パートが子どもの体調不良で休み過ぎると解雇されるって本当?

 

こんにちは!ヴェルサスのブログ担当です。

子育てをしながら働いていると、保育園や学校から子どもの体調不良で呼び出されたり、急な体調の悪化で休んだり、予定通りに働けない方もいるでしょう。

このような場合、子どもの体調不良を原因に会社から解雇されることはあるのでしょうか?

 

 

■子どもの体調不良で休み過ぎると退職になるって本当?

 

子どもの体調不良は予測できないことも多く、朝は元気だったのに保育園や学校で急な発熱、腹痛、吐き気などで早退になるケースも少なくありません。

「これから働くぞ」というタイミングで職場に連絡があり、お迎えをお願いされると職場の上司にも同僚にも申し訳ない気持ちになります。

頻繁にこのようなことがあると、会社側から迷惑だと遠回しに言われたり、同僚から理解されなかったりするだけでなく、「次からは来なくていい」と解雇されるケースもあるでしょう。

そこで気になるのが、子どもの体調不良で休み過ぎると退職になるのかという点です。

労働法では、労働者の権利を守るために「育児休業法」という法律が存在しています。

これは、年齢に関係なく子どもの看病のために必要な期間、労働者が休業を申し出ることができるものです。

正社員だけでなく、パート労働者にも適用されるものなので、法律的に休んだからといってクビにできるものではありません。

小学校就業前の子どもがいる場合は、1年度に5日を限度として看護休暇を取得できる制度もあり、当日に取得することも可能です。

一応、社会としてはこのような制度を設けているものの、会社によっては厳しく咎められたり嫌味を言われたりすることあるのが現実でしょう。

 

 

■子どもの体調不良で休んでも退職にならないための対策は?

 

急な子どもの体調不良は予期せぬことが多く、予定が狂って慌てることも多いでしょう。

もし、自分が仕事を牽引する立場であった場合はこのような予定変更が周りに迷惑をかけてしまうケースもあります。

そこで、子どもの体調不良で休んでも退職にならないためにはいくつかの対策を取る必要があります。

ここでは、対策についてご紹介します。

 

 

・病児保育の登録をする

 

子どもによって丈夫な子もいれば、風邪をひきやすい子、お腹が痛くなりやすい子など様々です。

子ども同士の間で流行する病気もあるため、時期によっては連続で休んでしまうこともあるでしょう。

どのような理由で病気になるかわからないため、事前に地域の病児保育に登録しておくと安心です。

病児保育は自治体によって変わりますが、1日2,000円程度で利用できる施設です。

病気の子どもを一時的に預かるところで、医療機関と連携しながら看護師や保育士が保育してくれます。

施設や自治体によっては病児中は受け入れできず、病後のみの施設や対象の疾患のみに限定している場合もあります。

感染力の強い病気は、病児保育では預かれないことが多いですが、登録しておけばいざという時に休まずに済むでしょう。

 

 

・体調管理を徹底する

 

子どもの体調不良は急なものもありますが、数日前から何か体調が良くなさそうというサインが出ているケースもよくあります。

「数日前から調子が悪そうだったがその後に熱が出た」なんてケースも頻繁に起こります。

このような場合、少しでも早く休める時にゆっくり休ませてあまり無理をさせないことも大切です。

少しでも鼻水が出たら耳鼻科に行く、お腹に違和感があったら下痢をしていなくても小児科で診てもらうなど、早めの対処で回復が全く違います。

1日でも無理させると悪化する可能性もあるので、できる限り早めに受診するように心がけると急な休みになりにくいでしょう。

 

 

・頼める相手を見つけておく

 

子どもが病気になった時に、頼める相手を見つけておくことも重要です。

自分の両親、夫の両親以外にも近くに住む親せきなど、いざという時に助けてくれる相手がいるか話し合っておきましょう。

家庭でも子どもが急な体調不良になった時にどうするかという内容を話し合っておき、信頼できる保育サービスを検討しておくこともポイントです。

自治体にどのようなサービスがあるかを確認するのも良いでしょう。

 

 

・会社にも相談しておく

 

子どもがいることを伝えていたとしても、それ以上の内容を話さなければ会社側も「急な欠勤が多い人」という印象にしかなりません。

そのため、会社側には保育園に入園してから病気にかかりやすくなった、家族で順番に看病するので休むことがあるかもしれない、病児保育に登録しているが症状によっては受け入れてもらえない、親戚や両親にも手助けをお願いしているが高齢なので無理な場合があるなど、対策はしているものの確実に休まないとは言い切れないという内容を伝えておきましょう。

そうでないと「あの人はすぐに子どもの体調不良で休む」というレッテルを貼られてしまうかもしれません。

出来る限りのことはしているが、休んだら申し訳ないという内容を伝えておくと、会社側も事情を理解しやすいでしょう。

また、感染症などの場合は出席停止期間があり、日数が経過するまで休まなくてはなりません。

このような場合、テレワークが可能かどうかも相談しておくと良いでしょう。

 

 

■休み過ぎて退職になるリスクは?対策できることはある?

 

子どもの体調不良が続いてしまうと、会社側から解雇や退職を勧められる可能性もあるでしょう。

仕事と育児のバランスについては、企業や社会全体として取り組む問題でもあります。

そのため、企業側も柔軟な働き方や対応を取るべき環境でもあるのです。

全ての企業ではありませんが、一部の企業ではフレックスタイム制度、テレワークの推進などで柔軟な働き方に対応しているケースもあります。

子育て世代が働きやすい環境になるためには、仕事と子育てを両立できる環境を作り出すことが求められていますが、シフト制の仕事などでは急な休みが混乱を招き、退職リスクを高める可能性があります。

そのため、事前に職場には子どもの病状に加えて治療の状況、看病が必要な期間などを早めに連絡して相談してみましょう。

 

 

子育て世代がキャリアを重ねたくても、子どもの体調不良が原因で思うように働けなかったり、キャリアを重ねられなかったりするケースが多くなっています。

企業としても会社に託児所を設けたり、急な欠勤になってもいいようにチーム制にしたり、工夫している企業もありますが、ほとんどの企業でこのような対策が取られていません。

休む方も申し訳ない気持ちがあるのに、解雇にされる不安を抱えているのは辛いでしょう。

もし、子どもの体調不良が続いて休みがちになり、その後出社するのが不安という場合は、働きやすい環境で働くことも大切です。

ヴェルサスでは様々な職種から働きやすく、柔軟な考えを持つ企業をご紹介します。

転職を視野に入れている子育て世代の方は、この機会にヴェルサスまでお気軽にお問い合わせください。