正社員とパートの仕事量の違いについて

 

こんにちは!ヴェルサスのブログ担当です。

各会社には雇用形態があり、それを元に一人ひとりに仕事を与えたり給与を支払ったりしています。

雇用形態は様々ですが、ここでは正社員とパートについて詳しくご紹介していき、両者の違いを徹底解説していきます。

働き方や待遇、仕事内容など、どのような違いがあるのかが分かるので、働き方に悩んでいる方はぜひご参考ください。

 

 

■正社員とパートの違いについて

 

正社員とパートの違いはたくさんあります。

まずはそれぞれの概要と待遇の違いについて解説していきます。

 

・パートとは?

パートとはパートタイムの略で、「短時間労働者」という意味があります。

会社の正規労働時間よりも短い時間で働く場合にはパートタイムの雇用形態になります。

また、時間のみならず出勤日数も少ないのが特徴です。

そのため自身の都合に合わせて働きやすく、比較的シフトの自由度は高めです。

仕事の対価は時給制によって得られ、待遇については基本的にはボーナスなしで、働く時間が多ければ社会保険にも加入できます。

有給に関しても制度化している会社は取得可能です。

最近ではパートでも福利厚生が整っており、あらゆる制度を利用できる会社が増えています。

 

・正社員とは?

正社員は、フルタイムと呼ばれる規定労働時間に従って働く雇用形態になります。

基本的にはパートよりも多い日数、長時間働くことになるので、その待遇もパートに比べて大きくなっています。

給料は時給制ではなく、各会社が設定した基本給をベースにあらゆる手当を含んだ金額が手渡されるのが特徴です。

手当の中には残業手当、時間外手当、通勤手当、役職手当、家族手当、住宅手当などがあります。

固定給なら月によって大きな変動がないため安定性も得られるでしょう。

また、業績に応じて支払われる給料が高くなる「歩合制」を設けている会社もあります。

正社員はパート以上に優遇されやすく、ボーナスにも期待できます。

ボーナスがあるとなれば年収には大きな差が生まれてしまいます。

有休ももちろん取得でき、産前産後休暇も取れるだけではなく、あらゆる休暇や支援、施設割引などの手厚い福利厚生が魅力的です。

仕事上の責任が多い反面で、こうしたサポートが得られるのは正社員の強みと言えます。

 

 

■仕事の内容は違うのか、量は?

 

雇用における違いを知ったところで、仕事内容に違いがあるのかどうかも知りたいことでしょう。

続いては正社員とパートの仕事内容をご紹介します。

2つの雇用形態の仕事量を比べて、雇用格差の実態を把握してみます。

 

・正社員の方が仕事の幅が広い

正社員はパートと同じ仕事をするだけではなく、長い時間働く分様々な仕事を手掛けることになります。

パートに多い現場での作業のみならず管理業務も加わるため、仕事の量としては正社員の方が多くなります。

また、正社員は役職が上になればなるほど、手掛ける仕事の幅も広がっていきます。

昇格で本部や取引先とのやり取りを任せられたり、店舗の売上・仕入れ管理を行ったりと、経験と知識を要する業務内容が与えられます。

 

・正社員は責任ある仕事を任せられる

正社員はパートよりも仕事に責任を持たなくてはなりません。

例えば仕事をする上で重要な管理業務や取引などを責任のない人に任せてしまうとどうなるでしょう?

会社の評判が悪くなってしまうだけでなく、業績悪化という問題も起きる可能性が高くなるのです。

パートとして働く全ての人が責任ないというわけではありませんが、それでも待遇に格差がある分、パートには責任が重い仕事はどうしても任せられないのが現実です。

ただし、パートであっても以前同じ会社で正社員として働いていた人ならば、責任ある仕事を与えられることもあります。

正社員の給与形態のように、すぐに時給がアップし給与に反映されるかどうかは断定できません。

しかし、他のパートよりも高い時給で働ける可能性が高いです。

 

 

■パートと正社員の格差は縮まりつつある

 

基本的には責任の重い仕事と多くの仕事が与えられる正社員ですが、実はパートもまったく同じ仕事内容であるという会社が多いのが現状です。

そうなるとパートの方があらゆる手当が含まれないため、得られる給与が正社員よりも低くなってしまいます。

近年ではそんな問題を解決するために不合理な待遇差をなくすために、ある法律が定められました。

それが「パートタイム・有期雇用労働法」です。

これは短時間労働者の雇用管理の改善等に関する法律が改正されたものになっており、不合理な待遇差を禁止するほか、労働者に対する待遇に関する説明義務の強化や、行政による事業主への助言、指導等や裁判外紛争解決手続の整備が上記法律の内容になっています。

つまり同じ仕事をしているのに、待遇に差をつけてはいけないという意味です。

そのため、パートであっても正社員と同じ業務内容で同じ成果を出していれば賞与も与えられます。

勤務時間の都合により支給額に差が出るのは仕方ないことです。

しかし、パートという身分だからといって賞与が支給されないのは不合理な待遇差となってしまうのです。

 

パートタイム・有期雇用労働法は2020年4月から施行されています。

まだ認知していない人も多いですが、働き方改革が進められている今、徐々に雇用形態の見直しが図られているのです。

パートという不合理の待遇差がないことで、より短時間勤務が可能なパートの魅力が増えていくでしょう。

 

 

■あらゆる面で魅力的な正社員だがパートもどんどん改善されている

 

正社員かパートで働くかは個人がどちらのメリットを得たいかが重要になります。

比較的こなしやすい仕事が多くシフトの融通も利くパートと、仕事量もあり責任もあるが待遇に長けている正社員は、どちらにも魅力的な部分があります。

世の中には正社員と同じ仕事をしているにも関わらず、同じ給与にならないパートで働いている人もいます。

しかし2020年の新しい法律によって、その問題も解決していく方向へ進んでいます。

どちらの雇用形態を選ぶべきか迷っている方は、ぜひヴェルサスにご相談ください。

ライフワークバランスを考慮して最適な働き方のご提案をいたします。

正社員で働くか、パートで働くか悩んだときはお気軽にご相談ください。