正社員とパート収入が高いのはどっち?それぞれの違いやメリットをご紹介

 

こんにちは!ヴェルサスのブログ担当です。

正社員とパートには、それぞれ異なる点があります。

どちらにも利点や欠点があるため、自分に見合う働き方を考えなければプライベートにも影響を与えてしまいます。

そこで今回は、正社員とパートの収入の差や異なる点、それぞれの魅力についてご紹介していきます。

どういった働き方をすれば良いのか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

 

■正社員よりパートで多く稼ぐことは可能?

 

パートで働いていると思ったよりも稼げることに嬉しさを感じるケースもあります。

しかし、正社員の方が給与は高いと考える方も多いです。

ここでは、正社員とパートの収入差をみていきましょう。

例えば、年収が300万円だった場合です。

 

・1日の勤務時間:8時間

・月の労働日数:20~22日

 

上記の条件だと、1年間の勤務時間はおおよそ2,000時間となります。

年収300万円を総労働時間で割った場合、時給はおおよそ1,500円と計算できます。

同じ労働条件で計算すると、年収200万円であれば1,000円、年収250万円であれば1,250円の時給となる計算です。

日本の最低賃金の平均は1,055円となるため、平均的な賃金でパートで働けば年収200万円ほどの正社員よりは稼げることがわかります。

企業や職種によっては、パートやアルバイトでも1,500円ほどの時給で働けるケースもあるため、その場合は年収300万円ほどの正社員よりも多く稼げる可能性があります。

 

 

■正社員とパートの違い

 

時給額によっては正社員よりパートの方が稼げるため「パートで働けば良いのでは?」と考える方もいます。

しかし、正社員とパートでは様々な違いがあり、特に社会保障では異なる点も複数あるため、一概に「パートの方がメリットがある」とは言い切れません。

ここでは、それぞれの違いについて解説していきましょう。

 

 

【社会保障の違い】

 

正社員とパートでの大きな違いとして「社会保障の手厚さ」が挙げられます。

正社員であれば、以下の社会保障が受けられます。

 

・健康保険

・雇用保険

・厚生年金保険

 

健康保険は、高額療養費の上限額が低く、傷病手当が日給の85%まで支給されるといった保障内容があります。

こうした付加給付は国民健康保険にはないため、パートでは受けられない可能性があります。

また、国民年金に上乗せして保険料を支払う厚生年金は、支払った金額に応じて受け取れる年金額も増額するため、安定した老後の生活にもつながるはずです。

保険料に関しては会社が折半で負担してくれるため、支払いの負担も軽減する仕組みです。

その他にも、正社員であれば福利厚生が利用できる他、退職金制度があるなど、働く上で安心できる制度が豊富な点が魅力です。

 

 

【パートが保障を受けたい場合の要件】

 

パートでも、上記のような保障を受けたいのであれば社会保険に加入する必要があります。

しかし、加入するには要件に当てはまる必要があるので注意してください。

 

・従業員51人以上の企業に勤めている

・週の所定労働時間が20時間以上

・学生ではない

・所定内賃金が月88,000円以上

・2ヶ月を超えて雇用される見込みがある

 

上記の条件をクリアしていれば社会保険に入れるので、正社員と同様に保障を受けられる仕組みです。

しかし、中には「扶養内で働きたい」と考える方もいるはずです。

その場合は、年収130万円以上になると扶養から外れて社会保険の対象となるため注意してください。

また、所得税が課せられるのは年収103万円以上です。

 

納税額や社会保険料の負担を抑える扶養内での働き方をするか、収入をアップさせて社会保障も手厚くするかは、自分の希望や家族の意向に合わせて検討してみてください。

 

 

■正社員とパートそれぞれのメリット

 

最後に、正社員とパートのそれぞれの利点をご紹介していきます。

享受できるメリットを知り、自分に合う働き方を選んでみてください。

 

 

【正社員で働く魅力】

 

・収入が安定している

 

正社員で働くとなれば収入の安定性が見込まれます。

給与形態は企業によって違いがありますが、多くの企業で月給や年俸制といった固定給制となっています。

時給制とは異なり、固定給制は勤務日数の変化によって基本給が変わらないため、毎月の収入が安定します。

時給の場合、働いた日数分しか給料が支払われないため、自分の都合で休んでしまった際や祝日が多い月などは収入が減ってしまいます。

収入が安定すればキャッシュフローの計画も立てやすいので、安定した生活を送ることに役立ちます。

また、企業によってはインセンティブの支給対象や賞与、昇給が正社員のみ対象となっているケースもあります。

 

 

・手当の範囲が広い

 

福利厚生や手当てが受けられる点は正社員の大きな魅力です。

手当てであれば、住宅手当や扶養手当、資格手当といった内容があり、収入に大きな影響を与えます。

また、福利厚生は企業によって様々な内容があります。

各種保険以外にも、健康診断や人間ドックの受診料補助、リフレッシュ休暇や退職金などがあり、働く上での大きな魅力となります。

 

 

【パートで働く魅力】

 

・仕事とプライベートのバランスがとりやすい

 

パートで働く場合、正社員と比較すると勤務時間が短いです。

短時間労働になれば育児や介護をしている方でも働きやすいメリットがあります。

また、子どもの体調不良時でも正社員と比較すると融通を利いてもらいやすい企業もあります。

自分の都合に合わせて勤務を調整しやすいので、子どもの学校行事やプライベートで予定がある時も休みを取得しやすい傾向です。

 

 

・求人数が多い

 

パートは正社員と比較すると求人数の多さに特徴があります。

短期や長期、オフィスワークや在宅勤務の他、業種や職種も豊富です。

未経験で応募できる案件も多いので、挑戦してみたかった仕事にも応募がしやすい利点があります。

また、正社員の募集をしていない企業でも、パートであれば募集しているケースがあります。

その場合、スキルを積んで活躍できれば正社員として登用される可能性もあります。

 

 

今回は、正社員とパートの違いについて解説してきました。

パートでも正社員と同じように稼げる可能性があります。

しかし、社会保障といった点に違いがあるため、よく理解してから働く場所を探していきましょう。

ヴェルサスでは、派遣やパートの求人をご用意しております。

高時給な求人情報も豊富にあるので、稼ぎたいと考えている方にもおすすめです。

中には、正社員登用制度を設けている求人もあるので、将来的には正社員を目指すことも可能です。

自分に合わせた働き方ができる求人が満載なので、ぜひ活用を検討してみてください。