こんにちは!ヴェルサスのブログ担当です。
転職活動における面接では、答えにくい質問をされることも少なくありません。
前職の退職理由などはある程度想定できますが、時には「仕事と何の関係が?」というような質問をされることもあるでしょう。
今回は、面接官が答えにくい質問をする理由を解説するとともに、答えにくい質問とその回答例をご紹介していきます。
面接で答えにくい質問をされても、慌てずスムーズに回答できるよう、ぜひチェックしてみてください。
■答えにくい質問をする理由
面接官が答えにくい質問をするのには、「人柄や熱意をより深く掘り下げるため」と「瞬発力や柔軟性を見極めるため」という大きな理由があります。
例えば、転職回数が多い人に対して「転職回数が多いのはなぜですか?」という質問をすることがあります。
この場合、転職回数が多いという指摘を謙虚に受け止められるか、それぞれの転職理由には一貫性があるか、組織への適応力に問題はないか、などを確認しています。
また、一見仕事に無関係のように思える質問でよくあるのが「自分を動物(または植物)に例えると何ですか?」といったものです。
これは決まった答えを求めているのではなく、その場で瞬時に考え出した答えを、納得のいく理論や説明で補足できるかどうかを確かめているのです。
いずれも採用を判断する上で貴重な材料となるので、落ち着いてしっかり答えていくことが大切です。
■実際にある答えにくい質問と回答例
ここからは、面接で実際にある答えにくい質問とその回答例をご紹介していきます。
質問によって面接官が何を確認しようとしているのかも解説しているので、参考にしてみてください。
・「転職回数が多いのはなぜですか」
先でも触れたように、この質問は転職回数が多いという指摘の受け止め方、それぞれの転職理由には一貫性があるか、新しい組織への適応力などがチェックされます。
【回答例】
「転職回数が多いのはご指摘の通りと受け止めています。
これまで、キャリアアップを目指す上で、より成長性のある企業で責任のある仕事がしたいと思い転職をしてきました。
今回の転職は、年齢的にも最後だと決意しています。
採用していただいた際には、今まで以上に業務へ真摯に取り組んで成果を出し、ゆくゆくは管理職に携われることを目指して、貴社に貢献していきたいと考えています。」
・「あなたの短所を教えてください」
短所について尋ねる理由は、自分を客観的に捉えることができ、また改善に向けた努力をしているかを確認するためです。
【回答例】
「少々マイペースなところがあり、物事に集中しすぎると、時間を忘れて没頭してしまうところです。
そのため仕事では、あらかじめひとつの業務に割く時間を決めたり、先にスケジュールを確認したりしてから取り掛かったりするなどの工夫をしています。」
・「未経験の職種に応募したのはなぜですか」
未経験の職種に本気で取り組む意思があるか、また未経験の仕事に対してどれだけ理解が進んでいるのかを知りたがっています。
必要な資格取得に励んでいることや、前職から活かせる経験があることをアピールしましょう。
【回答例】
「経理の仕事は未経験ですが、前職では営業事務をしており、営業部全体の進捗状況や売上げに関する情報を集約していました。
その中で、企業内の売上管理に非常に興味が湧き、今後は経理としてのキャリアを積みたいと考え、日商簿記2級を取得しました。
前職で培ったデータ活用の経験を活かし、経理として責任感を持って貴社に貢献していきたいと思いますので、よろしくお願いします。」
・「あなたを動物に例えると何ですか」
この質問の意図は、自分の性格や強みを客観的にどう見ているのか知ろうとしています。
動物から考えるよりも、自分のアピールポイントから考えると、答えやすくなります。
【回答例】
「自分を動物に例えると猫で、理由は周りの意見に流されにくいからです。
特にSNS上の真偽が定かでない情報は、安易に信じないように気を付けています。
仕事では周囲の意見に同調するだけでなく、自分なりに考えた上で適切な判断をし、行動に移せるよう努めていきます。」
・「100万円をもらったら何に使いますか」
主に人柄や価値観をチェックするための質問です。
100万円の使い道と共に、その理由もセットで答えるようにしてください。
【回答例】
「家族で貸し切りプランの旅行に行きたいです。
家族には普段から助けられており、今回の転職についても理解してサポートしてくれたので、その恩返しをしたいです。」
■質問に答えられなかったら不合格?答えに詰まった時の対処法
いくら面接対策を行っていても想定外の質問をされると、うまく答えられなかったり、答えに詰まったりすることもあるでしょう。
思うような回答ができず、「自分は不合格かもしれない」と不安になってしまうかもしれません。
しかし、うまく答えられなかったからといって、すぐに不合格が決まるとは限りません。
なぜなら質問に対する答えだけが面接の目的ではないためです。
基本的なビジネスマナーは身に付いているか、社風に合った人柄か、仕事への熱意はあるかなどを総合的に見て判断しています。
そのため、回答に不安があったとしても、マナーや言葉遣い、誠実さなど、他の部分でポイントを稼ぐつもりで面接に挑みましょう。
とはいえ、想定外の質問に対する答えが思い浮かばないからといって、黙ってしまったり、すぐに「わかりません」と答えたりするのはNGです。
瞬時に回答が思い浮かばない時は「少々考える時間を頂いてもよろしいですか」と一言伝えると、印象を下げることなく考える時間をもらえます。
また、質問内容が不明瞭な場合は質問を復唱したり、質問の意図を確認したりすると、的外れの回答を避けられるでしょう。
転職活動中の面接では、あらかじめ予想できる一般的な質問だけでなく、驚くような質問をされることもあります。
想定外の質問にも落ち着いて応えられるよう、今回ご紹介した質問と回答例を参考にしつつ、しっかりと面接に備えておきましょう。
ヴェルサスでは専任のアドバイザーが応募書類の作成から面接対策まで、手厚くサポートをしています。
面接での受け答えに不安を感じている方も、お気軽にヴェルサスへご相談ください。