こんにちは!ヴェルサスのブログ担当です。
転職をする時に履歴書を書きますが、アルバイトやパートは転職回数に含めるか、それとも含めないのか、悩んだ経験がある人はいませんか?
複数の会社でアルバイトやパートをしている場合、転職回数が多くなるから書きたくないと思う人もいるでしょう。
そこで今回は、転職回数の数え方や平均的な転職回数について解説していきます。
さらに、転職回数の多さで不利になる可能性についても記載するので、転職を考えている人は目を通してみてください。
■転職回数の数え方
まずは、転職回数の数え方から見ていきましょう。
転職回数を数える際に、最初に勤めた会社は含めません。
株式会社Aから株式会社Bに転職した経験だけあるという人は、転職回数が1回ということになります。
その後、他の会社へ転職した場合は2回とカウントします。
派遣会社の場合は、派遣元が変わらないなら1回とカウントして問題ありません。
職務経歴書には、派遣先においてどのような仕事をしたのか記載します。
ただし、派遣先が同じことを明記しておかないと、転職回数が非常に多いという印象を与えかねないので要注意です。
派遣先が多い場合は、一番長く働いていた所をメインで書いて、他は大まかにまとめるという書き方でも問題ありません。
アルバイトやパートの場合は、職歴としてみなされないケースが多いので転職回数に含める必要はありませんが、抜かしてしまうとブランクが長いように見えてしまいます。
もし、アルバイトまたはパートでの経験しかない、または期間が長い場合は記載するようにしましょう。
アルバイトやパートでの仕事が、転職先で活かせたり自己PRになる可能性もあります。
■日本人の平均転職回数はどれくらい?
転職を考えた時に、「他の人はどのくらい転職しているのか?」と気になる人もいるでしょう。
続いては、日本人の平均的な転職回数についてみていきます。
〇平均的な転職回数
日本人の平均転職回数は、2.6回と言われていますがこれは平均値です。
ずっと同じ会社に勤務している人も、転職ジプシーとなり幾度となく転職を繰り返している人も含まれています。
〇年代別の平均転職回数
年代別の平均転職回数は以下の通りです。
・19歳以下:1.5回
・20歳から24歳:1.7回
・25歳から29歳:2.1回
・30歳から34歳:2.5回
・35歳から39歳:2.8回
・40歳から44歳:3.2回
・45歳から49歳:3.4回
・50歳から54歳:3回
・55歳から59歳:2.7回
・60歳から64歳:2.5回
・65歳以上:3回
年代別に見てみると、30代から40代の転職回数が多くなっています。
キャリアアップなどを目指す年齢であることが関係しているのではないかと考えられます。
〇学歴別の平均転職回数
学歴も平均的な転職回数に影響を与えているのでしょうか?
・中卒または高卒:3回
・専修学校卒:2.8回
・短大または高専卒:2.6回
・大卒:2.1回
・大学院卒:1.6回
個人差はもちろんありますが、学歴が高くなればなるほど転職回数は減少傾向にあります。
■転職回数が多いと不利になる?!
転職回数が平均よりも多い人も少なくありません。
そのような場合、転職回数の多さが転職活動に良くない影響を与えるのではないかと不安になってしまうでしょう。
最後に、転職回数が多いと不利かどうかという疑問に答えていきます。
〇転職回数が多すぎるのは不利になってしまう可能性が…
世の中には、10回以上転職しているという人もいます。
転職の回数が10回を超えていると、残念ながら不利になってしまう可能性が高いです。
なぜかというと、「経験値が低すぎる」、「採用してもすぐに辞めてしまうのではないか」、「忍耐力がないのでは?」といった、ネガティブな印象を与えてしまうからです。
採用してもすぐに辞めてしまったら、会社側にとってもデメリットにしかなりません。
短期間で転職を何度も繰り返している場合は、採用される確率が他の人より低いことは念頭に置いておきましょう。
しかし、最近は転職回数をそこまで気にしていない会社も増えつつあります。
転職の目的がはっきり決まっていたり、キャリアがしっかりと積み上げられていたりすれば、前向きに考えてもらいやすくなります。
また、家庭の都合などで致し方なく転職を余儀なくされ場合も不利になる可能性は極めて低いです。
〇転職回数が多くても採用してもらうには
転職回数が多くてもネガティブな印象を与えず、採用してもらうことももちろんできます。
そのためには、面接での受け答えに気をつけることがポイントです。
転職の回数が多いことはしっかりと受け止めつつ、一貫した理由を話すようにしましょう。
また、転職後の仕事に対して意欲的な姿勢を見せることもポイントです。
転職が多いという事実は変えられないので、それをプラスに転換できるかどうかが重要になってきます。
これまでの経験から得られたスキルや知識を活かして仕事ができるなら、それもアピールポイントになるでしょう。
目標を定めていて、前向きな理由であれば、求人を出している企業も「この人なら前向きに考えてもいいかもしれない」と感じられるはずです。
家庭の事情や体調などが理由となって言う場合は、業務に支障がないなら素直に説明しても問題ありません。
ただし、転職の回数を偽るのは辞めましょう。
履歴書や職務経歴書に嘘の経歴を書き、それがバレてしまうと解雇の恐れがあります。
民法における不正行為に該当するからです。
就業規則などの記載されている解雇事由に該当する可能性も考えられます。
「ちょっとくらい嘘を書いてもバレないはず」と甘く考えてはいけません。
採用されればその時は良かったと思うかもしれませんが、後からかなり大きな代償を払わなければいけなくなります。
就業に適していないと判断された解雇は、次に応募する会社からの印象も悪くなってしまいます。
面接ではなく、書類選考で落とされてしまう可能性も高まると考えられます。
あなた自身にとって不利なループを生み出さないようにするために、嘘偽りなく転職回数を伝えるようしましょう。
転職回数は、転職活動に影響を与える要素であることは確かです。
しかし、アルバイトやパートは基本的に転職回数に数えないことが多いです。
それしか経験がない場合は書く必要がありますが、正社員などの経験があるなら無理に書く必要はありません。
転職回数が多いけど、再度転職を考えているという場合は、ぜひヴェルサスまでご相談ください。