注意が必要です。

ヴェルサスでは、副業可能な求人を多く取り扱っています。

副業をしながら気持ち良く働ける職場を探したいという方は、ぜひチェックしてみてください。