看護師が退職したくなる理由とは

看護師

 

こんにちは!ヴェルサスのブログ担当です。

看護師はやりがいを感じられる素敵なお仕事の一つですが、中には「看護師を辞めたい」と考えている方もいらっしゃいます。

看護師が退職する理由は様々ですが、実は共通している理由もあることをご存知でしょうか?

今回は、看護師が退職したくなる理由についてご紹介していきます。

 

 

■人間関係の悪さ

 

看護師が退職したくなる理由の中でもかなり数を占めているのが、人間関係の悪さです。

看護師というのは多くの人と関わり、その中で仕事をしていきます。

患者さんはまだ退院する人もいて、いくら嫌な人でもいつかは退院するからと我慢できますが、同じ看護師同士や医師との人間関係で退職しようか悩む看護師は多いです。

もちろん、人間関係の問題はどの職場でも発生しやすいのですが、ナースステーションはほとんど女性で構成されているため人間関係の問題がより起こりやすい状況と言えます。

酷いものになると無視をされたり、仕事を押し付けられたりといじめに遭ってしまうこともあるようです。

こうした状況下では、いくらやりがいのある仕事でもモチベーションが下がってしまい、退職したくなるでしょう。

 

 

■量が多く、ハードな仕事

 

看護師の仕事は基本的に医師の指示に基づき、患者さんの診療をサポートしたり、日常生活のサポートや看護をしたりするお仕事です。

これらは24時間体制で行わなくてはならず、夜勤や残業なども必要となってきます。

特に夜勤だと何も起こらなければまだ良いのですが、夜中に緊急事態が起きれば休憩もまともに取れず、気が付けば朝を迎えていたということも少なくありません。

また、動けない方には移動介助や体位変換を行うので腰を痛めてしまう看護師は多いです。

特に最近は人手不足の影響もあり、看護師一人ひとりにかかる負担が増えてきています。

このように仕事量が多く、なおかつ内容もハードなものになるので、早く退職したいと考える人もいるのです。

 

 

■給料が低い

 

看護師の仕事は肉体的にも精神的にもハードなものですし、患者さんの命に関わることも多いのでとても大変な仕事と言えます。

しかし、看護師の平均年収は約480万円、20代前半だと年収400万円に満たないケースも多い状況で給料は低めになっています。

肉体的にも精神的にも大変な仕事なのに給料が低いのは納得できないと思い、退職したくなる看護師は多いようです。

しかも、給料が低いことによって人手が不足し、一人ひとりにかかる負担が増える一方で給料は増えないとなるとさらに人手が不足してしまうという悪循環を作り出してしまいます。

 

 

■医療ミスが発生するのが怖い

 

毎日看護師は患者さんの命や体を機能回復させるために、様々な仕事をこなしています。

看護学校でも病院で即戦力として働けるように、あらゆる実習を行っているのですが、やはり病院で実際の患者さんを相手にするのとは色んな違いが出てきます。

責任の重い仕事はやりがいにもつながりますが、新人から責任の重い仕事を担当することになるので、「自分がミスをしたらどうしよう」と怖くなってしまい看護師を退職したくなってしまいます。

実際に、看護師になってから大きなプレッシャーがかかってしまい、精神的に参ってしまう人も少なくありません。

責任感が強い人であればなおさら、ストレスと相まって体調の悪化につながってしまうでしょう。

 

 

■患者さんを看取るのがツラい

 

病院や介護施設では死の現場に直面することが多くなります。

この状況に慣れないと、死の現場に直面するたびに精神的なダメージを負ってしまい、自分自身がどんどん傷付いてしまいます。

現在海外の医療現場では「プロフェッショナル・グリーフ」が問題視されています。

これは、喪失を経験する時に起きる深い悲しみが職業柄起きてしまうことを指しています。

プロフェッショナル・グリーフの場合、長年看護師として働いてきた人にも起こってしまうもので、これまで我慢してきたものが限界を迎え、肉体的・精神的に様々な症状が現れてしまうのです。

特にいつも元気に挨拶をしてくれるなど、自分の印象に残っていて交流を持った人が亡くなってしまうと、大きな喪失感を味わってしまうでしょう。

 

 

■怒られることが多い

 

新人看護師として働き始めた時はミスもしやすいものです。

特に看護師の仕事内容はハードで、なおかつ色んな仕事をこなさなくてはなりません。

一般企業であればミスをしても先輩がカバーしてくれたり、新人だから仕方ないと済まされたりします。

しかし、看護師の場合は患者さんの命に関わる仕事でもあるため、1回のミスで怒られてしまうことも少なくないでしょう。

何度もミスが続くと、新人看護師は自信を失くして「自分は看護師に向いていない」と感じるようになり、退職を考えてしまいます。

仕事に慣れてしまえばこうしたミスも減り、怒られることは徐々に少なくなっていきますが、慣れる前に辞めてしまう人はかなり多いです。

 

 

■休日が潰れてしまうこともある

 

現在看護師は人手不足の状況にあり、なかなか休みも取りづらくなっています。

有休を取ろうとすると無言のプレッシャーでなかなか言い出せないというケースも少なくありません。

しかも、それに加えてせっかくの休日が勉強会などで潰れてしまい、十分な休息が取れないまま休日が終わってしまうこともあります。

休日が潰れてしまえば、ストレス発散ができず精神的にツラい状況へ追い込まれてしまう場合もあるでしょう。

また、看護師の場合は「オンコール」といったシフトで、連絡があればすぐに職場へ向かわなくてはいけない場合もあります。

せっかく休日が取れたとしても、オンコールによって気が休まらない状態に陥ってしまうでしょう。

 

 

■看護師の仕事は大変!

 

看護師は仕事内容が大変なのはもちろん、命を預かっているという責任感やプレッシャー、仕事環境、人間関係などの影響から退職を考える人も少なくありません。

しかし、場合によっては職場を変えるだけで現在の悩みから解放されることもあります。

看護師で退職を検討されている方は、ヴェルサスへぜひご相談ください。

もしかしたら転職によってあなたの現在の悩みが解決し、やりがいのある仕事が見つかるかもしれませんよ。