こんにちは!ヴェルサスのブログ担当です。
「パートでフルタイム勤務をしても収入が増えないから損」と言われることはよくあります。
実際、正社員やパートと比べると、デメリットが多いように感じられるため、悩んでいる方は多いのではないでしょうか?
今回は、フルパートタイムが損と言われる理由や、損しないための工夫をご紹介します。
■フルタイムパートと正社員の違いは?
フルタイムパートとは、正社員と変わらない労働時間で働くパートのことを言います。
フルタイムでありながら非正規雇用という形で働くことになるため、待遇が異なることも多く、不満が募ってしまう方が少なくありません。
例えば、賞与や退職金、住宅手当がもらえない、会社が独自に用意した福利厚生制度が受けられないなどです。
とはいえ、責任の大きい仕事や重要な業務などは正社員が受け持つことが一般的です。
■フルタイムパートがデメリットばかりと言われる理由
一般的に、パートのフルタイムはデメリットばかりで、損をしやすいと言われることが多いです。
その理由を詳しく見ていきましょう。
・世帯収入が減る
フルタイムで働く場合、うまく調整できなければ配偶者の扶養から外れてしまいます。
扶養控除が受けられなくなるため、支払うべき税金が増えてしまうのです。
自分の収入は増えるものの、世帯全体で見た時の収入は下がりやすくなることから、働き損とまで言われることも多いです。
ある程度の収入が見込める場合であれば、働き損になることはありません。
世帯収入が増えるのか、減るのかを考えた上でフルタイムに転向する必要があると言えます。
・拘束時間が長い
パートと比べると労働時間が長くなるため、家事や子育てに充てられる時間が減ってしまいます。
働くことで体力が奪われ、今までのように家事や子育てとの両立が難しくなることも少なくありません。
そもそも体力に自信がない場合、仕事で手いっぱいになり、家庭が回らなくなってしまう可能性もあるでしょう。
・昇給や昇進の機会が少ない
パートであっても時給アップが見込める企業はあります。
しかし、正社員と比べると収入アップも微々たるもので、長く働いてできることが増えていくほど不満が溜まりやすいです。
中には正社員と変わらない業務内容をこなしているにも関わらず、正社員より低い収入ということから、転職を考えている方も多くいます。
■フルタイムパートにもメリットはある
いくつかデメリットをご紹介しましたが、フルタイムパートにもメリットはあります。
・万が一のリスクに備えられる
配偶者の扶養から外れ、健康保険に加入している場合は、万が一のリスクに備えられるのが魅力です。
例えばケガをして出勤が続いた時、健康保険に加入していなければ、その間の収入はゼロになってしまいます。
フルタイムパートの場合は傷病手当金を受け取れるので、安心して仕事を休むことができ、療養に専念できるのです。
・正社員よりも負担が少ない
先ほどもご紹介したとおり、責任の重い仕事は正社員に振り分けられることがほとんどです。
そのため、フルタイムパートの場合は精神的な負担も少なく、伸び伸びと働けます。
正社員に比べ、残業もあまりないので、ワークライフバランスを保ちやすいといったメリットもあります。
希望する日に休みやすいのもフルタイムパートの特権でしょう。
特に子どもが小さい場合は、行事や病気などで出勤できないことが多いため、融通の利くフルタイムパートは子育て中の方にも人気があります。
・経済的な不安を払拭しやすい
扶養内で働いている場合、年金は国民年金のみ受給することになりますが、社会保険に加入している場合は、厚生年金が受け取れます。
将来受け取れる金額が増えると考えれば、かなりのメリットになるでしょう。
また、フルタイムパートで働けば、まとまった収入が得やすくなり、生活にもゆとりを持てます。
このように、経済的な不安を払拭しやすいのもフルタイムパートのメリットと言えます。
・正社員登用してもらえることも
勤め先によっては、正社員登用制度を利用できる可能性があります。
一般的には、勤続年数や勤務態度、業績、登用試験合格などの基準が設けられており、認められれば正社員になることができます。
いきなり正社員として働くのは不安、将来的に正社員になりたいという方は、正社員登用制度のある会社に勤めるのがおすすめです。
■フルタイムパートのデメリットを抑える方法
いくらメリットがあってもデメリットが大きすぎると、なかなか踏ん切りがつきません。
ここからは、フルタイムパートのデメリットを抑える方法をご紹介します。
・年収の壁を把握しておく
フルタイムパートが損をしてしまう大きな理由は、年収の壁を把握していないことにあります。
年収の壁は何段階かありますが、例えば社会保険に加入しなければならない130万円以上の年収となると、150万円以上の収入がないと損をすると言われています。
これは、保険料を支払うことで手取りが減ってしまうからです。
国民年金保険・国民健康保険に加入する場合、損をしない年収は170万円以上です。
年収の壁を把握しておくと、手取りが減らないように調整できるため、フルタイムパートのデメリットである「働き損」も避けられます。
・家族手当などの確認
配偶者が勤めている会社に「家族手当」などがある場合も要注意です。
扶養している人がフルタイム勤務となると、家族手当の受給資格がなくなり、世帯収入が下がってしまう可能性があるのです。
フルタイムパートで補えるほどの収入があれば良いですが、あまり収入が変わらないとなると、働き損と感じるかもしれません。
配偶者の勤務先にどのような手当てがあるのか、受給資格はどうなっているのかなどしっかり確認しましょう。
今回は、フルタイムパートがデメリットばかりと言われる理由、フルタイムパートのデメリットを抑える方法などをご紹介しました。
ヴェルサスでは、フルタイムパートでも損をしない働き方ができる求人を多数用意しています。
中には、正社員登用制度を設けているところもあります。
条件に合う仕事がない、融通の利く職場を探しているという方はぜひチェックしてみてください。