こんにちは!ヴェルサスのブログ担当です。
「もうバイトに行きたくない」という思いから、バイトを無断で欠勤し、そのまま連絡を絶ってしまう、いわゆる“バックレ”というものがあります。
一時的には楽になったように感じても、その後どうなるのか不安を感じる人も多いのではないでしょうか。
連絡なしの退職はトラブルの原因にもなりやすく、損害賠償や今後の就職に影響するケースもあります。
今回は、バイトの無断欠勤からバックレた場合のその後の流れや考えられるリスク、損害賠償の有無などについて詳しく解説します。
事実を知り、後悔のない選択をするための参考にしてください。
■バイトで無断欠勤した場合の流れ
もしバイトで無断欠勤をしてしまった場合、その後どうなってしまうのでしょうか?
まずは、無断欠勤した場合の流れについてご紹介します。
無断欠勤をしてしまった場合、まずはバイト先から電話またはメールなどで連絡が来ます。
無断欠勤でバックレを考えている場合は連絡をせず、無視をすることになります。
このままバイト先からの連絡を無視していると、バイト先は親や緊急連絡先に電話をする可能性があります。
バイト先から親に状況が伝わってしまうと、その後家庭内トラブルに発展する可能性もあるので注意が必要です。
無断欠勤からそのまま連絡もせず、バックレた場合には最悪の場合、訴訟や損害賠償請求をされてしまう可能性もあります。
なぜなら、バイトを無断欠勤してからバックレたことで業務に大きな支障をきたしてしまい、店舗に損失を負わせてしまったためです。
絶対に訴えられるわけではないものの、訴えられるケースが全くないというわけでもないため、バックレの際は注意が必要です。
■バイトを無断欠勤した場合のリスク
バイトを無断欠勤した場合、どのようなリスクが待っているのでしょうか。
次に、バイトを無断欠席した場合のリスクをご紹介します。
・シフトを削られてしまう
無断欠勤は職場において、これまで築いてきた信頼関係が失われてしまうほどの大きな問題です。
特に繁忙期や小規模な職場だと一人ひとりの役割や責任が大きくなり、無断欠勤によって業務に支障をきたす恐れもあります。
無断欠勤を行うと、「どうせシフトを組んでも出勤するか分からない」というイメージがついてしまい、シフトの希望が通りにくくなったり、シフト自体が削られたりする可能性があります。
シフトに入れないということは、収入の大幅な減少につながるリスクも考慮しておかないといけません。
・昇給のチャンスがなくなる
バイト先にもよりますが、勤務態度や実績によって昇給のチャンスが設けられています。
しかし、無断欠勤を何度も繰り返していると、昇給のチャンスを逃してしまうどころか、悪い評価がついてしまい時給が下がってしまう可能性も高いです。
■バイトをバックレても給料はもらえる?
無断欠勤後にバイトをバックレた場合でも、その前に働いていた分の給料をもらうことはできるのでしょうか?
・バックレても給料はもらえる
結論から言えば、バックレた後でも働いた分の給料を受け取ることは可能です。
これは労働基準法第24条にて雇用主の賃金支払い義務を定めており、働いた分の給料は必ず支払われることになっています。
ただし、就業規則などで無断欠勤・無断退職に関する罰則について記載がある場合、その内容に従わなくてはなりません。
また、バイト先によっては反則金のルールを設けている場合もあります。
このように、無断欠勤からバックレた場合でも給料がもらえるものの、罰則や反則金を受けてしまう場合があることを知っておきましょう。
・手渡しで取りに行かなくてはいけない場合がある
給料の支払い方法は企業・店舗によって異なります。
法令だと現金支払いが原則となりますが、本人が同意していれば銀行振込からでも可能です。
もしバックレてしまった場合、銀行振込の同意をせずに退職をすることになるため、会社側は手渡しで給料を支払うしかありません。
そのため、「給料を渡すので直接取りに来てください」と言われることもあります。
働いた分の給料を受け取るためにも、指示に従うようにしましょう。
または、銀行口座がわかる書面と口座振込に同意する書類を会社・店舗宛てに送付することで、銀行口座に振り込んでもらえるようになります。
■無断欠勤後のバイトの正しい辞め方
無断欠勤をしてからバイトをそのまま辞めるためにバックレようと考える人も少なくありません。
しかし、バックレてしまうと損害賠償請求などで大きな損失につながる可能性もあります。
そこで、無断欠勤後にバイトを辞めるための方法をご紹介します。
・謝罪の連絡を入れる
無断欠勤をしたら、まずは謝罪の連絡を入れます。
無断欠勤はバイト先全体に迷惑をかけてしまう行為になるため、できるだけ電話で直接謝罪をするようにしましょう。
・退職の意思を伝える
謝罪の連絡を入れた際に、退職する意思も伝えておきます。
基本的にアルバイトは退職届を提出しなくても辞められる可能性が高いですが、職場によっては退職届を求められる場合もあります。
退職届を求められたら必要な書類を準備し、一言謝罪の言葉を添えてから提出するようにしましょう。
・制服など店から借りているものは返却する
バイト先で制服や機材などを借りているものがあれば、退職時に必ず返却するようにしてください。
返却を怠ってしまうと業務上横領罪になる可能性があり、また横領によって損害が発生していれば損害賠償請求をされてしまう恐れもあります。
制服などは洗ってから返却するようにしましょう。
バイト先に直接行くのが難しい場合は、宅急便や郵送などを活用して送付するのもおすすめです。
今回は、バイトを無断欠勤してからバックレた場合のその後の流れや損害賠償、バイトの正しい辞め方などをご紹介してきました。
基本的に無断欠勤からのバックレはバイト先にも多大な迷惑がかかってしまい、場合によっては損害賠償請求をされる可能性もあります。
トラブルを極力避けるためにも、今回紹介した方法でバイト先を辞めるようにしましょう。
リスクがあっても無断欠勤からのバックレを選ぶ人の中には、ブラック企業で正しい方法では辞められなかったという人もいるでしょう。
バイト先を選ぶ際には、プロからの視点で働きやすい職場かどうかをチェックしてもらうのが一番です。
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