こんにちは!ヴェルサスのブログ担当です。
最近特に重要視されるようになった「テクニカルスキル」ですが、テクニカルスキルが具体的にどういったものか知らない方もいるでしょう。
テクニカルスキルとは、マネージャーなどのポジションに就くために欠かせないスキルの1つです。
高いテクニカルスキルを持っていれば、転職活動でも有利に働きます。
今回は、テクニカルスキルの必要性やメリットについてご紹介しましょう。
■テクニカルスキルって必要?
テクニカルスキルとは、業務の遂行に必要不可欠な知識や技術、能力をどれだけ持っているかを表す言葉です。
テクニカルスキルを提唱したのは、ハーバード大学の経営学者であるロバート・カッツ氏です。
ロバート・カッツ氏は、このスキルがマネージャーなどの管理者になくてはならないものであると広め、世界中でも注目されています。
業務の遂行に必要なスキルは業種によって異なります。
テクニカルスキルを向上させるには、より専門的な知識や技術を身に付けていくことが大切です。
■テクニカルスキルと混同されるスキルについて
テクニカルスキルと混同されやすいスキルとして、ヒューマンスキルとコンセプチュアルスキルがあります。
それぞれどういったスキルで、テクニカルスキルとどのような共通点や違いがあるのか解説していきましょう。
・ヒューマンスキル
良好な人間関係を築いていくために必要なスキルです。
コミュニケーションを円滑に取れることから、仕事をスムーズに進めることができるため、ヒューマンスキルが高い人は重宝されます。
テクニカルスキルと同様、マネジメント層が持っていなければならないスキルですが、知識や技術がなくてもヒューマンスキルが高い人は存在します。
・コンセプチュアルスキル
物事の本質を見極め、可能性を引き出すスキルをコンセプチュアルスキルと言います。
日本のビジネスシーンで使われる「概念化能力」と同様に、物事を理論的、そして創造的に考え、問題を解決していく力がそう呼ばれています。
コンセプチュアルスキルが高い人は、作業効率を重視している、対応力が高いといった共通点があることも特徴です。
■テクニカルスキルは3つの種類に分けられる
テクニカルスキルは大まかに3種類に分けることが可能です。
・汎用スキル
汎用スキルは部署や職種に関わらず、どのような場所でも役に立つスキルのことを指します。
テクニカルスキルの基礎であり、社会人の基礎とも言えるのが汎用スキルです。
例えば、パソコンスキルや文書作成能力、語学力も汎用スキルの1つです。
姿勢的な面で言えば、几帳面・真面目・積極性といった部分も汎用スキルに含まれます。
・専門スキル
高い専門性を持つことを指す専門スキルは、専門性の高い業務を行う時に必要です。
職種によっては活かせる場が限定されているものの、希少価値が高く、なくてはならない存在にもなり得ます。
専門スキルの例としては、コーチングやプレゼンテーション、経理処理や保険制度についての知識などです。
・特化スキル
特化スキルは、汎用スキルと専門スキルに比べてさらに高度なテクニカルスキルのことを言います。
専門性を極めた人材が持っているスキルで、保有している人材が少ないという点も特徴です。
特化スキルの高い人が多いほど企業の優位性が上がるため、特化スキルを持った人は転職でも非常に有利になります。
■テクニカルスキルを身に付けて得られるメリットとは?
テクニカルスキルは転職活動で有利になるほか、様々なメリットが得られます。
・希少価値の高い人材になれる
テクニカルスキルを持っている人材は希少価値が高く、多くの企業が求めているため、転職で有利です。
しかし、特化スキルによっては特定の場所でしか能力が活かせないために、扱いにくい人材として見られることもあります。
汎用性が高いテクニカルスキルは、マネジメント能力や情報収集能力、市場理解や分析力などです。
・年収アップが狙える
高いテクニカルスキルを身に付ければ、年収アップも見込めます。
特に転職では、テクニカルスキルを持っていることによって給与の相談もしやすくなるでしょう。
転職の面接で希望給与を伝える時にテクニカルスキルをアピールしながら、希望年収に妥当性を持たせるのがポイントです。
・キャリアアップが叶う
テクニカルスキルは、企業の目標達成のために社員やスタッフを育成したり、管理業務を行ったりするマネージャークラスの層に求められるスキルです。
そのため、テクニカルスキルを身に付ければ、キャリアアップを成功させることができる可能性が高まります。
現職で満足していない場合は、キャリアアップ転職も選択肢になります。
・成果主義でも評価される
在宅勤務が増えたことから、今後もさらなるテレワークの導入が増えると考えられます。
その結果、評価方法を成果主義にせざるを得なくなっているのが現状です。
在宅勤務では、一生懸命取り組んでいる姿や諦めない姿勢などが見えづらく、どうしても成果での評価になってしまいます。
テクニカルスキルが高い人は、当然実力があるため、成果もどんどん出していきます。
成果主義の企業が増えつつある現在では、テクニカルスキルが高い人は評価されやすい傾向にあるのです。
■テクニカルスキルをアピールするには?
転職活動でテクニカルスキルをアピールする時は、より具体的な数字・業務などを伝えるのが大切です。
では、どのようなことをアピールすれば良いのでしょうか?
・専門職で働いた経歴について
アピールするテクニカルスキルに信憑性を持たせるには、まず専門職で働いた経歴について伝える必要があります。
テクニカルスキルは、能力だけでなく、どれだけその職務を経験してきたかによって内容がかなり違ってきます。
能力と経験をバランスよく持っている人は、市場価値が高いと評価されやすいです。
・どのような資格を持っているのか
テクニカルスキルをアピールする時は、保有している資格も役に立ちます。
保有資格の多さだけでなく、難易度や現職でどれだけ活用してきたかなどは、企業にとって重要な判断材料となるのです。
保有資格について聞かれた時に対応できるよう、保有している資格をどのように活かしてきたのか整理しておくことをおすすめします。
・今まで出してきた成果について
テクニカルスキルを活かして、どのような成果を出してきたのかを伝えるのは、テクニカルスキルをアピールする上で最も重要な項目になります。
特に即戦力になれるようなアピールは企業へ好印象を与えられます。
できるだけ出してきた成果を具体的に伝えられるよう、今まで行ってきた業務について洗い出しておくと良いでしょう。
今回は、テクニカルスキルについて詳しくご紹介しました。
テクニカルスキルを持っていると転職で有利になるほか、企業選びの幅が広がるため、より満足のいく転職活動になりやすいです。
しかし、テクニカルスキルは経験も重要で、すぐに身に付けられるものではありません。
ヴェルサスでは、テクニカルスキルが活かせる求人だけでなく、ヒューマンスキルやコンセプチュアルスキルが活かせる求人も多く取り扱っています。
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