バイトの確定申告は必要か?

確定申告

 

こんにちは!ヴェルサスのブログ担当です。

今回はバイトの確定申告の必要性についてお話していきます。

バイトといえば、一見確定申告が不必要にも思えますよね。しかし、実はアルバイトと言えども、確定申告を必要とする場合もあるのです。

そうなると、手続きも大変ですし、確定申告に自分の時間をたくさん使わなければいけなくなります。しかし、逆にそれをしないと損をする可能性もあるので、どの場合に確定申告が必要なのかしっかり把握しておきましょう。

 

バイトの確定申告は必要なのか?

では、早速本題に入ります。バイトの確定申告は、基本的には必要ありません。

確定申告は、ざっくり言うと個人事業主が行うことであり、雇用されている人には関係がありません。

しかし、実はバイトも確定申告をしないために損をしている場合があるのです。それは、月に8万8,000円を超えて収入を得ている人に該当します。

月に8万8,000円を超えると、所得税が差し引かれるようになります。所得税は、年末調整で計算されて、必要ない分は返還されるような仕組みになっています。

しかし、バイトの場合は確定申告をしない限り、年末調整が行われないこともあるので、引かれ過ぎたままで終わってしまうこともあるのです。

そうすると、引かれ過ぎた分だけ損することになります。そうならないためにも、月収8万8,000円以上の収入を得ている人は、確定申告をしなければいけないのです。

 

確定申告ってどうするの?

確定申告と言うと、複雑かつ大変そうに思えますが、書類をきっちり揃えれば大したことはありません。

 

  • 書類を用意する

まず用意するのは、源泉徴収です。これはアルバイト先で貰えますし、もし貰えない場合は請求して結構です。

源泉徴収とは、自分の収入を証明する票のことです。大体12月に配られるものですが、退職した場合は前の職場から大体12月頃に郵送されてきます。されない場合は請求する必要があります。

 

  • 計算

確定申告書に転記しながら、途中で「給与所得の源泉徴収税額表」から徴収税額を求めたりする計算を行います。

因みに、転職などした場合は現在在籍している会社がまとめて計算を行ってくれる場合が多いです。そのため、「前の会社の源泉徴収票をもらってきてください」と言われることがあるので、用意しておきましょう。

後は自分の住む地域の税務署に赴いて、提出するだけです。時期的には特別コーナーなどが設けてあり、無料で相談できる機会もあるので、是非とも利用すると簡単に確定申告を進めることができますよ。

 

紛失してしまった場合はどうなるの?

年末調整や、確定申告はしなくていいというものではありません。面倒でやらなければお金が返ってきませんし、もしも転職した人であれば現在の職場に迷惑をかけてしまいます。

紛失した場合は、再発行の手続きが必要になります。

再発行は経理などの部署の人が、毎年まとめて行うので、自分の都合ですぐに発行ということはできません。ですから、もしも紛失に気付いた場合は速やかに請求しましょう。

そうしなければ、年末調整や確定申告に間に合わない場合もあります。

 

確定申告も随分簡単になった!

確定申告のイメージは難しそうというもので、どうしても敬遠してしまう人も多いでしょう。しかし、確定申告は現在随分と簡単に行うことができるようになっています。

ネットで検索すれば確定申告の方法が載っていますし、源泉徴収票のフォーマットもあります。

また、確定申告を簡単にするパソコンソフトなども登場しており、確定申告をしないで損をする人を少しでも減らそうという取り組みが進んでいます。

 

年末調整があればしなくていい!

アルバイトを一つだけしている人、年収が103万円以下の人、そして会社が年末調整を行ってくれる場合には、確定申告は必要ありません。

自分が該当するかどうか分からない場合は、アルバイト先の経理の方に尋ねたり、役所に聞くのが確実です。引かれる額が大きいので、やはり返ってくる額もそれなりのものです。

面倒だからしない、と思うにはもったいなさすぎる金額なのです。

 

確定申告を避けるために

残業やシフト交代をすると、すぐに超えてしまいそうなのが年収103万円の壁です。

そのためにも、月末に必ず自分の今月のバイト代を計算する癖をつけることをオススメします。そうしなければ、年末になって慌ててシフトを削らなければいけない事態になってしまいます。

店側も、人手が欲しい時期にそうなってしまうと大損害です。そうならないためにも、必ず毎月の計算と、シフトのバランスを心掛けましょう。

そして、超えそうになった時点で店側に報告して、調整を行ってもらいましょう。

 

よくある失敗談

年末調整がない職場で、確定申告が必要になってしまった人の失敗談として、以下のものがあります。

 

〇ついついシフトを詰め過ぎてしまった

シフトを詰め過ぎてしまい、年収が103万円を超えてしまった扶養内の学生さんもいます。

しかし、そうなるとどうしても税金を取られてしまうので、店側に相談したものの人が足りないために、シフトを削ることが難しいと言われてしまい…。結局103万円の壁を越えてしまい、税金を払う羽目になってしまったのです。

 

〇面倒くさくて…

バイトをしていて、確定申告が必要であったものの忙しさと面倒くささに負けて申請せず…思わぬ高額を逃してしまったフリーターの人もいます。

年収が103万円以上といっても、アルバイトとなるとどうしても時給制なので、年収には限界があります。

なので、少しでも返ってくれば嬉しいものの、面倒くささに負けてしまうのはいけないことですね。HPなどに分かりやすく説明されていますし、欄を埋めるだけでできるので、是非ともやってもらいたいです。

 

働きたい場合は確定申告をしてしっかり働こう

中にはバイトでもバリバリ働きたいという人もいると思うので、バリバリ働く場合は確定申告を忘れずに、しっかり申告をしてから損をしない様にしてくださいね。

自分の頑張って稼いだお金は、きっちり自分で管理しましょう。