こんにちは!ヴェルサスのブログ担当です。
近年、モンスター社員の存在に頭を抱える企業が増加しています。
皆さんの会社には常日頃から問題行動を起こし、注意しても改善が見られないという社員はいませんか?
今回は、近年増加傾向にあるモンスター社員の特徴やリスク、対策方法についてご紹介します。
手に負えない社員を抱えている企業は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
■モンスター社員の実態
では、まず初めにどのような存在のことを指すのか見ていきましょう。
モンスター社員とは、仕事に対する姿勢や行動、職場での態度や言動に著しく問題がある社員のことで「問題社員」とも呼ばれています。
常識外れな行動も多く見られるため、今大きな問題になっています。
言いがかりのような難癖をつけたり、自分の都合だけを考えた行動を取ったりと、周囲に迷惑をかけている存在です。
モンスター社員と呼ばれる人の行動や態度はそれぞれで異なると思いますが、いずれにせよ会社に対して不利益を与えるものであるため、無視はできません。
一体なぜモンスター社員は生まれてしまうのでしょうか?
これまでに問題行動を起こす社員はどの職場にもいたはずですが、「モンスター社員」と言う言葉が浸透した背景には、社会環境や職場環境があります。
■タイプ別でみるモンスター社員
今、社会問題となっているモンスター社員は様々なタイプが存在しています。
以下では、タイプ別で特徴や発生する被害・問題、見分け方についてご紹介します。
・パワハラ型
自分立場や地位を盾に、思ったことや感じたことを見境なく言葉にするのがパワハラ型の最大の特徴です。
例えば、自分の手柄だけを尊重する上司や、部下に対して横柄な態度を取っている上司はこれにあたります。
また、パワハラ型の特徴を持つモンスター社員は相手の気持ちに一切配慮することなく発言するため、耐えきれなくなった部下や新人が次々に辞職していくというケースも見受けられます。
・メンタル不安定型
精神状態が不安定でメンタルが弱い社員のことを指し、会社に対し自分本位な要求を訴えてくる傾向にあります。
メンタル不安定型は悪意のないタイプ・あるタイプに分かれています。
悪意がないタイプの特徴は、ストレス耐性がないことから些細なことで精神状態が不安定になりがちです。
精神が安定している時は明るく社交的であるため一見そんな風には見えませんが、何がきっかけでメンタルが崩れてしまうかは分かりません。
会社に起こる被害としては、突然の欠勤や業務放棄、泣き出す・キレるなどが挙げられます。
その一方で悪意のあるタイプは、自分の精神状態を理由に会社の制度を利用している場合があります。
また、自分の感情をコントロールできないため、その場に相応しくない言葉を使ったり、暴言を吐いたりすることもあります。
・親依存(家族介入)型
このタイプのモンスター社員は自身が抱えている問題に親や兄弟などの部外者が介入し、会社へ圧力をかけてきます。
職場環境や待遇に不満があったとしても、社会人である以上よほどのことではない限り自分で解決するのが一般常識です。
しかし、親依存(家族介入)型の特徴を持つ人は身内を味方につけることで、要望が通りやすくなると考えています。
また、このタイプで注意しなければいけないのは介入してくる親や兄弟にも問題があるため、まともに話し合いができない可能性があるということです。
・反抗型
コミュニケーション能力が乏しく、良好な人間関係を築くことができません。
相手の意見や話に対して常に反抗的な態度を取る傾向にあり、会話が否定から入ることがほとんどです。
また、自分の行いに対して注意されたり、否定されたりすると逆ギレする可能性もあるため非常に厄介な存在となっています。
・被害妄想型
特に気にする必要もないことに対して、「自分だけが被害者」だと思い込むような人が被害妄想型に当てはまります。
多くの場合は性格に問題があり、自己肯定感の低さから人よりも劣っていると強く思い込んでいます。
実際に周囲の人々が全く気にしていなくても、自身の認知の歪みにより被害妄想をしてしまうのです。
また、一度卑屈になるとその状況からすぐに抜け出すことは難しいため、業務に大きな支障をきたしてしまいます。
・自己アピール型
周囲から尊敬されたい、評価されたいなどの強い欲求を持っています。
誰しも欲求はありますが、自己アピール型は満たされないことから次第に気持ちを抑えられなくなり、最終的には暴走してしまうのです。
周囲が自分に対して常に興味や関心を抱いていないと気が済まず、気を引くために常識外れな行動に出る可能性もあります。
■モンスター社員への対策・対処
近年増加傾向にあるモンスター社員はいつどこに現われるか分かりません。
会社にとって不利益となる行動を起こす存在であるモンスター社員に備えるためには、あらかじめ万全な対策をしておくことが重要です。
また、現在モンスター社員を抱えているという企業は、ここでご紹介する対処法を参考にしてみてください。
・未然に防ぐためにも対策は万全に
自社からモンスター社員を生み出すことのないように、職場環境を整えておく必要があります。
人事配置や人事評価の在り方を今一度見直し、不満なく働きやすい職場づくりを目指していれば、問題行動を起こすような社員は生まれません。
モンスター社員が生まれる原因は会社にもあるかもしれないので注意しましょう。
・対処法で大きく変わる
すでにモンスター社員を抱えている企業は、職場全体で毅然とした態度を取り続けることが重要になってきます。
注意や戒告、懲戒処分などを経た上でその社員の態度を注視することで、最終的には退職勧奨や解雇といった選択が可能です。
手に負えないからと言って放置するのではなく、出来る限りのことをしていれば最終手段が使えるようになります。
今回は、企業を悩ませるモンスター社員の実態やタイプ別の特徴、対策・対処法についてご紹介しました。
タイプ別にそれぞれ異なる特徴を持っているため、慎重に見極めて適切な対応を取ることが求められます。