こんにちは!ヴェルサスのブログ担当です。
転職を成功させられるかどうかは、どのタイミングで転職をするかによって変わってくることをご存知でしょうか?
転職市場は、求人数が多くなる時期に比例して転職者数も多くなる傾向にあります。
それなら、できるだけ求人数が多くなるタイミングで転職したいと思うものでしょう。
今回は、転職者が多い時期が何月なのか、また年間の転職市場などについて解説していきます。
転職時期やタイミングに関するよくある質問もご紹介しますので、ぜひ最後まで目を通してみてください。
■転職者が多い時期はいつ?
1年のうち転職者が多くなる時期はいつなのでしょうか?
最適な時期は、一人ひとりが持つ目的によって変わってきます。
・ライバルが少ない時期が良い場合
転職時期にこだわっていない方は、ボーナスをもらった後で退職するケースが多いです。
少しでもライバルを少なくしたいのであれば、その人達が転職活動を始めるよりも前にスタートさせる必要があります。
ボーナスが支給される時期は、一般的に6月~7月、また12月となっています。
そのため、時期としては5月または10月から転職活動を始めるのがおすすめです。
・転職に向けた準備をしっかり行いたい場合
転職に向けて準備を入念に行いたいなら、あえて企業の採用活動が落ち着いているGW、夏季休暇、年末年始などの長期休暇などの時期に取り組みましょう。
採用活動が活発ではないタイミングなら、企業研究や業界研究、履歴書・職務経歴書作成などに時間をかけることが可能です。
応募先の比較もしやすく、自分の目標に沿って準備を進められます。
休み明けに応募を始めれば、内定を得て転職できるタイミングは7月や10月、3月頃になります。
・選択肢が多い時期を狙いたい場合
求人が多ければ、選択肢も多くなり企業の比較検討がしやすくなります。
中途採用の求人が多くなるのは5月~7月ですが、1月~3月、また9月~10月も求人数が増加する傾向があります。
春と秋に向けた人員体制を整えようとする企業の動きに合わせ、この時期は最も求人が多くなると言われているのです。
・第二新卒で転職したい場合
第二新卒の場合、通年で受け入れを行っている企業も少なくありませんが、大手企業の場合は新卒で人員が充足できなかった場合に第二新卒に切り替えるケースが多いです。
新卒採用状況がわかるのは7月~9月で、この時期は第二新卒の求人が増加します。
また、研修を新卒と同時に行う関係で、4月入社で第二新卒を募集するケースもあり、1月~3月も狙い目です。
・社会保険料の負担を軽減したい場合
社会保険料の負担額は、退職日によって変わる場合があります。
社会保険は、退職日翌日を被保険者の資格喪失日としています。
したがって、資格喪失日を含む月内まで再就職しなかった場合、退職月の社会保険料を自己負担しなければなりません。
転職時の社会保険料の負担を軽減したいのであれば、退職日と入社日が月をまたがないように調整するか、退職日の翌日を入社日にするなど、離職期間を作らないようにすることが重要です。
■年間の転職市場を理解して転職時期を決定しよう
年間の転職市場は、以下のようになっています。
転職者が増える時期(求人が増える時期) | |
---|---|
時期 | 理由 |
1月~3月 | ・年末退社や3月末退社が多い ・3月末が期末になっている企業が多い |
5月~7月 | ・その年の事業計画や人員計画が定まり、採用計画が実行される ・9月入社のための採用活動がスタートするため ・ボーナス退社の人が多い ・中途採用や第二新卒による人員充足を図る企業が多い |
8月中旬~10月 | ・夏季休暇後に採用活動に力を入れるため ・後期の売上達成のために人員強化を図るため ・人事異動が増加するため |
転職者が減る時期(求人が少なくなる時期) | |
時期 | 理由 |
4月 | ・人事担当が新入社員の対応で多忙になるため |
年末年始 | ・多くの企業が休暇に入るため ・年明けに行動する転職者が多い |
GW・夏季休暇 | ・多くの企業が休暇に入るため ・飲食や宿泊、レジャーなどの業界は稼ぎ時になり、連休前に求人を出す傾向があるため |
基本的に、求人は年間を通じて動いています。
しかし、4月入社を終えた時期は新入社員の対応で忙しくなる企業が多く、選考にまで手が行き届かずに求人が少なくなります。
また、長期休暇では多くの企業が休暇に入るため、求人も動かないことがほとんどです。
■転職時期やタイミング関連のよくある質問をご紹介
ここからは、転職時期やタイミングなどに関して、よくある質問をQ&A形式でご紹介します。
Q1:転職は年齢も考慮すべき?
A.企業によっては、年代によって求められるスキルや役割が異なります。
第二新卒や30代前半までなら基本的な業務スキルや成長意欲がある人が求められますが、
30代後半や40代となると高い業務スキルや専門性の高い知識・ノウハウ、経験などが評価に大きく関わってくるでしょう。
ただ、中途採用では即戦力を求める企業が多くなるため、年齢よりもスキルや経験を重視する傾向にあります。
Q2:資格を取得してから転職した方がいい?
A.希望する仕事で必須の資格がある場合や、専門性の高さの証明になる資格は、取得後の方が有利になります。
しかし、資格よりも実務経験や実績も考慮されるため、必ずしも資格取得後が良いとは限りません。
Q3:転職活動の開始時期は在職中がベスト?
A.基本的に、転職活動は在職中にスタートさせるのが望ましいでしょう。
退職後に始めると、無収入の期間が長く続くため、経済的な不安と焦りから転職できてもミスマッチが起こる可能性があります。
転職活動に苦戦してしまえば選考でも不利になる可能性があるため、やむを得ない事情がない限りは在職中に開始してください。
Q4:昇給・昇進してから転職した方がいい?
A.企業が採用した人の給与額を決定する際には、前職の給与額が考慮されるのが一般的です。
昇進した場合は給与がアップするケースが多いため、その後に転職した方が給与面では満足のいく結果になるでしょう。
しかし、転職は時間を重ねれは重ねるほどチャンスも少なくなっていきます。
また、昇進後は忙しくなりすぐに退職するのが難しくなるケースもあるため、タイミングを見誤らないことが大切です。
転職を成功させるには、どのような目的を持って転職しようと考えているかが1つのポイントになります。
転職者が多くなる時期は1年で複数回訪れますが、自分にとって最適なタイミングかどうか見極めることも大切です。
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