こんにちは!ヴェルサスのブログ担当です。
転職活動や面接対策をしている中で、「ネガティブチェック」という言葉を目にしたことはありませんか?
言葉から何となくイメージができるので、深く調べず自己流で面接に臨まれている方も多いでしょう。
しかし、ネガティブチェックを理解していないと、面接で失敗につながる可能性が高いのも事実です。
今回はネガティブチェックについて解説し、面接で落とされない答え方についてもご紹介します。
これから面接に臨まれる方、転職活動を成功させたい方はぜひ参考にしてください。
■ネガティブチェックとは?
ネガティブチェックとは、文章の校正など就職や面接以外にもされており、日々、様々な場面で使われています。
例えば、今書いているブログの記事も、読者に不快な思いを抱かせていないか、否定的な文章がないかなどネガティブチェックされているのです。
面接で使われるネガティブチェックでは、その人の持っている弱みや欠点、短所などを応募書類から事前に調べ、確認する作業を指します。
書類だけでは読み取れない部分を、答えにくい質問を投げかけたりして反応を見ます。
ネガティブチェックを通して、応募者の適応能力や協調性を確認し、会社に適応できるかの判断基準にします。
事前にネガティブチェックの対策をしていないと、答えにくい質問に焦ってしまったり、何を言っているのかわからなくなったりするなど、せっかくの面接を無駄にしてしまう可能性があるので注意しましょう。
■ネガティブチェックが取り入れられている理由
面接でネガティブチェックが取り入れられている背景には、第一に自社と適性がある人材か判断したいという思いがあります。
せっかく採用しても、会社とミスマッチする人材を入れてしまっては無駄になるからです。
グループ面接では、他者への傾聴力や協調性、コミュニケーションの取り方などを見て、会社にとってマイナス要因にならないか判別されていると言って良いでしょう。
入社後にトラブルを起こしたり、会社に適応できなかったりと早期退職を防ぐ効果もあるので、多くの会社でネガティブチェックが取り入れられているのです。
■ネガティブチェックでは、ここが見られています!
事前にネガティブチェック対策をしていれば、対応に困らず、質問にも落ち着いて応えられるでしょう。
ネガティブチェックは、本来、候補者の短所や欠点、ミスを引き出すために行われているわけではありません。
入社後に、会社にうまく馴染めていけるか、取引先で致命的なミスを犯してしまう可能性はないかなどを確認するためにおこなわれている点を理解しておきましょう。
ここでは、採用段階で行われる代表的なネガティブチェックを5つ紹介します。
・身だしなみやにおいなどの清潔感
自身の中身や経歴、応募書類に自信があっても、やはり見た目からくる第一印象は大切です。
清潔感のない印象はマイナスのイメージがつきやすく、志望職種に見合わない服装の場合はTPOをわきまえていないとされ、マイナス評価につながります。
シャツやスーツにシミやシワがないか、サイズは合っているのかを確認し、不安な場合はスーツを新調すると良いでしょう。
また、自分にとっては普通でもセットされていない長い髪など採用担当者からは不潔に見える場合もあります。
面接に臨む際は、髪型やひげがきちんと整っているかのチェックもしておきましょう。
身だしなみ以外では、においについても意識が必要です。
女性なら、香水や強い柔軟剤、男性だったらタバコの臭いが該当します。
身だしなみ、においともに社会人として不快感を与えないよう心掛けましょう。
・振る舞い方(言葉遣い・話し方・表情・姿勢)
友達と話すような口調や、語尾が伸びた話し方は避けましょう。
敬語や丁寧語など言葉遣いもチェックされています。
表情や声の大きさ、滑舌なども印象を左右するので意識しておきましょう。
面接の際は、姿勢を正し、面接官の目を見て、質問内容と答えが適切かを考え言葉にしていきます。
ゆっくり焦らず落ち着いた対応が良いでしょう。
・時間に対する意識
面接の開始時間に遅れたり、予定された日時で連絡が取れなかったりすると、時間にルーズな印象を与え、評価は下がります。
受付に早く到着しておくなど、余裕を持った行動を心がけましょう。
また、面接時の回答が毎回やたら長い、グループ面接で時間を気にせず自分ばかり話すといった行為も、時間意識が欠如していると捉えられてしまいます。
・社会常識はあるのか
転職者はある程度社会人経験があるとみなされて、面接を受けることになります。
常識的なマナーやモラルが備わっていないと判断されればマイナスの評価につながるでしょう。
礼儀をわきまえているのか、倫理観を持って仕事に臨めるのかなど、基本的な人間性についても見られています。
・ストレスに強いか
ストレス耐性チェックは、多くの業種で取り入れられている印象です。
適性検査を実施する企業では、候補者がどのストレスに強いかなどタイプ別に調べられ実践的に活用できます。
面接の場合では、答えにくい質問をしたり、面接官があなたに全く興味のない素振りを続けたり、威圧的だったり、大袈裟に言うと圧迫面接に近い状態で候補者の様子を観察します。
このように、多方面からネガティブチェックは行われています。
もし、面接でネガティブチェックがされていると感じても、落ち着いて対応しましょう。
■ネガティブチェックで評価を落とさない方法
ネガティブチェックが理解できた上で、ネガティブチェックでよく使われる質問を確認しましょう。
適切な対応や回答を知れば、ネガティブチェックでの失敗を避けられます。
【よくある質問】
・転職理由を聞かせてください。
・あなたの短所について教えてください。
・トラブルが発生した場合、今までどのように対応してきましたか?
・ストレス耐性は持ち合わせていますか?
・転職回数が多いですが理由は何ですか?
・希望の年収はありますか? など
すぐにパッと答えられない質問が多い傾向にあります。
これに適した回答・対応で重要なのは「ネガティブなワードや回答は避け、ポジティブな意見に変換する」ことです。
【対処方法例】
・転職理由は、不満からではなく、より良い環境で働きたいなど前向きな言葉を使う
・短所はただ述べるだけでなく、自己理解して対処法を併せて伝える
・転職回数については、採用側は早期の退職を懸念しているので、この会社が最後の転職だとわかるような回答にする
・現在の年収や希望年収を聞かれた場合は、正直に答える。希望の金額がわからない場合は、求人で提示されている金額の範囲内で答えておくと良い
準備してきた内容と異なる質問をされたとしても、落ち着いてポジティブな回答をするよう心掛けましょう。
今回、転職活動をネガティブチェックで無駄にしないために、ネガティブチェックについて詳しく解説しました。
ネガティブチェックがどうして行われているのか、採用者側の気持ちを理解していれば、ある程度落ち着いて面接に臨めるでしょう。
対処法を理解していても、転職活動や面接対応など自分の力だけでは不安という方はヴェルサスにご相談ください。
ヴェルサスは経験豊富なアドバイザーが在籍しており、転職活動をトータルでサポートいたします。