こんにちは!ヴェルサスのブログ担当です。
一度は辞めたものの、「やっぱり前の会社が良かった」「やむを得ない事情で辞めたが、できればもう一度働きたい」などの理由から、以前の会社に再入社したいと考える方もいるでしょう。
しかし、一度辞めた会社に再び戻ることは可能なのでしょうか?
今回は、前の会社に出戻りを希望する方へ向けて、押さえておきたいポイントや注意点を解説します。
■再雇用制度のある企業なら可能!
企業の中には、「再雇用制度」を設けているところもあります。
まずは、再雇用制度とはどのようなものなのか、詳しく解説していきましょう。
・再雇用制度とは?
一般的に、再雇用制度といえば、60歳で定年退職した方をこれまでとは違う雇用形態で、再雇用することを指します。
しかし、中には「カムバック採用」「ジョブ・リターン」「再採用」などの名称をつけ、一度退職した社員の受け入れを行っている企業もあります。
こうした再雇用制度を設けている企業では、定年退職した方だけでなく、転職や結婚、育児などを理由に退職した方を受け入れています。
・企業が退職者を受け入れるメリットとは
一度何らかの理由により退職した方を受け入れることは、企業にとっても以下のメリットがあります。
・人柄やスキルがわかっている
・即戦力として活躍が期待できる
・採用コストを抑えられる
・教育コストを抑え、人材不足を補える
・他社で培ったスキルやノウハウが期待できる
以前の会社で再び働きたいと考えている方は、退職者の再雇用制度があるか確認してみるのも良いでしょう。
・すべての退職者を受け入れているわけではない!
退職者の中には、出産や育児、パートナーの転勤や家族の介護など、やむを得ない事情で退職した人もいます。
再雇用制度はこうした何らかの事情がある方を対象としていることも多いです。
再雇用制度を利用する際は、誰でも受け入れている訳ではないことを理解しておきましょう。
再雇用してもらえるかどうかは、上司や同僚との関係も良く、円満退社だったかが重要です。
■出戻りに向けて確認しておきたいポイント
前の会社に出戻りたいと思っても、どのように行動すれば良いのかわからず、悩んでいる方もいるでしょう。
ここでは、出戻りに向けてやるべきことや確認しておきたいポイントをご紹介します。
・元同僚や上司に職場の状況を聞く
前の会社の同僚や上司とつながりがあり、「また一緒に働こう」「戻っておいで」と声をかけられることがあります。
しかし、いくら上司や同僚がそう言ってくれたとしても、必ずしも戻れるとは限りません。
特に声をかけてもらってから時間が経っている場合、新たに人員を補充したり、業務内容に変更があったりするなど、受け入れが難しくなっている可能性があります。
出戻りを検討する際は、現時点で受け入れ可能かどうか、職場の状況を確認しておきましょう。
・戻りたい理由を明確にする
以前働いており、人柄やスキルをある程度知っているとはいえ、再入社するには改めて選考が行われます。
なぜ戻りたいかはもちろん、以前辞めた理由も追及される可能性があるため、説得できるよう戻りたい理由を明確にしておきましょう。
納得を得やすいのは「他の会社で働いたことで、この会社の良さを実感した」という理由です。
しかし、前の会社の良い部分を伝えようとするあまり、転職先の不満や批判を口にすると悪印象につながる恐れがあるため注意してください。
■出戻りする際の注意点
最後に、出戻りする際の注意点を解説します。
出戻りしたからといって、必ずしも以前と同じ環境で同じように働けるわけではないことを理解しておきましょう。
・以前と同じ待遇や業務内容とは限らない
出戻りできたからといって、以前と同じ待遇や業務内容とは限りません。
例えば、既に人員補充をしている場合、違う部署や業務内容であれば受け入れ可能ということもあります。
もしも出戻りを検討した理由が「前の会社は給料が良かった」「ポジションが良かった」などの場合、再入社したとしても不満が解消されない可能性があるため注意が必要です。
また、一度辞めていることから適用される給与体系が変わり、思っていたよりも年収が低くなることもあります。
出戻りでは、全く違う部署やポジションに配置されたり、待遇が変わっていたりすることもあると理解しておきましょう。
・歓迎されるとは限らない
前回の辞め方によっては、必ずしも歓迎されるとは限らず、「またすぐに辞めるのでは?」「一度辞めたくせに」など、ネガティブな印象を持たれる可能性があります。
また、以前は部下だった方のポジションが自分より上になっていることもあります。
それにも関わらず、以前と同じような扱いをした場合、反感を買う恐れがあります。
出戻りする際は、現在の社内の状況をしっかり把握した上で判断することが大切です。
・今働いている会社にも誠実な対応を心掛ける
すぐに辞めたいからといって、忙しい時期に一方的に辞めたり、引継ぎをまともにしなかったりと無責任な対応をした場合、巡り巡って以前の会社の方へあなたの話が伝わるかもしれません。
そうなれば、あなたの評判は落ち、たとえ前の会社に出戻りできたとしても居心地の悪い想いをする可能性があるので要注意です。
また、以前の会社に戻りたいと考えているように、もしかしたら今の会社にも戻りたいと感じる日が来るかもしれません。
しかし、退職時に不誠実な対応をしていれば、受け入れてもらえることはないでしょう。
退職する際は「また一緒に働きたい」と思ってもらえるよう、最後まで自分の仕事に責任を持つことや、同僚や上司との関係を大切にしてください。
今回は、以前勤めていた会社に出戻りを検討している方に向けて、事前に確認しておきたいポイントや注意点を解説しました。
働いている時は不満を感じていても、一度離れることで魅力に気付くこともあります。
「また以前の会社で働きたい」と思った時は、今回紹介した内容を参考に、出戻り可能かどうかを判断してから行動に移しましょう。
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